第2回 オリンピックを境に「学校の授業」も変わる!?
■10年ぶりに、国の教育方針がリニューアル
マスター会員のみなさん、こんにちは!
「ヤスコ」ママです。
ちまたではリオ・オリンピックの感動もだいぶ落ち着いて、4年後の東京開催に向けた話題があふれていますよね。(個人的には、公私ともに成長した体操・内村航平クンへの胸キュンがまだ収まっていませんが……)
しかし、2020年のビッグイベントはスポーツだけではないんです!
実は子どもたちの「学校の授業」も、この年を境に変わろうとしています。今年の8月、文部科学省の特別チームが新しい「学習指導要領」の案を公表してニュースになっていましたね。
今さら聞けないけど「学習指導要領」って、いったい何だっけーー?
「学習指導要領」とは、カンタンに言うと小・中・高校などの授業内容を定めるガイドラインのようなもの。お子さんがいつも使っている教科書は、すべてこの「学習指導要領」をもとに作られ、先生もこれに従って授業を進めます。だから、子どもの成績や進路にも関わる、とても大事なものなんですね。
このガイドラインが、10年ぶりに改訂されるとのこと。今はまだ議論の最中ですが、小学校はこれから4年後の2020年度、中学校は5年後の2021年度、高校は6年後の2022年度以降を目指しているようです。
■キーワードは「国際化」「IT化」「アクティブ・ラーニング」
今のところ、改訂のキーワードは「国際化」「IT化」「アクティブ・ラーニング」。
国際化とIT化は何となくわかるけど、「アクティブ・ラーニング」という言葉にはあまり馴染みがありませんよね? これは「受け身ではなく、自発的に学ぼうとする学習の形」のことだそう。ただ言われた通りに知識を詰め込むのではなく、「学ぶ動機や過程」から大切にしていくということなんですね。
あ、そういえば! かの有名な発明王トーマス・エジソンも、アクティブ・ラーニングの経験者でした。実は、エジソンの小学生時代は、「なぜ?どうして?」という好奇心が強すぎて、学校の授業を妨害してしまうほどだったとか。だから元教師である彼の母親が、先生の代わりとなって「彼の知りたいことを学ばせる」授業を自宅で行ったそうなんですね。いわば家庭教師ということになりますが、そのサポートがエジソンの才能の芽を育んだということは想像に難くありません。
まぁ、こういったエッセンスを今の日本の学校で取り入れていくには、たくさんの課題があると思いますが――。
でも、ヤスコ個人的には、「今まで暗記や知識の詰め込みが苦手だった子も、これからは授業で花ひらくことがあったり、勉強が楽しくなったりする」 そんなことが起きればいいなと期待しています!
じゃあ、具体的に何が変わるのか?
次回は、小・中・高校に分けて、ざっくりとしたポイントを解説しちゃいますよ! あなたのお子さんが該当するのはどこですか? お見逃しなく!