通知表の保護者コメントはどう書けばよい?|例文付きで解説

公開日:2024年11月7日

このコラムでは、小中学生の保護者の方に向けて、通知表の保護者コメントの書き方を例文をご紹介しながら詳しく解説します。また、通知表のコメント欄に書くべきではない内容についても解説します。
通知表に何を書いたら良いか迷っている方は、是非、参考にしてみてください。

通知表の「保護者コメント」が持つ意義と目的

通知表の保護者コメント欄は、家庭と学校のコミュニケーションを深める重要な役割を果たしています。このコメントを通じて、保護者は子どもの成長や学習の進捗、家庭での様子を学校に伝えることができます。
ここでは、保護者コメントの具体的な目的と意義について詳しく説明します。

1. 家庭での状況を先生と共有する

保護者からのコメントを通じて、子どもの家庭での学習状況や生活習慣について先生に知らせることができます。
例えば、宿題に取り組む姿勢や子どもが特に興味を持っている科目、苦手な科目、日々の生活の中での変化などを共有することで、先生が学校での指導に役立てやすくなります。特に、学校では見えない子どもの一面を伝えることで、子どもに適したサポートをするための重要な情報源となります。

2. 保護者目線での子どもの様子や成長を伝える

先生から見た学校での子どもの様子に対して、保護者目線からの子どもの成長や変化を伝えるのも重要です。
例えば、「以前は読書が苦手でしたが、最近では進んで本を読むようになりました」といった具体的な例を挙げると、先生にとっても家庭での努力や成長が分かりやすくなります。保護者の視点をコメントに加えることで、先生と一緒に子どもの成長を見守る姿勢を示せます。

3. 学校への要望やお礼の気持ちを伝える

保護者コメントは、学校への要望を伝える貴重な場でもあります。
子どもの学習に対して特別なサポートが必要であれば、その旨を詳しく伝えることで、学校側とより良い連携を図ることができます。
また、子どもが楽しく学校生活を送れている場合には、その感謝の気持ちを先生に伝えるのも大切です。例えば、「先生方のおかげで、毎日学校を楽しみにしています」といった感謝のコメントは、教師にとっても大きな励みになります。

4. 特別な事情や家庭環境の変化を報告する

家庭環境に変化があった場合や特別な事情がある場合は、その旨を保護者コメントで報告することが重要です。
例えば、転勤による引っ越し、家族の病気、生活リズムの変化など、子どもの学校生活に影響を与える場合、先生に知らせておくことで、子どもへの配慮やサポートがしやすくなります。
家庭での変化を早めに伝えることで、学校との連携が強化され、子どもが安心して学校生活を送ることができるようになります。

通知表の保護者コメントに適した例文7選

保護者コメントを記入する際、どのように書けばよいか迷うこともあるでしょう。
ここでは、場面ごとに適した例文を紹介します。これらの例文を参考にしながら、家庭での様子や感謝の気持ち、先生への要望を伝えていきましょう。

1. 担任の先生への感謝を伝える

いつも丁寧なご指導をありがとうございます。先生のおかげで、子どもは学校を楽しんで通い、勉強にも積極的に取り組むようになっています。引き続きご指導のほど、よろしくお願いいたします。

このコメントでは、先生の支えに感謝を示し、今後も学校生活に前向きに取り組めることを期待する姿勢を伝えています。

2. 先生からのコメントに対する返答

先生から、子どものクラスでの積極性について触れていただき、嬉しく思います。家でもクラスの出来事を楽しそうに話しており、少しずつ自信がついてきたのだと感じています。

先生からのフィードバックに対して、家庭での様子を伝えることで、子どもが成長していることを共有できます。

3. 通知表の成績に関する感想

今回の成績には親も驚きましたが、特に算数の向上が見られたことを嬉しく思います。家でも宿題を頑張っており、少しずつ苦手意識がなくなってきているようです。

成績に対する感想を述べつつ、家庭での努力や変化を具体的に伝えると良い印象を与えます。

4. 学習態度への評価コメント

学校での授業態度についてお褒めの言葉をいただき、ありがとうございます。家でも、自分から勉強に取り組む姿が見られます。今後もこの姿勢を大切にしていってほしいと思います。

学校での学習態度についての評価に感謝し、家庭での様子を共有することで、先生との連携を深めます。

5. 休日での子どもの過ごし方

休日は、読書や外での遊びを楽しんでいます。また、最近は家族と一緒に簡単な料理を作ることにも興味を持っています。新しいことに挑戦する意欲が見られるのが嬉しいです。

休日の活動について触れることで、学校外での成長を先生と共有し、子どもの多面的な姿を伝えます。

6. クラブ活動・部活動について

クラブ活動にも積極的に参加しており、体力や精神力がついてきたように感じます。日々の練習の成果が学業にも良い影響を与えていると思います。引き続き、応援していきたいと思います。

部活動での取り組みや成長を先生に伝えることで、学校生活全体を把握してもらえます。

7. 特別な事情について相談したい場合

最近、家族の事情で少し生活リズムが乱れており、子どもの体調面や気持ちの変化が心配です。学校での様子をお伺いし、どのようにサポートできるかご相談させていただければと思います。

特別な事情がある場合は、具体的な状況とともに相談の意思を示すことで、子どもへのサポート体制を整えることができます。

保護者コメントに書くべきではない内容4選

保護者コメントを書く際には、慎重に言葉を選ぶことが大切です。
通知表のコメント欄は、家庭と学校の連携を深めるための手段ですが、誤った内容が書かれてしまうと、誤解やトラブルを招くこともあります。
ここでは、保護者コメントに書くべきではない内容を4つ紹介します。

1. 子どもの欠点や悪口

通知表は子どもが学校と受け渡しをするので、内容が見えてしまいます。ですから、保護者コメントに子どもの欠点や悪口を書いてしまうと、子どもの自尊心を傷つけてしまう可能性があります。また、先生に対してもマイナスな印象を与えてしまいます。
成長の過程で気になる部分があるとしても、改善を促すためには前向きな言葉を使い、子どもの長所や努力を強調することが重要です。

2. 学校や先生への一方的な批判・要望

学校や先生への批判や要望は慎重に行うべきです。
一方的な批判や感情的な要望は、学校との信頼関係を損ねる恐れがあります。どうしても気になることがあれば、具体的な状況を説明し、解決策を一緒に考えたいという前向きな姿勢で伝えるようにしましょう。

3. クラスメイトへの批判や悪口

クラスメイトへの批判や悪口を書くことは絶対に避けましょう。
特定の子どもやその家庭に対する不満を記入することで、学校やクラスの雰囲気が悪化する可能性があり、子どもに対しても悪影響を及ぼします。
万が一トラブルがあった場合は、学校と直接相談するようにし、書面に書き残すのは適切ではありません。

4. 学校生活とは関係のない話

通知表のコメント欄は、子どもの学校生活や成長に関わることを記す場所です。
学校生活と無関係な話題や個人的な考えを書きすぎると、コメントの本来の目的とはズレてしまいます。子どもの学校での学びや成長に関連した情報を中心に記載するよう心がけましょう。

まとめ

通知表の保護者コメントは、家庭と学校が連携し、子どもの成長をサポートするための重要なコミュニケーション手段です。感謝や家庭での様子を伝えることで、先生との信頼関係を深め、子どもの学校生活をより充実させる手助けとなります。
子どもの成長を見守りながら、学校と協力していく姿勢が、子どもにとって最も大きなサポートとなるでしょう。

この記事を企画・執筆・監修した人

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この記事は、家庭教師のマスターを運営している株式会社マスターシップスの「家庭教師のマスター教務部」が企画・執筆・監修した記事です。家庭教師のマスター教務部は、教育関連で10年以上の業務経験を持つスタッフで編成されています。
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