【第84回】コロナ禍で急増!「学校の授業ペースが早くて、ついていけない」を解消する〝戻り学習″とは?

第84回話題のトピックス


コロナ禍で急増!
「学校の授業ペースが早くて、ついていけない」
を解消する〝戻り学習″とは?

みなさん、こんにちは! ヤスコです。
学校での授業が減ってしまってから、1年半以上が経ちましたね。そんな中、最近よく耳にするのが「授業のペースが速すぎてついていけなくなった」ということ。

学校では限られた時間での授業になりますので、自宅学習での比率が増え、それができなかったお子さんにとっては、「先生の言っている内容が理解できない」となってしまうのですね。特に今の小学2年生、中学2年生など、コロナ禍で入学を迎えたお子さんについては、友だちもできづらく、勉強へのモチベーションが上がりづらいなどの理由も加わって、学力の差が開いてしまっているようです。

このあたりは学校単位や個人での差がとても大きいのですが、今回は「コロナ禍で授業についていけなくなった」というお子さんが、今からでも「遅れを巻き返せる!」方法についてお伝えしたいと思います。

急がば回れ! 数学(算数)や英語は、過去の単元のつまづきを修復する

たとえば「わからない単元がある」という状況ひとつとっても、教科ごとにその対処法は違ってきます。

マスターでもよくお話するように、数学(算数)や英語は、前の単元でやったことを応用して次に進んでいくという階段方式なので、前の単元で習った数式や文法を理解できないと、今やっていることも理解できないという負のスパイラルに陥ってしまいます。

そこで必要なのが、過去の単元に戻って理解する「戻り学習」。からまった糸の根本をほぐしていくような感覚ですね。しかし、自分が何を理解できていないのか、どこの単元でつまづいてしまったのかは、本人にはなかなかわかりません。

ちなみに、数学(算数)や英語でつまづきやすい代表例としては、次のようなものがあります。

小学校の算数
・くりあがり、くりさがりの計算
・割り算(ひっ算)
・分数
・図形
・割合
など

中学校の数学
・負の数(なぜマイナスとマイナスをかけるプラスになるのか?)
・図形の証明
・連立方適式
・一次関数
など

中学校の英語
・be動詞と一般動詞はどう違うのか?
・「三単現のS」が何だかわからない
・一般動詞の変化
・疑問文/不定詞
など

いやはや、大人のヤスコが見ても、頭を抱えてしまいそうな単語のオンパレードです。

ここはやはり家庭教師の先生にみてもらって、「本人に理解できる説明の仕方」で解説してもらうというのがベストな方法になるかと思います。
現在では、タブレットなどを使って、学年を超えて戻り学習ができる「無学年生の学習教材」も増えています。自分のペースで進められるので、これはこれで一つの選択肢ではありますね。
ただ、つまづいた単元は、お子さん本人も苦手意識を持っていることが多いです。なので、「いかにもべんきょうべんきょう」していない解説が必要ですし、その際にお子さんの興味にあわせた例え話を挟んでいくことも、実はとても重要なんです。
そんなとき、お子さん個人の性格や趣味を理解している家庭教師は心強い味方です。

過去の単元がわかると、その後の単元も芋づる式に理解ができるので、お子さんの視界も一気に広がります。モチベーションアップにもつながるため、「その後もがんばって勉強しよう」という気になるのですね。「戻る」ということは、一見「遠回り」「根気がいる」などネガティブなことに見えがちですが、実はこれが成績アップのための最短ルートでもあるのです。基礎のないところに家は建てられない、という考えに似ているかもしれませんね。

「最近、お子さんの成績が下がってきたな」「学校の授業が楽しくなさそう……」と感じたときは、気軽に家庭教師やマスターの本部に相談してみてくださいね。

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