【第55回】問題文が面白すぎる!スポーツ系学習ドリルでワクワク勉強術
みなさんこんにちは。
先日のイチローの引退会見に感動してしまい、
あれから何度も録画を見返しているヤスコです。
スポーツ選手がわたしたちに与えてくれる力って、本当にすごいですよね。
■球団愛あふれるユニークな問題文に、SNSへの投稿が続出
野球といえば、去る3月20日。
中日ドラゴンズのマスコット「ドアラ」が勉強を教えてくれる『ドアラドリル』が、東京ニュース通信社から発売されました。
ラインナップは、「ドアラドリル かん字 小学1年生」など、低学年向けの漢字や算数の合計4冊。
きっかけは、著者さんの「未来のドラゴンズファンを育てたい」という熱意からだったそうですが当然そこには「子どもたちのために何かをしたい」という想いもあったそうです。
勉強がキライでも、野球用語なら「攻撃」「敬遠」「防御率」という難しい熟語も覚えられた。
そんな経験があるお子さん、もしくはかつて子どもだった親御さんもいるのではないでしょうか。
実際の問題は、
「〈七〉かい の こうげきまえに『もえよ ドラゴンズ!』を うたおう。」
など、きちんとその学年で習う単語に即したもの。
しかし、球団愛にあふれるユニークな問題文に心を動かされ
お気に入りの問題文を撮影して、SNSに投稿する人が後を絶たないそうです。
子どもたちも、好きなもののことなら
勉強を勉強と思わず、覚えられるんですね。
■高学年用のジャイアンツドリル、英語のサッカードリルなども
このようなスポーツ学習ドリル、ほかにもないのかしら?と探してみたところ…
実は結構見つかってビックリ!
たとえば、広島カープを題材にした計算ドリル『℃℃℃(ドドド)ドリル』(ザメディアジョン)。
気になる問題文は……
菊池涼介 + 鈴木誠也- 長井良太 = ?
え、なにこれ?
実は、選手の背番号を使った計算式なんです。
答えに書くのは、やっぱり選手の名前だとか。ひぇー、カープのファン度が試されますね。
ちなみに正解は
33+51-65=19で、「野村祐輔」選手だそうです。(発売当時)
また、1~6年生用の算数問題を網羅した『ジャイアンツまるわかり さんすうドリル100』(すばる舎)もユニーク。
「ノックをたくさん受ければ守備がうまくなるよね? 算数も、問題をたくさん解くことが、成績アップにつながる」
など、子どもたちへの動機づけにも抜かりがありません。
サッカー界では、現在フランスで活躍中のゴールキーパー
川島永嗣選手が監修した、初心者向け英語アプリもありました。
川島選手は7か国語も話せるんだそうですね、すごい!
こちらはストーリーにそって、
英語の「聞く力」「話す力」が身に付く構成になっているのだそう。
主人公は小学生のエイジくん。
世界で活躍するサッカー選手を目指して、サッカークラブに入ったエイジくんが
はじめて試合に出るまでのお話だそうです。
「もしかしたら、自分も将来この言葉を使うかもしれない」
そう感じたらしめたもの。英語を吸収するスピードが加速的にアップしそうです。
今回は、スポーツにしぼってお届けしましたが、
もしかしたら「ミュージシャン」「電車」「中高生向け」など、
別のテーマでもこのような学習ドリルは出ているかもしれません。
好きを味方につけて、わくわく学習。
そんなきっかけを探してみてはいかがでしょうか?
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