【第49回】「平成」の次はいったいナニ? 推理ゲームのような「新元号」当てが今ブームに

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【第49回】「平成」の次はいったいナニ? 推理ゲームのような「新元号」当てが今ブームに

こんにちは! ヤスコです。
突然ですが、来年からはじまる新しい元号。「平成」の次は……いったい何になるんでしょうね?

実は最近、ちまたで予想を楽しむ人が増えています。ネットで「新元号予想」と検索すると、出てくるページはなんと7憶8400万件! 人口より多い!! 中にはAIのプログラムを組んで予想させている人もいて、かなりのブームを巻き起こしています。

それもそのはず、新元号がつくられるルールを知ると、ちょっとした推理ゲームのようで面白いんです。

そんな元号の世界をちょっとのぞいてみませんか?

■元号の人気漢字トップ3は、「永」「元」「天」

そもそも和暦とも呼ばれている元号は、いつ作られたのでしょう?

はじまりは、紀元前の中国。武帝の時代から始まったとされ、「エライ人が領土や庶民を“時間的にも”支配していますよ」ということを示すためだったとも言われています。

そして日本でも、西暦645年に孝徳天皇が定めた「大化」(「大化の改新」で有名ですよね)からはじまり、今の「平成」にまで、1300年の間になんと247の元号が使われてきたそうです。

現在では天皇の交代とセットで元号も代わりますが、昔は自然災害などが多いと「縁起が悪いから、元号もリセットしちゃおう!」という感じで改元が行われ、一代の天皇で8つも元号が使われたとか。すごいですね。

では、いよいよ「元号」を予想していきましょう。まず、選考には6つのルールがあるそうです。

1 国民の理想としてふさわしく、よい意味を持つ
2 漢字2字
3 書きやすい
4 読みやすい
5 過去に元号やおくり名(天皇や皇后などの崩御したときの呼び名)として使われていない
6 一般的に使われていない

明治、大正、昭和、平成……たしかに、今までの元号には1文字や3文字のものはありませんし、なんとなく漢字単体のイメージもよさそうですよね。

そう考えると、「人気の漢字」というのもあるようで、Webサイト「NHK政治マガジン」で紹介されていたランキングでは、

1位 「永」(使用回数 29回)
2位 「元」と「天」(〃 27回)
4位 「治」( 〃 21回)
5位 「応」( 〃 20回)

だったそうです。

じゃあ、人気の漢字を適当に組み合わせれば当たるかというと、そんなに甘くない!
平成の「成」や昭和の「昭」は、はじめて使われた漢字だったんですって!

■アルファベットの頭文字も重要

実はルールはそれ以外にも、「実用的な面」での条件があります。
それは役所などの書類で使う、年号の頭文字です。よく用紙に〇をつけますよね。

明治=M、大正=T、昭和=S、平成=H

たとえば、同じ記入欄に、同じアルファベットが2つも3つもあったら混乱します。だから、頭文字が重なってしまう元号は選ばれないのです。つまり、マ行、タ行、サ行、ハ行以外で始まる元号が選ばれる可能性が高いということ。

ちなみに、平成のときの候補は、
「平成」「修文」「正化」の案で、平成以外の2つは「S」が昭和とかぶるということのありボツになったそうです。

どうです、少し推理ゲームっぽくなってきたでしょう?

■元号の予想をカンタンに楽しむには?

これまでのルールをもとに、わたくしヤスコ、「元号をカンタンに予想できる手順」を考えてみました!

【ステップ1】
まずは小学生3年生ぐらいまでに習う漢字から
・「ア行」「カ行」「ナ行」「ヤ行」「ラ行」「ワ行」のいずれかではじまり
・縁起の良さそうな漢字を
ピックアップ

【ステップ2】
ステップ1の漢字を「元号で人気の漢字」と組み合わせる
・頻出漢字はネットなどですぐに調べられます
・漢字の組み合わせは、すでにある人名やモノの名前以外にすること

【ステップ3】
図書館などの古い書物から、同じ熟語を探せたらモアベター。
(元号には、熟語の意味や出典が求められたりするそうです)

ヤスコ個人的には、「安」ではじまる言葉が来るかなぁと予想しています。近年、災害や健康、経済的な不安がニュースになっているので、「安心」「安泰」などが求められているのではないかと思うんです。アルファベットも「A」で、ほかと違いますし。

この予想の面白い点は、「誰も答えを知らない」ということ。中学生ぐらいのお子さんなら、親と対等に予想ができるかも。当たった人には、ご褒美がもらえるというのも燃えそうですね。

さてさて、実際の新元号はどんな言葉になるのでしょうか?
答え合わせは、来年の4月1日にできる予定。職場の仲間や親子で予測し合ったら、知らないうちに漢字博士になっていたりして!

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