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【第15回】ついうっかり勉強しちゃう!? ゲーム感覚で遊べる「学習アプリ」(後編)

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第15回 ついうっかり勉強しちゃう!? ゲーム感覚で遊べる「学習アプリ」(後編)

みなさん、こんにちは! ヤスコです。
さて、本日ご紹介するのは、テスト対策や受験勉強にピッタリの「超」実用アプリ。

こんなことを言うと「おばさん発言」と笑われそうですが、本当に今の子どもは恵まれていますよね~。だって、わたしたちの頃のテスト勉強は、ひたすらにアナログだった気がするんですもの。とにかく書いて覚える「1000本ノック戦法」や、まるで鍵の束のように単語カードをじゃらじゃら持ち歩く「マンション管理人戦法」など、それぞれが自分なりのワザを駆使していましたよね。

当然、今もこのような暗記法は健在ですが、ここにスマホのツールが加わったことで、学習の世界は新たなステージに移行しました。ポイントは、①手ぶらでも ②楽しみながら ③スキマ時間 に勉強できるという手軽さ。それは勉強が嫌いな子どもたちにこそ、ピッタリなのかもしれません。

まずは、小学生から楽しめるアプリの紹介です。

■小4で暗記する47都道府県がジグソーパズルに

日本の都道府県の暗記、子ども心に「がんばって覚えた」という記憶をお持ちの方も多いのではないでしょうか? 空欄になった日本地図に、都道府県名を入れていく小テストなどもありましたね。

『あそんでまなべる 日本地図パズル』(デベロッパー:Digital Gene)は、都道府県の形がジグソーパズルのピースになっていて、指先のスワイプ操作でパズルを完成することができます。タイムを計ることができ、エキスパートモードでは都道府県名を伏せて遊ぶこともできるので、ゲーム性もたっぷり。テトリスやツムツムなどのパズルゲームが好きな子にも、合いそうです。

日本をクリアしたら、別バージョンの「世界地図パズル」で国名を制覇してみましょう。また、学校のテストにはあまり出ませんが、戦国武将や歴史ゲームが好きな子は「旧国名パズル」も楽しそうです。ヤスコは、小5の娘に日本地図のタイムレース挑んでみようかしら。万が一負けてしまったら……、キャー! 親の威厳が保てない! 事前特訓は必須ですね(笑)

■中学の定期テストや受験勉強の「気晴らしツール」として

「勉強しなくちゃいけないのはわかっているけど、どうしても机に向う気がしない」「移動時間や待ち時間に、ヒマつぶしがほしい」というときは、とりあえずスマホゲームで学習するのもありかもしれません。

「あぁ~、また遊んでしまった!」という後悔もなければ、「本当は勉強しなきゃならないのに…」という焦りも軽減するはずです。

そんな補助的なツールとして、ヤスコが目を付けているのは、『ビノバ中学生』シリーズ(funspire, Inc.)。中学生の子どもたちが、受験勉強や定期テストのための勉強や暗記を「無料で」「効率的に」行えるように開発されたそうです。地理、歴史、理科、古文など、教科ごとにアプリがそろっているので、好きな教科をチョイスできるのがうれしいですね。

四択クイズに答えて、モンスターを集められる「お楽しみ要素」もしっかり用意されていますよ。

な~んて話を息子と夫に話したら、さっきから二人してアプリ検索に夢中。
息子「見て見て、『松本人志の俺の覚えたい外国語100~英語編~』っての面白そうじゃない?」
夫「おお、オレも見たいから入れてみろ。――って、ギターのコードを覚えるアプリもあるのか! 昔挫折したギター、まだ押入れにあったよな…」

あぁ~、夫に任せたのが失敗でした(苦笑)
こんなとき頼りになるのが、息子の家庭教師・Sくん。現役の大学生だし、ゲームも相当詳しいって言っていたし、ちょっと相談に乗ってもらおうかな!?

※インストールは規約をよく読んだ上で実行を。そしてテレビゲームと同じく、やり過ぎにはご注意くださいね!

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【第1回】はじめまして、「ヤスコ」です
【第2回】オリンピックを境に「学校の授業」も変わる!?
【第3回】オリンピックを境に「学校の授業」も変わる!?(後編)
【第4回】東大を受験したロボットが、人間に勝てなかった「能力」って?
【第5回】東大を受験したロボットが、人間に勝てなかった「能力」って?(続編)
【第6回】一年のスタート、子どものやる気を引き出す「子ども手帳」はいかが?
【第7回】冬から増える「進路の悩み」への処方箋
【第8回】みんなの給食メニューを「民主主義」で決める!?
【第9回】学校授業、バージョンアップの詳細がついに明らかに!(前編)
【第10回】学校授業、バージョンアップの詳細がついに明らかに!(後編)
【第11回】春のお出かけで、子どもの「教科書アレルギー」を撃退!?
【第12回】新学期、オトナの本棚に「あえて」置きたい一冊
【第13回】小6の男子が考えた「分数ものさし」で、苦手な分数を一発攻略!
【第14回】ついうっかり勉強しちゃう!? ゲーム感覚で遊べる「学習アプリ」(前編)
【第15回】ついうっかり勉強しちゃう!? ゲーム感覚で遊べる「学習アプリ」(後編)
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【第14回】ついうっかり勉強しちゃう!? ゲーム感覚で遊べる「学習アプリ」(前編)

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第14回 ついうっかり勉強しちゃう!? ゲーム感覚で遊べる「学習アプリ」(前編)

みなさん、こんにちは!
家族との連絡やレシピ検索、お天気情報など、いつもスマートフォンが手離せないヤスコです。

突然ですが、みなさんはお子さんにスマートフォン(以下スマホ)を持たせていますか? 内閣府の調査によると、平成28年度の小学生のスマホ所有・利用率は27.0%、中学生は51.7%、高校生は94.8%。小中学生においては、2年前と比べると約10%もの急増ぶりなんです。今やランドセル用の携帯ケースも販売される時代ですから、賛否両論あれど、クラス全員がスマホユーザーになる日も近いかもしれませんね。

そして、スマホを持つと、子どもたちがやりたがるのが「ゲーム」。これはもう彼らの生物学上の性みたいなものですから、ある程度は仕方ありません。でもどうせなら、時間の浪費ではなく、何か役に立つもの……欲を言えば「勉強」のためになってくれるものが希望なんですよねぇ。

そんなわけで、ヤスコも探してみましたよ。エンターテイメントあふれる学習アプリの数々。やはり暗記要素が多い「英語」や「社会」などが充実していますね。ゲームや絵柄のクオリティが高いのも結構あって、受験生の気分転換や時間つぶしにも一役買ってくれそうです。

まずは、2020年以降に小学校での必修化も話題となっている「英語」からスタートしてみましょう!

■ポケモンやドラクエ好きにおススメの「RPG冒険ゲーム」

英単語クイズやリスニング問題をクリアすると、モンスターをゲットできる『English Monsters(イングリッシュマスターズ)』(無料)。凝ったビジュアルと作り込まれた世界観の中でキャラクターが成長して……と、まるでポケモンのような感覚で遊べる英語学習アプリです。

また、武器や防具、アイテムやスキルを入手したり、課題達成(クエスト)を楽しむ要素も充実。小学校時代にドラゴンクエストにハマったヤスコとしても、かなり興味をそそられますね。

なーんて、本格的なロールプレイングゲームぶりに感心してしたら、なるほど、2016年には注目ゲームの見本市「東京ゲームショウ」にも出展されていたとのことでした。

高いエンタメ性を持ちながら、学校推薦数No1『エースクラウン英和辞典』とのコラボや、3000以上の日常会話・実用フレーズを登録しており、 TOEIC頻出単語使用など、実用性も兼ね備えています。

■ポケモンやドラクエ好きにおススメの「RPG冒険ゲーム」

さて一方、こちらは「ゆるキャラ」が集まる平和な学園が舞台の『えいぽんたん!』(株式会社ドリコム)。プレイヤーが英語を学習することで、生徒たちが成長し卒業できるようになります。

かわいいキャラクターたちにおやつをあげたり、デコレーションしたりという育成の楽しさもあいまって、累計230万ダウンロードを突破した人気ゲームですが、昨年にはついに『えいぽんたん for students』が登場。学生に特化し、小学生から高校生までに必要な英単語がさらにきちんと学べるようになりました。

このアプリの特徴は、最初に行う実力診断や解答データの積み重ねで、「今の自分」にピッタリの問題を出してくれること。また、オンライン上で友だちや仲間と競い合ったり、協力してゲームを進めることもできるので、モチベーションの維持にもつながります。

どちらもiPhoneやAndroidのどちらにも対応しているようです。機種との相性や条件もありますので、ご検討の際は、各社のホームページで詳細をよく読んでみてくださいね。

さて、次回の後編では、地理や公民など「社会」に特化したアプリもご紹介しますよ。お楽しみに!

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【第2回】オリンピックを境に「学校の授業」も変わる!?
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【第13回】小6の男子が考えた「分数ものさし」で、苦手な分数を一発攻略!

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第13回 小6の男子が考えた「分数ものさし」で、苦手な分数を一発攻略!

みなさん、こんにちは! ヤスコです。
今日は算数&数学ギライな子を悩ます「分数」が、あっという間に攻略できそうなアイデア教材のニュースです。(3月30日付中日新聞、4月3日付朝日新聞デジタル)

その名も「分数ものさし」。静岡県浜松市の小学校に通う山本賢一朗くん(6年生※当時)が、自分の経験をもとに「友だちにもわかりやすく教えてあげたい」と発案したもので、長さ12cmのものさしに5列の目盛りが付き、分母の違う分数が配列されています。

ものさしのイメージは、こんな感じ。

分数のイメージ

まさに目からウロコ! これなら異なる分母でも、大きさを理解するのがとてもカンタンですね。例えば、「3分の2」と「2分の1」のどちらが大きいかも感覚で判断できますし、「4分の2」と「6分の3」が同じ値だということも一目瞭然。そしてこのアイデアは、静岡大学教育学部の准教授に賞賛され、実際の教材化に向けて開発が進められているそうです。

実は、「分数ものさし」の威力はこれだけではありません。多くの子どもたちがつまずいてしまう「あの計算ルール」も、感覚で理解することができるのです。

■「6分の1」÷「2分の1」の解き方、本当に説明できますか?

「あの計算ルール」とは、割り算のやり方です。(みなさんも昔のことを思い出して、一緒に頭の体操にトライしてみましょう!)

例えば、「6分の1」÷「2分の1」という計算式を解くとします。セオリーでは、割る方の分母&分子をひっくり返して、「1分の2」をかけることになっていましたよね。いわゆる「逆数をかける」というステップです。

分数のイメージ

これは小学6年生で習うものですが、「どうして逆数にしなければならないか」が理解できず、その先に進めない子がとても多いのです。さらに中学生になっても引きずってしまい、他の単元に影響が出ているケースも少なくありません。

でもよく考えたら、難しいルールですよね。実は、ヤスコも息子に理由を聞かれたとき、上手く説明できませんでした。「ルールはルールなの!」と逆ギレ(汗)しちゃったりして……。もはや概念の世界となるので、学校の先生たちも苦労されているようです。

では、「分数ものさし」で見るとどうでしょうか?

分数のイメージ

まず、6分の1(割られる数)は、2分の1(割る数)の何倍かを考えるんですね。マスの数からして、1倍より少ないのはすぐにわかります。(この感覚がつかめることも大事!)
では具体的に何倍か? ものさし上で最小単位の「12分の1」を1マスと考えると、「6分の1」=2マス分、「2分の1」=6マス分ということで、「6分の2」=「3分の1」(倍)ということになります。

今はまわりくどい説明をしましたが、他のどんな割り算を試しても、分母と分子をひっくり返した逆数をかけるのと同じ値になるんですね。これを何度かくり返せば、そのうち考え込まなくてもルール通りにスムーズに計算できるはずです。

これは画期的! 今までなかったのが不思議なくらいです。教材としては、今年の夏以降のリリースを目途に準備が進められているそうですが、カンタンなものなら紙や無地の下敷きなどに描いて、すぐに家庭でもつくれそうです。「やってみたよ!」という皆さんからのご報告もお待ちしていますね!

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