2学期が始まって、中学校でまず行われるのが「実力テスト」。
中間・期末テストより出題範囲が広いので「思ったより点数が悪かった~(涙)」とガッカリするお子さんも、多いのではないでしょうか。
でも、大丈夫!
結果が悪くても、落ちこむ必要はありません!!
実は、ここでテストを見直すことで、その後の成績が飛躍的にアップするからです。
ある私塾では、間違えた問題をもう一度解き直していただけで、 9割の生徒の偏差値が5以上も上がったそうです。
「でも、めんどくさいよ~」
そんなお子さんの声も聞こえてきそうですね(笑)
では、先輩たちはどのような方法で、テストの解き直しを継続していたのでしょうか?
“元自宅浪人の東大卒女子”というYoutuberのみおりんさんは、「すべての人にごきげんな勉強法を」というモットーで、自身の経験に基づいた勉強法を配信しています。
キャラクターのぬいぐるみを使ったかわいらしい演出で、チャンネル登録者は14万人以上。
その動画の中で、中学時代につくっていたテストの「解き直しノート」についてやり方を紹介してくれています。
みおりんさんは、「テストや模試は、自分の“穴”を見つけるためのもの」と話しています。受験や将来の目標に向けて「穴」=足りない部分を埋めていくために、間違った問題を解き直すという発想なのですね。だから「点数や判定に一喜一憂しない」ことが大切とのこと。
そういう意味では、実力テストは健康診断の結果表にも似ているかもしれません。
間違った解答を集めてみると、
- 自分の苦手な単元や問題の傾向
- 間違え方のクセ
などがわかると言います。間違え方のクセの例を挙げると、解答の最後に読点(「。」)を入れないなどのケアレスミスや、問題文の読み飛ばし、英文を適当に訳してしまいがち……などです。
「解き直しノート」の具体的な作り方は、
① 間違えた問題文を写す(コピーを貼っても可)
② その下に、誤答を書く
③ その下に、正しい答えを書く
④ 間違った自分へのひとこと解説、アドバイスを書く
④のひとこと解説は、勘違いをしていた点や、知らなった点、今後注意したほうがよさそうな点などを簡単にメモしておくとよいでしょう。例としては、英文を適当に訳して間違ってしまった場合など「単語の1つ1つを正確に訳すことを心がけよう」など。
この一言を書くことで、学習内容への理解が格段に深まるそうです。
しかし、これには分析力も必要になるので、慣れないうちは周りの大人が一緒に考えてあげてもよいでしょう。学校の先生や家庭教師にサポートをお願いするのも一つの手です。
最初は、間違った問題すべてではなく、各教科 1、2問からのスタートでもよいかもしれませんね。たとえ小さな一歩でも、何も行動しないよりは100倍の価値があると、私ヤスコは個人的に思っています。
テストの「間違い負債」を「成績アップへの財産」に変えられるかは、その後の行動次第。
ぜひ、前向きに取り組んでみてくださいね!
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