中学受験に向いてる子の特徴とは?|受験向きの子に育てる方法も解説

公開日:2024年5月21日

中学受験に向いている子供とはどんなタイプでしょう?「中学受験をさせたいが、子どもに適性があるのかどうかが不安…」そんな方に向けて、中学受験に向いてる子の特徴を徹底解説します!また、中学受験向きの子に育てる方法もご紹介します。

中学受験に向いてる子の7つの特徴

中学受験に向いている子が受験勉強に取り組んだ場合、短期間で成績を上げ、合格の可能性が格段に上がることがあります。
そこで、どのような子が中学受験に向いているのか、その特徴を順番に見ていきましょう!

1. 知的好奇心が強い子

中学受験で合格を掴み取るためには、3〜6年間ほどの期間、毎日勉強を継続しなければいけません。そのため、勉強が根本的に嫌いな子は、その勉強時間の多さに耐えきれず、途中で挫折してしまうことが多いです。つまり、「根本的に勉強が嫌いではない子」が中学受験に向いている子だと言えます。

では、「勉強が嫌いではない子」とはどんな子でしょうか?それは、知的好奇心が強い子です。
知的好奇心が強いと言っても、全ての科目や分野に対して好奇心をもつ必要はありません。何か1つでも良いので、知的な分野で自発的に興味を持つことがあれば、知的好奇心が強いと言えます。
例えば、何かクイズを出されて、回答を考えている途中にその答えが発表されそうになったとします。そのような場面で「まだ答えを言わないで!」と言う子は知的好奇心が強い子です。
知的好奇心が強い子は、勉強で新しいことを知ったり学んだりすることに対して、自発的な興味を持つことができます。そのため、長時間の勉強に対しても苦痛を覚えづらく、人よりも多くの勉強時間を確保できます。
そのため、知的好奇心が強い子は「中学受験に向いてる子」だと言えます。

2. 思考や行動にスピード感がある子

中学受験では大量の難解な問題を制限時間内に解くことが求められます。
難関校の入試であれば、1時間の試験時間の中で原稿用紙20枚分以上もの文章を読み、1万文字程度の記述をすることもあります。そのため、思考や行動にスピード感が求められます。
物事を深く考える力も大事ですが、それと同時に頭の回転の速さや、テンポよく物事を進められる能力が必要となってきます。
そのため、何事も普段からテキパキと行動するような子が中学受験に向いてる子だと言えます。逆に、1つのことにじっくりと時間をかけて取り組むような子は、一般的に高校受験向きであると言われています。

3. 集中力がある子

中学受験の勉強をする際は、どうしても長時間机に向かうことが必要となります。そのため、いわゆる「集中力」は非常に重要な要素となります。とはいえ、中学受験の適性を見極める段階では、必ずしも勉強に対しての集中力ではなくても大丈夫です。例えば、ゲームや読書など、本人の好きなことに対してであっても、何か1つのことに没頭できる力があれば、中学受験に向いている子だと言えます。逆に、好きなことであっても比較的短時間で飽きてしまうような子は、中学受験に向いていない可能性があります。

4. やりたいことや将来の目標がある子

将来の夢や目標を持っている子は、最後まで諦めずに勉強を続けることができるため、中学受験に向いてる子だと言えます。
将来の夢をかなえるために、「どうしてもこの学校に行きたい」という強い思いがあれば、途中で受験勉強を投げ出す可能性は低くなります。
逆に、「友達が受験するから」「親に言われたから」といったことが主たる理由であると、勉強も長続きしない可能性が高くなります。
遊びたい盛りの小学生が、目的意識もなく長時間机に向かわされることは、退屈で苦痛な時間になってしまうので、そのような子は中学受験に向いていない子と言えます。

5. 身体的に健康な子

中学受験では沢山の勉強時間が必要になるので、それに耐えうる体力が必要です。
実際、進学塾に通った場合、高学年になると帰宅が21時〜22時頃になります。帰宅した後も塾の宿題をやったり、受験勉強をしたりするので、睡眠時間が少なからず削られてしまいます。
中学受験は長期戦になるので、上記のような生活が長く続いた場合でも、体調を壊したりしない身体の丈夫な子が、中学受験に向いている子だと言えます。
逆に、夜遅くまでの勉強が体調に影響してしまう(よく熱を出したり、体調を崩したりする)ようであれば、中学受験にはあまり向いていません。年齢と共に体力は向上するので、そのような場合は高校受験に力を注ぐという選択肢も考えましょう。

6. 精神年齢が高い子

中学受験は、多くの小学生にとって「本格的な競争」に初めて身をおく機会となります。さらに受験が一発勝負ということもあり、かなりの精神的なプレッシャーがかかります。また、中学受験の期間は「遊びの誘惑に負けず勉強する」といった、ある程度の自己管理も必要となります。
そのため、実年齢よりも精神年齢が高く、自立しており、ある程度の自己管理が出来るような子が中学受験に向いている子だと言えます。
中学受験の勉強を始めるのが一般的に6歳〜9歳頃ということもあり、子供の精神年齢は中学受験に大きく影響します。

中学受験を始める時期にについてもっと知りたい方はこちら
「中学受験の準備はいつからが正解!?塾に通う理想的なタイミングは?」

7. 素直さがある子

中学受験は「親の受験」とも言われています。実際、小学生の子どもが自ら志望校や塾を選んだり、勉強計画を立てていくことは難しいので、中学受験ではあらゆる面で親のサポートが必要となります。
そのため、親が何かを言った際に、いちいち反抗的な態度を取ってしまうような子は順調に勉強を進めることができません。
親の言うことを素直に聞き入れ、すぐに実行に移すことが出来るような子が中学受験に向いている子だと言えます。

中学受験に向いてる子を育てる方法

ここまで、中学受験に向いてる子の特徴について解説しました。
中学受験の向き・不向きには、もちろん生まれつきの要素もありますが、環境接し方によって変わる部分も多くあります。
次は、子どもを「中学受験に向いてる子」に変えていく方法についてご紹介します。

1. 知的好奇心を育んでいく

前述の通り、知的好奇心が強い子は中学受験に向いていますが、その知的好奇心はどのようにすれば育っていくのでしょうか?
それは、小さい頃から「疑問に思ったことを調べてみる」という癖をつけさせていくことです。
例えば、子どもが「なんで?」という疑問を投げかけてきたら、すぐに答えを教えてしまうのではなく、「なんでだと思う?」という質問をしてみましょう。そして、最終的には「一緒に調べてみよう!」という方向で、疑問に思ったことは何事も調べて解決していく習慣をつけていきましょう。
そうすることによって、まず「疑問に思う姿勢」が身に付き、知的好奇心が育まれます。そして、それらを調べて解決していく中で自然と知識が身に付き、最終的に思考力の成長に繋がっていきます。

2. 競争心が芽生えるようにする

中学受験において、本番の入試はもちろんですが、それまでの勉強の過程においても、塾のクラス替え模擬試験授業中の小テストなど、他者との競争を多く経験することになります。
そのため、ゲーム感覚で他人との競争を楽しめるような子は中学受験に向いています。
小さい頃から競争意識を付けさせていく為には、何かをする時に「〇〇分以内にやってみよう!」と時間制限を設けたり、「〇〇個以上出来たら合格!」というような目標を細かく設けたりする取り組みが有効です。
子ども自ら競争を楽しめるような感覚が身に付けば、中学受験での競い合いを苦に感じることも少なくなるでしょう。

3. 将来の目標や夢を意識させる

中学受験は長期戦となるため、「モチベーションを長く保つことができる」という子は、それだけでも中学受験に向いています。
モチベーションを維持するためには、何かしらの目標やゴールを明確に設定することが不可欠です。
ですから、小さい頃から「将来は何になりたいの?」という会話を積極的にし、その話に真剣に耳を傾け、目標を達成するためには何が必要か?ということを話すようにしましょう。
そうすることで、子どもは将来に対する自分の可能性を信じ、「そのために必要なことを継続して頑張る!」といった目標意識を持つことが出来るようになります。

4. 学習環境の整備

中学受験では膨大な量の勉強が必要となりますが、それを「やらされている」感覚で乗り切ることは難しく、自発的に勉強に向かう姿勢が少なからず必要となります。
子どもが自発的に勉強に向かうようにする為には、子どもを取り巻く学習環境を整備することが重要です。
学習環境の整備として挙げられるのは以下の3点となります。

  • 学習に集中できる「勉強部屋」を自宅に用意する
  • 子どもに合った塾を選ぶ
  • 学習スケジュールの管理を親がしっかり手伝う

このような学習環境を整えることができれば、子供は前向きに勉強に取り組むことが出来るようになっていきます。

中学受験の塾の選び方についてもっと知りたい方はこちら
「中学受験の塾選びについて徹底解説!お子さんにピッタリの塾とは!?」

まとめ

今回のコラムでは、「中学受験に向いてる子」というテーマについて、その特徴や向いてる子に育てる方法を解説しました。
中学受験への適正というと、やはり学力に目が行きがちですが、学力以外の部分もその後の勉強に大きな影響を与えます。お子さんの適性を見極め、学習が良い方向に向かうことを願っています。

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