実際に「オンライン授業」を使ってみた!“生の声”から見える、そのメリットとデメリット
こんにちは、ヤスコです! 新型コロナウイルスの感染予防で、生活が変化した方も多いと思いますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
テレワークやリモートワークが推奨される中で、今注目されているのが「Web会議システム」や 「テレビ会議システム」と呼ばれるサービス。学校の臨時休校が発表されてからは、自宅で授業が受けられる「オンライン授業」のツールとしても、広く知られるようになってきました。有名どころだと、Zoom(ズーム)やSkype(スカイプ)、Googleハングアウトなどがありますね。
とは言え、まだまだ知らないことが多いオンライン授業の世界。今回は、実際に利用してみた、学校に導入が進んでいるという人たちの生の声と共に、そのメリットとデメリットを考えてみたいと思います!
授業中のおしゃべりを封印できる、ミュート機能
たとえば、日本国内の教育機関にサービスの無償提供をしているのがZoom。パソコンからでもスマホからでも簡単にアクセスでき、操作もわかりやすく、初心者でも始めやすいというメリットがありました。ネットにも、子どもが学校のオンライン授業を受けたという親御さんの体験談が上がってきています。
集団行動を学んだり、友人をつくるなど、学校生活のよさも踏まえたうえで、オンラインならではのよさを考えてみると・・・
まず一つには、「おしゃべりの抑制」があげられます。ヤスコの子ども時代もそうでしたが、クラスによっては授業中のおしゃべりで収集つかなくなるときがありますよね(汗)その点オンライン授業では、先生が話している間は、生徒の声は強制的にミュート(消音)になり、不要な雑談ができなくなるそう。もちろん質問や意見交換が必要なときは、音声がオンになるので学習にプラスになることはあっても、さまたげになることはありません。
また、学校に行かなくてもいいので、不登校や病気のお子さんにも平等に学習の機会が与えられます。
動画の無断公開で、「おもしろい話」が聞けなくなるかも
しかし、導入にあたっては課題もあります。Zoomの導入が進んでいる大学の教授に話を聞いてみました。
「確かに、オンライン授業は便利だと思います。ただ、教室というクローズな場所だからこそできた “ここだけの話”が、しづらくなってしまう可能性があります。業界のウラ話や先生個人の意見が、ネットで公になってしまうと誤解を招くことがあるので。アカウントの設定で限定された人しか閲覧できないようにすると言う方法もありますが、誰かが無断で動画を公開してしまう・・・という懸念も残されています」
確かにお笑いのライブでも、「テレビなどの公共電波では言えない話」が飛び出すことがよくあります。あれは、お客さん(授業の場合は学生)とすでに共有している「前提」や「関係性」があるからなんですよね。誤解を感じさせないように「ことなかれ主義」的な話ばかりでは、授業自体がつまらなくなってしまうおそれがあります。それもさみしいですよね。
今は大変な時期ですが、困難に直面することでイノベーション(改革)は起きていくもの。学校の授業も進化するはずです。今後に期待したいですね!
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