高校受験の面接での長所と短所の伝え方

公開日:2024年7月25日

高校受験での面接対策は学校で十分に行われていないことが多いので、自主的な対策が必要になります。
このコラムでは、高校受験の面接でよく聞かれる「長所・短所」に焦点をあて、適切な回答の仕方を回答例を交えてご紹介します。合格に向けて、自信を持って面接に臨みましょう!

目次

高校受験の面接とは?

高校受験は大きく分けて「一般入試」「推薦入試」があります。推薦入試では、ほとんどの高校で「面接」が実施されます。また、一般入試でも面接を行う学校が増えており、受験科目に面接が含まれるケースが増えています。
この傾向から、高校側が生徒の人間性や個性をより重視する傾向にあると言えます。

高校受験の面接の種類

高校受験で実施される面接には「個人面接」「集団面接」があります。どちらのタイプを実施するかは高校ごとに異なります。
また、グループ討論といったディスカッション形式の場合もあります。

個人面接

個人面接は1名あたり10分程度で行われます。1〜4名の面接官を前にして、対面式での面接が行われます。
個人面接では、答える内容だけではなく、生徒の人柄や考え方、コミュニケーション能力なども見られています。

集団面接

集団面接は3〜5名程度のグループで行われます。時間は1名あたり10分程度が目安になりますので、参加する人数によって面接時間は変わります。面接官は1〜3名になることが多く、学校によってまちまちです。
一つの質問に対して順番に答えていく場合と、指名された人や挙手をした人からランダムに答えていく場合があります。

高校受験で面接が行われる理由

近年の高校受験全般において、生徒の思考力、判断力、表現力が重視される傾向にあります。
高校側は、ペーパーテストでは測れない「人間性」や「個性」を評価する手段として、面接試験を導入しています。
面接は、受験生自身の個性や強みを高校側にアピールする機会であり、同時に、高校側としては自校の校風や教育方針に適合する生徒を見極める手段でもあります。

面接でよく聞かれる質問

高校受験の面接では、「よく聞かれる質問」というものがあります。
これらは必ず聞かれる訳ではありませんが、頻出であることには間違いありません。試験当日の緊張を少しでも和らげるためにも、よくある質問に対する想定回答は準備しておきましょう。

よく聞かれる質問としては、

  • 志望理由について
  • 自己PRについて
  • 部活動や生徒会活動について
  • 中学生活で頑張ったこと
  • 得意科目・苦手科目について
  • 趣味や特技について
  • 自分の長所や短所について
  • 高校入学後に頑張りたいこと
  • 将来の進路や夢について
  • 時事問題や社会問題について

などが挙げられます。

面接でよく聞かれる「長所・短所」について

高校受験の面接では、「長所・短所」に関する質問をよくされます。
「自己PR」や「志望理由」などと共に、頻出の質問と言っても過言ではありません。
学校側としては、短い面接時間の中で生徒の人物像をできるだけ深く正確に理解しよう、と考えています。その点においては、「長所・短所」については生徒の人物像に直結している内容となるので、重要視されています。
また、自分の「長所・短所」を回答する際に、「自分を客観視する能力は備わっているか?」「自己分析がきちんとできているか?」といった点についても注目しています。

高校面接での「長所・短所」を考える時の6つのポイント

面接で回答する「自分の長所・短所」を考える時には、以下のポイントを押さえておきましょう。ただ思いついたことをそのまま述べるのではなく、ポイントを押さえてバランスの取れた回答にすることが重要です。

1. 自分の長所・短所を客観的に考える

面接で自分の長所や短所を考える際、「自己評価」がとても重要となります。
自己分析を行う際には、過去の経験や成功・失敗した場面を振り返り、どのような状況で自分の長所や短所が現れるのかを客観的によく考えてみましょう。
また、家族や友人、先生などに自分の長所や短所について率直に聞いてみることも有効です。他人の意見を取り入れることで、自分では気づかない特徴を見つけることができます。
これらにより、面接官に対して自己理解が深いことを示すことができるでしょう。

2. 長所と短所はそれぞれ1つに絞る

面接の時間は1人10分程度と限られており、その中で「長所・短所」以外の様々な質問をされます。ですから、複数の長所や短所を述べるよりも、それぞれ一つに絞って深く掘り下げる方が効果的です。
具体的な一つの長所や短所を選び、その理由や背景を詳しく説明することで、面接官に強い印象を与えることができます。また、一つに絞ることで話の流れがシンプルになり、聞き手にとって理解しやすくなります。

3. 長所と短所のバランスの取り方に注意する

長所と短所を述べる際には、バランスを意識しましょう。
長所ばかり強調しても、自己中心的に見られてしまう可能性がありますし、逆に短所ばかり強調するとネガティブな印象を与えてしまいます。
例えば、「積極的な行動力」という長所を述べた場合、それが時に「周りの意見を十分に聞かずに行動してしまう」という短所に繋がることもある、といった具合にバランスを取ることで、自己理解が深く、客観的な視点を持っていることをアピールできます。

4. 具体的なエピソードを使って説得力をアップする

長所や短所を述べる際には、具体的なエピソードを交えて話すことが重要です。
エピソードを通じて、自分の特徴がどのように発揮されたのか、どのような結果を生んだのかを具体的に説明することが大切です。
例えば、「リーダーシップがある」という長所を述べる場合、部活動や学校行事でリーダーとしてチームをまとめた経験を詳しく話すことで、説得力が増します。

5. 相手の期待に合わせた長所をアピールする

面接を受ける学校がどのような生徒を求めているのかを事前に調査し、その期待に合わせた長所をアピールすることも大切です。
学校が求める生徒像は、ホームページパンフレットで公表されています。受験する前に熟読しておきましょう。
学校の教育方針や特徴に合った長所を選び、それを強調することで、学校の教育方針に自分が適した生徒であることをアピールできます。例えば、協調性を重んじる学校であれば、自分のチームワークや協力的な姿勢を強調すると良いでしょう。

6. 短所をうまく伝え、アピールにつなげる工夫をする

短所を述べる際には、その短所を克服するための努力や工夫を一緒に伝えることが重要です。
短所自体をネガティブに捉えるのではなく、それを克服しようとする姿勢や努力をアピールポイントとすることで、前向きな印象を与えることができます。
例えば、「慎重すぎる」という短所を述べる場合、「慎重さが故に決断が遅れることもありますが、最近は情報収集と判断のバランスを意識して迅速に対応するよう努めています」といった具体的な取り組みを話すと良いでしょう。

高校受験面接:【長所】の回答例10選

高校受験の面接で「自分の長所」を回答する際の例をテーマ別に挙げてみましたので、参考にしてみてください。下記はあくまでも一例なので、実際に考える時は自分でよく考え、オリジナリティ溢れる内容にしましょう。

1. リーダーシップがある

私の長所はリーダーシップがあることです。
クラスの委員長として、クラスメイトの意見をまとめ、学校行事の企画運営を行ってきました。特に文化祭では、クラス全員の意見を取り入れて役割分担を行い、スムーズな進行を心掛け、みんなと一緒に達成感を共有することができました。
文化祭を通して、チームの意見を尊重しながら、全体をまとめる力が身に付きました。
私の長所はリーダーシップがあることです。
在籍していたサッカー部ではキャプテンを務め、チームメンバーが最大限の力を発揮できるようにサポートし、試合の戦略を考える役割を果たしました。
具体的には、日々の練習メニューを工夫して、個々のメンバーが成長できるように調整し、試合前には全員で目標を共有して団結力を高めました。
これらの経験を通じて、周りの意見を尊重しつつ、全体をまとめる力が身につきました。

2. 行動力がある

私の長所は行動力があることです。
例えば、学校の清掃活動で新しい掃除用具を導入する提案をしました。具体的には、古い掃除道具の問題点を調査し、新しい道具のメリットを先生方に説明しました。この提案が受け入れられ、実際に掃除の効率を向上することができました。
この行動力が、学校生活の環境改善に貢献できたと実感しました。
私の長所は行動力があることです。
学校の○○プロジェクトで新しいアイデアが浮かんだ時に、すぐに実行計画を立ててクラスメートと一緒に取り組みました。具体的には、プロジェクトのテーマに対する資料収集を行い、役割分担を決め、スケジュールを管理しました。
結果として、プロジェクトが成功し、皆から感謝されました。この経験を通じて、迅速に行動し、結果を出す力を養いました。

3. 責任感が強い

私の長所は責任感が強いことです。
部活動の副キャプテンとして、練習や試合の準備を担当し、メンバーが安心して活動できる環境を整えています。
具体的には、練習計画を立て、必要な道具の準備を徹底しました。試合当日も、メンバーがベストを尽くせるようサポートし、結果的にチームが良い成績を収めることができました。
私の長所は責任感が強いことです。
学校行事の実行委員として、全体の進行管理を任されました。期限内にすべての準備を終わらせ、行事がスムーズに進行するよう努めました。
具体的には、各委員との連絡を密に取り合い、進捗状況を常に把握して調整しました。
これらの経験を通じて、責任感の重要性を実感し、それが行事の成功に繋がりました。

4. 継続力がある

私の長所は継続力があることです。
毎日1時間の自主学習を3年間続けた結果、成績が大幅に向上し、学年トップの成績を収めることができました。
具体的には、苦手科目を克服するために計画を立て、日々の学習を怠らず続けました。継続することで、徐々に成果が現れ、自信にも繋がりました。
私の長所は継続力があることです。
毎日1時間の自主学習を3年間続けた結果、成績が大幅に向上し、学年トップの成績を収めることができました。
具体的には、苦手科目を克服するために計画を立て、日々の学習を怠らず続けました。継続することで、徐々に成果が現れ、自信にも繋がりました。

5. コミュニケーション能力が高い

私の長所はコミュニケーション能力が高いことです。
クラスの仲間と積極的に意見交換を行い、グループ活動では全員の意見をまとめる役割を果たしています。
具体的には、学級での話し合いの場では各自の意見を尊重し、まとめ役として調整しました。その結果、全員が納得できる形で話し合いを進めることができました。
私の長所はコミュニケーション能力が高いことです。
私は人と話すことが得意で、学校行事の司会を務めることが多いです。
具体的には、事前にしっかりと準備を行い、当日は明るく元気な態度で場を盛り上げ、スムーズな進行を心掛けています。
その結果、行事が円滑に進み、参加者からも好評を得ました。

6. 協調性がある

私の長所は協調性があることです。
在籍していたバレーボール部では、チームメンバーと協力して目標を達成することを大切にし、練習中は全員が意見を出し合える雰囲気を作り、全体のモチベーションを高めました。その結果、地区大会での成績向上に繋がりました。
私の長所は協調性があることです。
クラスのプロジェクトで、メンバーが意見を出し合い、全員が納得する形で進めるように調整役を務めました。
具体的には、各メンバーの強みを活かした役割分担を行い、全員が貢献できる環境を整えました。
その結果、プロジェクトが成功し、クラス全員が満足できる成果を得られました。

7. 真面目な性格

私の長所は真面目な性格です。
課題や宿題をきちんと期限内に終わらせることを心掛けており、毎日計画を立てて勉強しています。
具体的には、毎日の勉強時間をしっかり確保し、理解が不十分な部分は徹底的に復習しています。その結果、成績を安定して高く保つことができました。
私の長所は真面目な性格です。
部活動でも、練習時間を守り、一つ一つの練習メニューを丁寧にこなすことを大切にしています。
具体的には、目標を立て、それに向かって毎日努力を続けました。その努力が実り、大会での入賞に繋がりました。

8. 判断力がある

私の長所は判断力があることです。
学校のディベート大会で、迅速かつ的確な判断を下してチームを勝利に導くことができました。
具体的には、相手の意見をしっかりと分析し、それに対する最適な反論を短時間で考え出すことが得意です。この判断力がチームの勝利に貢献しました。
私の長所は判断力があることです。
部活動の試合中に状況を瞬時に把握し、最適なプレーを選択することで、チームの勝利に貢献しました。
具体的には、試合の流れを読み、攻守のバランスを考えたプレーを行うよう心掛けています。その結果、重要な場面での得点に繋がりました。

9. 思いやりがある

私の長所は思いやりがあることです。
クラスメートが困っている時に積極的に手助けをし、皆が安心して学校生活を送れるよう努めています。
具体的には、勉強で困っている友人に対して、自分の時間を割いて教えたり、サポートしたりしています。
その結果、友人関係が深まり、クラス全体の雰囲気も良くなりました。に付きました。
私の長所は思いやりがあることです。
部活動で新入生が入った時に、慣れるまでのサポートを積極的に行い、チーム全体が円滑に活動できるようにしました。
具体的には、新しいメンバーに練習の進め方やルールを丁寧に説明し、質問にも親身に対応しました。その結果、新入生が早くチームに馴染むことができました。

10. 体力がある

私の長所は体力があることです。
毎日のランニングを欠かさず、持久力を鍛えています。そのおかげで、部活動の長時間の練習でも最後まで集中力を保つことができます。
具体的には、朝早く起きてジョギングを行い、体力を維持するためのトレーニングを続けています。この体力のおかげで、大会でも高いパフォーマンスを発揮できました。
私の長所は体力があることです。
体育祭ではマラソン競技で連続して優勝しており、クラスのために貢献することができました。
具体的には、日々のトレーニングを欠かさず行い、持久力を維持しています。この体力を活かして、今後も様々な活動に積極的に参加したいと考えています。

高校受験面接:【短所】の回答例10選

次に、高校受験の面接で「自分の短所」を回答する際の例をテーマ別に挙げてみましたので、参考にしてみてください。下記はあくまでも一例なので、実際に考える時は自分でよく考え、オリジナリティ溢れる内容にしましょう。

1. 優柔不断な性格

私の短所は優柔不断な性格です。
物事を決める際に、さまざまな選択肢を考えすぎてしまい、決断が遅れることがあります。しかし、この点を改善するために、最近は優先順位をつけることや、情報を集めてから迅速に判断する練習をしています。その結果、以前よりもスムーズに決断できるようになりました。
私の短所は優柔不断なところです。
例えば、部活動の計画を立てる時に、複数の案の中から一つを選ぶのに時間がかかってしまうことがあります。しかし、今はリストを作ってメリット・デメリットを比較し、迅速に判断する方法を取り入れるようにしています。この練習を続けることで、少しずつ改善してきています。

2. 神経質な性格

私の短所は神経質な性格です。
細かいことが気になってしまい、完璧を求めるあまり、時間がかかることがあります。しかし、最近では優先順位をつけ、必要以上に細部にこだわらないように意識しています。その結果、効率よく作業を進められるようになりました。
私の短所は神経質なところです。
例えば、学校のプロジェクトで細部にこだわりすぎてしまい、全体の進行が遅れることがありました。しかし、今では他人の意見を取り入れ、全体のバランスを考えて行動するように心掛けています。

3. 飽きっぽい性格

私の短所は飽きっぽい性格です。
興味を持ったことでも、途中で他のことに興味が移ってしまうことがあります。しかし、この点を改善するために、一つの目標を設定し、それに集中する方法を実践しています。最近では、最後までやり遂げることができるようになってきました。
私の短所は飽きっぽいところです。
例えば、勉強しているときに他のことに気が散ってしまうことがあります。しかし、現在はタイマーを使って集中時間を設定し、区切りをつけて取り組むことで、集中力を維持するようにしています。

4. マイペース(のんびり)な性格

私の短所はマイペースな性格です。
自分のペースで進めることが多く、周りに合わせるのが難しいことがあります。しかし、最近では他人の意見を積極的に聞き、協力して物事を進めることを意識しています。その結果、チームワークが向上し、スムーズに作業を進められるようになりました。
私の短所はのんびりした性格です。
例えば、部活動の練習中に自分のペースで行動しがちでしたが、今では他のメンバーとスケジュールを合わせるように心掛けています。この改善により、チーム全体のパフォーマンスが向上しました。

5. 心配性な性格

私の短所は心配性なところです。
何か新しいことを始める前に、失敗を恐れてしまうことがあります。しかし、最近では、失敗を恐れずにチャレンジすることの重要性を理解し、小さなステップから始めるようにしています。この方法で、少しずつ自信を持てるようになってきました。
私の短所は心配性です。
例えば、発表会の前に過度に心配してしまうことがあります。しかし、事前に十分な準備を行い、練習を重ねることで、心配を軽減するように努めています。その結果、発表での成功率が上がりました。

6. 人見知りをしてしまう(おとなしい)

私の短所は人見知りをしてしまうことです。
初対面の人と話すのが苦手で、おとなしくなってしまうことがあります。しかし、最近では、積極的に自己紹介をする練習をしており、新しい友達も増えてきました。少しずつですが、改善しています。
私の短所はおとなしい性格で、人見知りをしてしまうことです。
グループ活動の際に意見を出しづらいことがありますが、現在は意識的に発言するように努めています。その結果、徐々に自分の意見を伝えられるようになってきました。

7. 緊張してしまう

私の短所は緊張しやすいことです。
人前で話す時や試験の時に緊張してしまい、実力を発揮できないことがあります。しかし、最近では深呼吸やリラックスする方法を学び、緊張を和らげるようにしています。その結果、少しずつですが、緊張を克服しつつあります。
私の短所は緊張してしまうことです。
例えば、プレゼンテーションの時に緊張してしまい、言葉が詰まることがあります。しかし、最近ではリハーサルを重ねることで自信をつけ、本番でも落ち着いて話せるようになってきました。

8. 慎重すぎる(行動力がない)

私の短所は慎重すぎるところです。
物事を決める際に慎重になりすぎて、行動に移すのが遅れることがあります。しかし、最近では必要な情報を素早く収集し、タイムリーに判断する練習をしています。その結果、迅速に行動できるようになってきました。
私の短所は慎重すぎるところです。
新しいことを始める前に、リスクを考えすぎて行動に移すのが遅れることがあります。しかし、今では小さなステップから始めることで、行動力を高めるよう努めています。

9. 落ち込みやすい性格

私の短所は落ち込みやすい性格です。
失敗するとすぐに気持ちが沈んでしまい、立ち直るのに時間がかかることがあります。しかし、最近では失敗をポジティブに捉え、次に活かす方法を学んでいます。その結果、以前よりも早く立ち直ることができるようになりました。
私の短所は落ち込みやすいところです。
例えば、テストで思うような結果が出ないと気持ちが沈んでしまいますが、今では失敗を次のステップと捉え、改善点を見つけるようにしています。

10. わがままな性格

私の短所はわがままなところです。
自分の意見を優先しがちで、他人の意見を聞くのが苦手なことがあります。しかし、最近では他人の意見を積極的に聞き、チームでの協力を大切にするよう心掛けています。その結果、円滑なコミュニケーションができるようになりました。
私の短所はわがままなところです。
自分の考えを押し通すことが多かったのですが、今では他人の意見を尊重し、協力することの大切さを学んでいます。この姿勢を取り入れることで、周囲との関係が改善されました。

面接で「長所・短所」を回答する時の5つの注意点

下記の注意点を守ることで、面接での「長所・短所」の回答がより効果的になり、面接官に対して誠実で信頼できる印象を与えることができるでしょう。

1. 明らかに問題のある短所は言わない

面接で短所を述べる際には、面接官に深刻な懸念を抱かせるような短所は避けるべきです。
例えば、時間管理ができない、責任感がない、反社会的・反抗的な考え方、などは、学校生活や将来の成長に重大な影響を及ぼすと判断される可能性があります。
短所を述べる場合は、改善可能であり、努力次第で克服できるものを選び、その取り組みを具体的に説明するようにしましょう。

2. 「短所はありません」はNG

「短所はありません」という回答は、自己分析が不足していると判断されることが多いため避けましょう。
誰にでも短所はあり、それを認識し、改善しようとする姿勢が大切です。短所を正直に伝えることで、自己理解の深さや自己改善への意欲をアピールすることができます。
面接官は完璧な人間を求めているわけではなく、成長し続ける意欲を持った生徒を求めています。

3. 自己評価(自画自賛)は避ける

長所を述べる際には、過度に自己評価を高くする自画自賛は避けましょう。
謙虚な姿勢で具体的な事実やエピソードを基に話すことで、説得力が増し、面接官に好印象を与えることができます。例えば、「私は誰よりも優れている」などの表現ではなく、「部活動でキャプテンとしてチームをまとめ、優勝に導いた経験があります」といった具体的な成果を述べると良いでしょう。

4. 自己PRや他の質問への回答と矛盾しないようにする

面接での回答は一貫性が重要です。長所や短所を述べる際には、他の質問への回答と矛盾しないように注意しましょう。例えば、自己PRで「積極的に行動する性格」と述べたのに、短所で「積極的に行動できない」と言うと矛盾が生じます。事前に一貫したストーリーを構築し、全ての回答が整合性を保つように準備することが大切です。

5. 嘘は言わない

面接での回答は必ず嘘は言わず正直に行いましょう。嘘をついても、面接官は多くの受験生を見てきているため、簡単に見破られる可能性があります。
また、入学後にその嘘が露見することもあります。正直に自分を伝えることで、信頼を得ることができ、面接官に好印象を与えることができます。
例えば、短所について「多少の時間管理のミスがあるが、最近はスケジュール管理を工夫して改善中」といった具合で、正直に述べると良いでしょう。

長所や短所が思い浮かばない時の3つの解決策

色々考えてもどうしても思い浮かばない時は、下記の方法を試してみてください。
自分を客観視して分析することがポイントとなります。

1. 過去の成功・失敗体験を思い出し、書き出してみる

長所や短所が思い浮かばない時は、まず自分の過去の成功体験や失敗体験を思い出し、それぞれを書き出してみましょう。
例えば、学校の行事でリーダーシップを発揮して成功した経験や、部活動での試合でミスをしてしまった経験などが挙げられます。
これらの体験を具体的に振り返ることで、自分の長所(強み)や短所(改善点)を見つける手助けになります。また、具体的なエピソードを思い出すことで、面接での回答にも説得力が増します。

2. 家族・友人・先生などに聞いてみる

自分では気づかない長所や短所を見つけるためには、周囲の人に意見を聞くことも有効です。
家族や友人、先生など、普段から自分をよく知っている人に、自分の長所や短所について率直に尋ねてみましょう。他人の視点から見た自分の特徴を知ることで、新たな発見が得られることがあります。
特に、面接で強調したいポイントや改善したい点について具体的なフィードバックをもらうことで、より自分を理解しやすくなります。

3. 性格診断テストを利用してみる

自分の長所や短所を客観的に知るためには、性格診断テストを利用する方法もあります。
インターネット上には多くの無料の性格診断テストがあり、短時間で自分の性格や特性を分析でき、自分の性格タイプや行動パターンを理解するのに役立ちます。
これらのテスト結果を参考にして、自分の強みや改善点を見つけ出し、面接での自己紹介や長所・短所の回答に活用してみましょう。

まとめ

今回のコラムでは、高校受験の面接でよく聞かれる「自分の長所・短所」について焦点をあてて解説しました。
面接での回答を考えることは、自分を見つめ直す良いキッカケにもなります。せっかくの機会なので、深く掘り下げ、自分を知る機会にできると良いと思います。
このコラムが、高校受験の面接を控える中学生の方の一助になれば幸いです。

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