最近話題の「中学受験」。
都市部の公立小学校では、中学受験をする子供の割合の方が多い学校もよく見受けられます。クラスの大半が、中学年あたりから進学塾に通い、やがて私立の中学に入学するという構図なのです。 受験は中・高生になってから、という考え方は、今や過去のことなのかもしれません。
親御さんの中には、これからお子さんに中学受験をさせようか迷っている方や、現在進行形で進学塾に通ってはいるものの、思うように成績が上がらず悩んでいる方などがいらっしゃると思います。それでは、中学受験を成功させるポイントをいくつかご紹介していきます。
今日のポイント★
受験勉強のスタートはなるべく早めに!
受験勉強はいつから始めるものなの?というご質問がよくあります。一概には言えませんが、「早ければ早いほど有利」であることは確かです。
一般的には、
・小学3年生以下(低学年)からのスタート → 早い
・小学4年生からのスタート → 普通
・小学5年生以降からのスタート → 遅い
といわれています。
ここでのスタートとは、私立受験用の進学塾に通い始めた時期を指します。親御さんやご兄弟で「中学受験の内容」を教えることができる方がいて家庭内でスタートした、ということでもよいと思います。
なぜ、早ければ早いほど有利なのかというと、理由があります。
例えば進学塾では、小学4年生で 平面図形の計算、比例、方程式(式の逆算) といったレベルの勉強をします。(比例、方程式そのものではありませんが。)これらは、内容こそ小学生に合わせていますが、難易度としては、公立中学の1年生レベルと言っても過言ではありません。大人が解こうとしても「ウ〜ン…ww」と唸ってしまう問題も沢山あります。 また、社会では都道府県名、県庁所在地名、山、川、平野の名前は 全て小学4年生で覚えることになります。
つまり、小学4年生でここまで進むわけですから、小5からスタートしてまわりに追いつくことは大変な努力が必要になるのです。
中学受験は、先取り学習の繰り返しです。受験範囲も広く、深いといえます。受験勉強をする期間が長ければ長いほど、しっかり取り組むことができ、やがてお子さんの実力となるのです。
<次回コラムに続きます:9月26日更新予定★>