【第105回】勉強中の「ながら飲み」を変えるだけで、集中力が2.9倍アップ!

いやー、すっかり暑くなりましたね。
みなさんは、夏場はダルくて集中力が落ちると感じたことはありませんか?

実は私ヤスコもその一人。

ボーっとする頭に刺激を入れようと、仕事中は保冷タンブラーに強炭酸水を入れてがぶ飲みしております(笑)

しかし、最近気づいてしまったのです。
デスクワーク中の飲み物を変えるだけで、何時間でも集中力が続くことに!!

これはシュワシュワと弾ける泡の刺激が口の中にもたらす「気分的なもの」かと思いきや――

実は、これにはしっかりした化学的根拠があるそうなのです。

歯磨きや入浴、絶叫よりも覚醒する「強炭酸水」

炭酸水を飲むとすっきりするという感覚は多くの人が持つと思いますが、アサヒ飲料の実験では、なんと強炭酸水を飲むと「覚醒度が安静時の2.90倍アップ」したとのこと。
覚醒度とは、作業中のやる気を示す感性指標のことだそうです。

では、たとえば水やお茶など、炭酸水以外の飲み物や別の方法ではどうなのでしょうか?

そのギモンについては、人間の感情や感性を科学的に分析してきた専門家・満倉靖恵教授(慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科)が、東洋経済オンラインの記事で解説してくれていました。

満倉教授によると、水を飲んだだけでも安静時の2.22倍ぐらいにはなるそうです。

ちなみに、お風呂に入ると2倍強。あと、これはカラオケボックスぐらいでしか出番はないかもしれませんが、最大の声量で3秒間絶叫し続けたときには約2.5倍になるそうです。

しかし、強炭酸水はその絶叫すら上回る約3倍の覚醒度があるということ。スゴイ!

いったい身体の中では、何が起こっているのでしょう?

満倉教授はこう説明します。

「炭酸水を飲むことで血液の成分の動態が変わり、それが視床下部に影響を与えてホルモン分泌が変化していると考えられます。分泌されるホルモンが変われば、感情や感性が変わります。その変化が脳波にも表れているのです」

(東洋経済オンラインより引用 https://toyokeizai.net/articles/-/463307

炭酸水が血液から脳に影響を与え、それが結果的に感情をつかさどるホルモンにまで作用しているということなんですね。

集中力ややる気を「努力」で継続させるのはタイヘンですが、飲み物を強炭酸水にするだけで自動的にそれらが継続するならしめたもの。

勉強の合間にちょっとずつ飲むなどすれば、強炭酸水はまさにこの夏にピッタリの「やる気補助飲料」と言えそうです。

しかし、冷えた飲料の飲みすぎや、炭酸ジュースなどでの糖分摂りすぎにはご注意を。

スポーツ用ガムなどでの咀嚼も、筋肉から脳への刺激で集中力を維持できるようなので、いろいろな方法を交互に試してもよいかもしれません。

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