保護者必見!三者面談のポイントを解説します
公開日:2024年7月4日
三者面談は、お子さんの学校の様子や成績、進路について話しをする貴重な機会です。
このコラムでは、中学生の三者面談の概要、話す内容、面談前に準備することや注意事項について、詳しく解説し、有意義な三者面談にする為のアドバイスをします。
三者面談とは?
中学生の三者面談は、学習状況や進路について、生徒・保護者、そして教師の三者が話し合う機会であり、生徒の将来を見据えた重要な話し合いの場となります。
事前準備をしっかりと行い、限られた時間を有効に使うことで、有意義な面談にしましょう!
三者面談の目的
三者面談の主な目的は、生徒の学習進捗や生活態度についての共有と、進路の確認・相談です。
これにより、教師と保護者が協力して生徒の学習環境を整え、将来の目標に向けて具体的なサポートを提供することができます。
特に受験を控えた生徒にとっては、志望校の選定や受験対策についての具体的なアドバイスが重要なテーマとなります。
三者面談の流れ
三者面談は、通常以下のような流れで進行します。
①最初に簡単な挨拶を交わし、面談の目的や進行について確認します。
②次に、教師から生徒の成績や学習態度、学校での様子について報告があります。
この段階で、普段の授業態度や提出物の状況なども詳しく説明されます。
③最後に、保護者からの質問や意見を受け付けます。
ここでは、家庭での学習状況や気になる点についても話し合います。
特に中学3年生の場合は、志望校の選定や受験に向けた具体的なアドバイスが行われます。
最後に話し合った内容を確認し、今後の行動計画について、学校側と家庭とで共有します。この際、メモ用紙に内容をまとめておきましょう。
このように、三者面談は情報の共有と今後の方向性を確認する場として、重要な役割を果たします。
三者面談の時期
三者面談は学期ごとに行われることが多いですが、特に進路決定が迫る中学3年生では、年に数回多く実施されることもあります。
具体的な時期は学校によって異なりますが、学期末のテストが終わった後頃から日時が設定されることが一般的です。
三者面談の服装
三者面談の際の服装については特に厳しい規定はありませんが、清潔感のある格好を心掛けると良いでしょう。
カジュアルスーツやシンプルな私服であれば問題ありませんが、あまりにラフすぎる格好や露出の多い服装は避けるべきです。
保護者面談との違い
保護者面談は主に保護者と教師の間で行われるもので、三者面談との大きな違いは生徒が参加しない点です。
保護者面談では、詳細な学習状況や家庭でのサポート方法について話し合われますが、三者面談では生徒の意見や希望も直接反映されるため、より具体的で実践的なサポート計画を立てることができます。
【学年別】三者面談で聞かれること
三者面談は、それぞれの学年において異なる焦点があり、適切な準備と情報共有が成功の鍵となります。
保護者としては、事前に子どもとの話し合いをしっかり行い、面談での質問や相談内容を明確にしておくことが大切です。
中学1年生の三者面談
中学1年生の三者面談では、主に学校生活への適応状況や学習態度について話し合われます。
この時期の生徒は、中学校という新しい環境に慣れることが大切です。担任教師からは、授業中の態度や提出物の状況、部活や友人関係についてなどの報告があります。
また、保護者からの質問としては、家庭での学習方法や生活習慣の改善について具体的なアドバイスを求めることが多いです。例えば、授業の受け方や宿題の取り組み方、テスト勉強の方法などについてが話題になります。
中学2年生の三者面談
中学2年生の三者面談では、学習成績の向上や進路に対する意識の高まりが主なテーマとなります。
担任教師からは、定期テストの結果や日々の授業態度について詳細な報告があります。また、部活動や委員会活動など、学校外の活動についても評価されます。
保護者は、具体的な成績向上のためのアドバイスや、将来的な進路についての情報を求めることが多いです。この時期から、高校受験に向けた基礎固めが始まるため、学習計画の見直しや補習の必要性についても話し合います。
中学3年生の三者面談
中学3年生の三者面談は、進路相談や受験対策が中心となります。
担任教師からは、これまでの学習成績や模試の結果を基に、志望校の合否の可能性について詳しく説明があります。また、志望校の選定にあたっては、具体的な受験校の情報や入試対策のアドバイスが提供されます。
保護者と生徒は、志望校の最終決定や受験に向けた具体的な準備について話し合います。
この中学3年生時の三者面談は、進路の最終確認の場として非常に重要であり、生徒と保護者が納得のいく形で話し合いを終えることが重要です。
三者面談前に準備しておく5つのこと
三者面談を有意義なものにするためには、事前の準備が欠かせません。以下に、具体的な準備事項を詳しく解説します。
1. 子どもの学校生活について知っておく
三者面談に臨む前に、子どもの学校生活について把握しておくことが重要です。
子どものクラスでの様子、授業態度、友人関係、部活動など、学校での生活全般について知っておくと、面談の時に具体的な質問ができるようになります。
また、担任教師からの報告も理解しやすくなり、効果的な対策を相談することができます。
日頃から子どもとコミュニケーションを取り、学校での出来事について話を聞いておくことが大切です。
2. 現状の成績を知っておく
子どもの現在の成績や学習状況について詳しく理解しておくことも重要です。
定期テストの結果や通知表、模試の成績などを確認し、得意科目や苦手科目、子どもの成績の位置を把握しておきましょう。これにより、面談で具体的な学習アドバイスを受けやすくなります。
また、成績が芳しくない場合は、成績向上のための具体策についても話し合うことがあります。
3. 進路について子どもと話し合っておく
進路について子どもと事前に話し合っておくことは非常に重要です。
子どもが将来どのような職業に就きたいのか、どのような高校に進学したいのかなどを確認し、それに基づいて志望校を絞り込んでおくと良いでしょう。
具体的な志望校が決まっていれば、その学校の特徴や入試の傾向についても調べておきましょう。子どもの意見を尊重しつつ、現実的な選択をすることが求められます。
4. 基本的な受験の仕組みを知っておく
三者面談前に、受験の基本的な仕組みを理解しておくことも大切です。
住んでいる地域の受験制度や、高校受験の流れ、入試の種類(一般入試や推薦入試など)、調査書や内申点についてなど、基礎的な情報を事前に学んでおくと、面談での話がよりスムーズになります。また、担任教師からの説明をより深く理解し、的確な質問をすることができます。
調査書(内申書)についてもっと知りたい方はこちら
⇒ 「調査書(内申書)について徹底解説!|高校受験に向けて正しく理解しましょう!」
5. 聞きたいことをまとめておく
面談で聞きたいことを事前にまとめておくと、限られた時間を有効に使えます。
例えば、学習方法の改善点や補習の方法、志望校に関する情報、合格圏内の学校の候補、受験対策方法など、先生の意見を聞いてみたい点や気になる点をリストアップしておきましょう。
また、面談の際に聞き忘れがないようにメモでまとめておくことをお勧めします。
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⇒ 「調査書(内申書)について徹底解説!|高校受験に向けて正しく理解しましょう!」
三者面談の4つの注意点
三者面談では、いくつかの重要ポイントに注意する必要があります。
以下に、それぞれの注意点について詳しく説明します。
1. 時間厳守
三者面談の時間は限られています。
一般的には一家庭あたり10〜20分程度しか時間がないため、時間厳守が求められます。
面談に遅れると他の家庭にも迷惑をかけることになりますので、時間に余裕を持って学校に到着するようにしましょう。
また、話したい内容や質問を事前にまとめておくことで、短時間で効率的に面談を進めることができます。
2. 子どもの考えを尊重する
三者面談では、子どもの意見や考えを尊重することが重要です。
特に進路については、子ども自身の意向や夢を第一に考え、親の希望を押し付けないようにしましょう。
子どもが自分の将来について主体的に考え、話すことができるように、事前に家庭内で話し合いをしておくことが大切です。これにより、子どもが自分の意見を持って面談に臨むことができます
3. 子どもにも発言させる
三者面談では、子どもにも積極的に発言させるようにしましょう。
子どもが自分の考えを表現することで、教師もより適切なアドバイスを提供することができます。
また、子どもが自分の意見を述べる経験は、自信や自己肯定感の向上にもつながります。保護者は、子どもが話す機会を奪わず、サポートする姿勢で臨むことが重要です。
4. 適切な服装とマナー
三者面談にふさわしい服装とマナーを心がけることも重要です。
服装については、カジュアルすぎない清潔感のあるスタイルが望ましいです。スーツやシンプルな私服であれば問題ありませんが、学校という場にふさわしくないラフすぎる格好や露出の多い服装は避けるべきです。
また、面談中の態度や言葉遣いにも注意し、礼儀正しく振る舞うことが求められます。これにより、担任教師とのコミュニケーションが円滑に進み、子どもの教育に対する真剣な姿勢を示すことができます。
まとめ
三者面談は、学校のことや進路のことを親子で話し合う良いキッカケとなります。また、担任の先生の意見が加わることで、その内容がより具体的で現実的なものになります。
三者面談が有意義な時間となるよう、このコラムが皆さんのお役に立てば嬉しく思います。
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