日別アーカイブ: 2018年6月18日

【第41回】5人1組で「三日坊主」を撃退する「習慣化支援アプリ」

【第41回】5人1組で「三日坊主」を撃退する「習慣化支援アプリ」

突然ですが、みなさんは「毎日の習慣にしたいこと」、何かありますか?

朝、あと1時間早く起きたい
1日5分でも片づけをしておきたい
すき間時間に1つずつでも英会話のフレーズを覚えておきたい

でも…。

「習慣が人をつくる」のはわかっているけど、いつも続かないから、今はもう諦めている――。そんな方は、意外と多いのではないでしょうか?

わかります、その気持ち! わたくしヤスコの部屋にも、数回しか再生していないダイエット用DVDや、最初の1ページしか解いていない英語ドリルなどが山積みです。ああ、敗北の歴史…。

そして我が息子にも、三日坊主のDNAは受け継がれてしまったようでして。勉強の習慣がぜんぜん身に付いてくれないんです(泣)

スマホゲームには寝る間も惜しんで精を出すのに、家庭教師の先生とのカンタンな約束も守れない。その約束とは、「明日の授業でやる教科書の単元をチラッと見ておく」というものなんですが、「意味はわからなくていい、読むだけでOK」にも関わらず、カバンから教科書を取り出そうとすらしないんですよ。

親子で三日坊主、どうしたら脱出できるの!?

というわけで、今日は「新しい習慣を身につけるコツ」についてお届けしちゃいます!

■部活や仕事ならやれるのに、個人的な目標が達成できない理由

そもそも「新しい習慣」を身につけるのって、意外と大変ですよね。

時間がないから…
今はそんな気分になれない…
ちょっとぐらいサボっても、誰かに迷惑かけるわけじゃないし…

言い訳だけは、山のように見つかります(苦笑)今までの「何もしないという習慣」を崩して不慣れなことを始めるわけですから、モチベーションを保つのがすごく難しいんです。

「部活や会社の仕事は、けっこう頑張れたんだけど…」という方もいらっしゃるでしょう。その通り! 部活や仕事の場合は、仲間や関係者が「チームで目的を達成する」という共闘関係が成立していますからね。それは個人競技やフリーランスでも同様です。

何が違うかと言うと、

・チームでの目標達成は、
サボれば仲間に迷惑がかかるし、励まし合うことも、喜びを共有することもできる。
→やらないとマイナス、やるとプラスの状況になる →「やってみようかな?」

・個人的な目標達成は、
サボっても誰にも知られない、励ましてくれる相手がいない、喜びを伝えられない。
→やってもやらなくても(一時的な)状況は変わらない →「やらなくてもいいか~」

要するに、個人の場合は「自分の“なまけ心”にたった一人で立ち向かわなきゃならない」んです。それはムリです、負けます(笑) 地球上のすべての生物は「生存に直接関係しないことはサボる」ようにできているんですから。

というわけで、個人的な目標をやりとげるために、ジョギングなどのサークルに参加したり、同じ目的を持った人の勉強会・講習会などに足を運んだリすることは、かなり有効なことなんです。

――ただ、そういうサークルや勉強会には、「そこにわざわざ行く」という「習慣」がないと行けませんよね(笑)

そこで、こんなスマホアプリはいかがでしょうか? アプリを起動するだけなら、指1本。ヤスコも始めてまだ2週間ですが、休まず連続達成できています!

■50種類以上のカテゴリから、好きなチームでがんばれる「みんチャレ」

「みんチャレ」とは、匿名で集まった5人が1チームで写真やコメントを送り合い、生活習慣の改善や資格取得など、共通のテーマを「習慣化」させるためにチャレンジするアプリ。

現在、ユーザーの数はなんと30万人!
それだけ有益だということでしょう。

このアプリは、ソニーから独立起業した長坂剛社長らが開発。長坂さんは、大人も子どもも虜にした、あのプレイステーションの事業にも携わっていたそうです。開発のきっかけは、「ゲームだけではなく健康や学習で人を幸せにしたい」という想いから。昨年12月の日経新聞web版にも、仕事人として興味深いインタビューが掲載されていました。

ちなみに、ヤスコが入っているチームは
・朝6時に起きる
・ヨガやストレッチをする
・顔の筋肉を鍛えるエクササイズ
・ウオーキング
・1日1ページでもいいから読書
・50kg後半から前半を目指す

などなど。
時間的に不規則な仕事なので、運動習慣をつけたいんですね(笑)

チームのイメージとしては、LINEグループのチャットのような感じです。
たとえば、朝6時に起きるチームでは、「今日も起きれたよ!」と報告すると、チームのメンバーやAIのネコが「やったね」「大変だけど一緒にがんばろ!」などコメントやスタンプを送ってくれます。

同じ夢や苦労を共有しているので、その一言一言がすごくうれしいんですよね。

また、チャット内で使えるかわいいスタンプは、「目標を達成するともらえるコイン」と交換可能。チーム全員がその日の目標を達成すると、ボーナスコインももらえます。まさに共闘関係。オンラインゲームで見知らぬ人と協力してモンスターを倒すような、そんなワクワク感が味わえるんですね。

というわけで、前半でお話しした「チーム制のメリット」=「サボれば仲間に迷惑がかかるし、励まし合うことも、喜びを共有することもできる」を、いい形で満たしているわけです。

■受験勉強やオトナの資格取得のチームもあって、無料!

もっと細分化されたジャンルだと、こんなチームも。

学習や資格取得
・アニメ好きだけど、我慢して受験勉強をがんばる
・中学2年生限定 敬語厳禁‼(本音を語り合うための工夫ですね)
・めざせ看護学校
・Word、Exelを5分勉強

暮らし・仕事
・食べたらすぐにお皿を洗う
・パチンコ、お酒をがまんする(依存症克服)
・24時までにはベッドに入る
・自営業者よ、ブログを書こう

こんな感じで約5000チームが稼働。世の中には、本当にいろいろな「目標」をもった人がいるんだなと、リストを見ているだけで世界の広さを感じます。これだけ種類が多ければ、どんな人でも1つか2つは「これぞ」と思うチームに出会えるでしょう。

気に入ったチームに空きがあれば、画面へのタッチひとつで参加OK。また、該当するものがなければ自分でチームをつくることもできます。5チームまでの参加であれば無料です。

■自分が利用している「現実のサービス」と連動させて、効果倍増

チームの中には、特定のドラマの感想を語り合ったり、特定のトレーニングメソッドを実践する人たち限定のものもあります。

なので、ここで提案なのですが…「家庭教師マスターの勉強法を1つでもやる!」というチームをつくってみるのもいいかもしれませんね。
・毎日1ページでも教科書を読んでみる
・予定表を忘れず書く
・ポイントスタンプを1週間で〇個増やす
など、細かく分割すればハードルも低くなり、達成感が得やすくなります。お子さんの自信をつけるためにもよさそうですね。

また、講習会でできたお友だちとチームを組むのもいいかもしれません。同じぐらいの学習レベルの子と、同じメソッドで取り組めば、スゴイ効果が期待できそうです。お子さんにいきなりすすめるのは不安、という方は、まずは自分で試してみてもいいかもしれません。

さぁ、「新しい習慣」をモノにして、一緒にバージョンアップしていきましょう!

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