【第59回】100円ちょっとの世界に広がる創意工夫!食玩は「知的好奇心」の要請キット
長かった夏休みも終わり、子どもたちも学校へ。ようやく家が静かになった……とホッとした親御さんも少なくないのではないでしょうか(笑)
そんなタイミングで、わたくしヤスコ。ちょっとした冒険をしてみました。と言っても、スーパーのお菓子売り場で「食玩」を買ってみただけですが。お菓子にオモチャがついているアレですね。懐かしくてつい手が伸びたのですが、久々に開けてみたら面白い。子どもの教育についても考え抜かれたものって多いんですね!
木の動物おもちゃがスマホで動き出す
エントリーナンバー1は、王道「グリコ」のおまけ。
グリコの歴史はとても古く、なんとほぼ100年前には発売がスタートしていました。1922年に前身ともいえる「絵カード」入りのキャラメルを出して以降、戦争中の5年間に製造を中止した以外は、ずーっと子どもたちの「わくわく」と共に歩んできたんですね。
そんなグリコの、最新のおまけは…
「アソビグリコ」です。スマートフォンに専用アプリをダウンロードして、動物のかたちをした木のおもちゃの写真を撮ると、ゲームの中に動物が取り込まれるという仕組み。ヤスコはサバンナの俊足王チーターをゲットしました。
わくわくする音楽と共にスタート!
取り込んだ動物は、画面の中を自由に歩き回り、タッチすると反応して動きます。写真はしっぽを押さえつけたときの状況。ご、ごめんね。いじわるして(笑)
集めた動物については、メニューからその動物の特徴が学べたり、クイズで遊べたりします。一連の動作の中で、スマホの使い方にも慣れますね。
ただ…こうなると、もとの木のおもちゃがないがしろになってしまうんじゃないかと心配だったヤスコ。でも意外だったのですが、「動くデジタルチーター」から「動かないアナログチーター」に戻ると、動かないやつも「寝ている」だけに見えるというか。実体のある分、血の通った存在に見えてくるんですね。
そんなデジタルとアナログのよさを意図的に感じさせたのだとしたら、開発した人すごい!
ほかにも、たこ焼きをつくる手順が本格的に楽しめる「くるくるたこやき」(クラシエ)や、夜店の型抜きのような感覚で骨の発掘作業が味わえる「発掘恐竜」(バンダイ)なども、オトナも手を出したくなるユニークさ。100円ちょっとの世界に広がる創意工夫、ぜひ試してみてください
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