入学願書の書き方完全ガイド|封筒の書き方・提出方法も解説します
公開日:2024年9月19日
このコラムでは、高校受験などで提出が必要な入学願書(入学志願書)の書き方を詳しく解説します。封筒の書き方や提出方法、必要書類についても詳しくご紹介しますので、受験を控える生徒や保護者の方は必見の内容です!
入学願書とは?
入学願書とは、受験を志望する学校に提出する書類です。ここでは、入学願書の基本的な役割や入手方法、提出方法について詳しく解説します。
1. 入学願書とはどんな書類?
入学願書とは、受験を希望する学校に提出する書類です。
この書類には、受験者の名前、住所、生年月日、志望の学科・コース、学歴(出身校、在籍校)、連絡先などの基本情報を記載します。
また、志望動機や自己PRを記入する欄が設けられている場合も多く、ここで自分の強みや将来の目標をアピールすることも重要です。
入学願書は、学校側に自分を紹介し、選考に進むための第一歩となる書類なので、丁寧に書くことが求められます。
2. 入学願書の入手方法
入学願書の入手方法は、学校や地域によって異なりますが、主に以下の方法で入手できます。
(1) 学校の公式ウェブサイトからダウンロードする
多くの学校は、公式ウェブサイトで願書を公開しています。ダウンロードして印刷するか、オンライン上で記入して提出する場合があります。
(2) 学校の説明会やオープンスクールで配布される
学校説明会やオープンスクールに参加すると、その場で願書を配布していることがあります。直接入手できるため、わからない点があればその場で質問できます。
(3) 郵送で取り寄せる、書店で入手する
学校に直接問い合わせて、願書を郵送で取り寄せることも可能です。特に遠方に住んでいる場合などはこの方法が便利です。また、大学の願書や私立校の願書は、大きめの書店で販売していることもあります。
3. 入学願書の提出方法や期限
入学願書の提出方法は学校によって異なりますが、一般的には以下の方法があります。
願書の送付には提出期限が必ず設けられています。受験する学校の提出期限を事前に調べておくことが重要です。
(1) 郵送での提出
学校から指定された住所に郵送する方法です。この場合、提出期限までに必着となるため、余裕をもって送付するようにし、発送の際は速達、簡易書留を利用し、確実に期限までに届くように注意しましょう。
(2) オンラインでの提出
最近では、オンラインで願書を提出できる学校も増えています。
学校のホームページにある出願用ウェブフォームに必要事項を入力し、必要な書類をアップロードして提出する方法です。
提出前に入力ミスや添付漏れがないかしっかり確認しておきましょう。
(3) 学校窓口で直接提出
学校の窓口に直接願書を提出する方法です。この場合は、提出する前に必要な書類がすべて揃っているか、窓口で確認してもらうと安心です。受付の場所や日時は、学校や地域毎に決まっていますので、事前に調べておきましょう。
4. 願書の他に必要となる書類
入学願書と一緒に提出が求められる書類も学校によって異なります。
一般的には以下の書類が必要です。
(1) 証明写真
願書には自身の写真の添付が必要です。写真のサイズや背景、服装などの指定がある場合が多いので、学校ごとの規定に従って準備しましょう。
一般的には3ヶ月以内に撮影したもので、正面を向いた顔写真が必要です。写真の裏に氏名を書いておくと、万が一剥がれてしまった場合でも安心です。きちんとした服装(制服着用が一般的です)で撮影し、第一印象を良くするように心掛けましょう。
(2) 調査書(内申書)
通う学校から発行される調査書(内申書)が必要です。これは受験者の学業成績や学校生活での評価を証明するもので、出身校に依頼して取得します。作成までに時間がかかることも考慮して、なるべく早めに学校の先生にお願いしましょう。
調査書(内申書)についてもっと知りたい方はこちら
⇒ 「調査書(内申書)について徹底解説!|高校受験に向けて正しく理解しましょう!」
大学受験の調査書についてもっと知りたい方はこちら
⇒ 「大学受験の調査書とは?|調査書の内容や役割を徹底解説!」
中学受験の調査書についてもっと知りたい方はこちら
⇒ 「中学受験の調査書とは?|作成の仕方から合否への影響まで徹底解説!」
(3) 受験料の振込証明書(収入証紙)
願書と一緒に受験料の振込証明書(収入証紙)の提出を求められることが多いです。振込完了後に発行される証明書を忘れずに添付しましょう。
収入証紙は、各都道府県において「売りさばき所」として登録されている施設(銀行などの金融機関や指定の場所)で購入できます。金額や貼付場所は学校ごとに異なるので注意が必要です。
貼付する際には、指定された場所にきれいに貼り、シワやズレがないようにしましょう。また、貼り忘れがないように最終確認を徹底してください。
(4) その他の指定書類
学校や学部・学科によっては、志望理由書、自己推薦書、自己PR、特定の課題の提出が求められる場合があります。
提出書類の詳細を事前に確認し、すべての書類が揃っていることを確認してから提出するようにしましょう。
自己PRの書き方についてもっと知りたい方はこちら
⇒ 「中学生のための自己PR書き方ガイド|書き方のコツと例文をご紹介!」
入学願書の書き方
入学願書を書く際には、正確かつ丁寧に書くことが求められます。書類の記入ミスや形式の不備などがあると、学校側に悪い印象を与え、場合によっては受理されない可能性もあります。
ここでは、入学願書を書く際の基本的なポイントについて解説します。
1. 必ず下書きし、丁寧な文字で記入する
入学願書は正式な出願書類なので、提出する前に必ず下書きを行いましょう。
下書きをしておくことで、記入漏れや書き間違いを防ぎ、最終的な仕上がりも整います。本番の記入では、文字の大きさやバランスにも気を配り、丁寧な文字で書きましょう。
特に名前や住所は正確に記入することが重要です。丁寧で読みやすい文字が、受験者の真剣な姿勢を伝える第一歩となります。
2. 黒のボールペンで記入する
入学願書の記入には、黒のボールペンを使用することが一般的です。
黒色は公式な書類を記入する際の標準色であり、他の色(青や濃紺など)や鉛筆・シャーペンは避けるべきです。また、消せるボールペンは、文字が消えてしまう可能性があるため使用を控えましょう。
しっかりとインクが定着する黒のボールペンを使うことで、提出後も文字がはっきりと残ります。
3. 住所などを省略しない
住所や氏名など、記入項目を省略せずに正確に記入することが大切です。また、略字などの使用も避けましょう。
特に住所は略さず、都道府県から番地までしっかりと書きましょう。郵便番号やマンション名、部屋番号なども漏れなく記入することで、学校側が連絡を取る際の混乱を防ぎます。
4. 間違えてしまった場合は二重線をひいて訂正印を押す
万が一、記入中に間違えてしまった場合は、慌てずに二重線を引き、訂正印を押して修正しましょう。訂正印は書類の正式な修正方法であり、修正テープや修正液の使用は避けるのが一般的です。訂正印が手元にない場合は、新しい用紙を使って書き直すことも検討してください。
5. 印鑑は朱肉を使うタイプを使用する
印鑑を押す際には、朱肉を使うタイプの印鑑を使用するのが基本です。
シャチハタなどのスタンプタイプの印鑑は公式な書類には適さないため避けましょう。印鑑は、しっかりと押し当ててにじまずきれいに押すようにしましょう。
印鑑の位置や押し方、印鑑の向きに注意し、正しく押すことで、書類全体の印象を整えることができます。
入学願書の封筒の書き方・送付方法
入学願書を封筒に入れて送付する際にも、マナーやルールがあります。封筒の書き方や送付方法を正しく守ることで、書類の受け取りやすさが向上し、受験者としてのマナーも伝わります。
ここでは、封筒の書き方と送付方法について詳しく解説します。
1. 宛名の「行き」を消し、「御中」と書く
封筒の宛名を書く際には、学校の名称と住所を正確に記入します。(※返信用の封筒が願書に同封されている場合は、既に学校名や住所がプリントされている場合が多いです。)宛名の最後に「行き」と書かれている場合は、必ず二重線で消して「御中」に書き換えましょう。「行き」は個人宛の表現であり、学校や団体に対しては「御中」を使用するのが適切です。小さなことですが、丁寧に対応することで受け取る側への配慮を示すことができます。
2. 赤文字で「願書在中」と書く
封筒の表面には、必ず赤文字で「願書在中」と記入します。
これにより、学校側が書類の内容を一目で把握でき、迅速な処理が可能になります。「願書在中」と書く際には、目立つように封筒の左下や中央部分に目立つように書きましょう。これにより、願書が確実に選考の対象として扱われるようにできます。
3. しっかり封をし、「〆」を記入する
願書の封筒はしっかりと封をしておくことも重要です。
封をしたら、封筒の封じ目に「〆」と書いて、封がされていることを明確に示しましょう。これは書類の安全性を示すためのものであり、封が開いていないことを保証するためのものです。
封が完全に閉じられていることを確認し、封が開いてしまうことがないように注意して下さい。
4. 必ず「簡易書留」で郵送する
願書の送付には、必ず「簡易書留」を利用しましょう。
簡易書留は、書類が確実に届けられ、配送状況も追跡できるため、安全性が高い郵送方法です。万が一の郵送事故や紛失を防ぐためにも、通常の郵便ではなく、書留を利用することを強くおすすめします。
確実に願書を送付するためにも、郵便局の窓口で簡易書留の手続きを行い、控えを大切に保管しておきましょう。
まとめ
願書は単なる形式的な書類ではなく、学校に対して自分自身をアピールする大切な手段でもあります。ですから、入学願書の書き方や提出方法、必要書類の準備は、受験生にとって非常に重要な作業です。
受験生の皆さんが、願書を通じて自分の魅力をしっかり伝え、希望する学校に合格することを心より応援しています!
家庭教師のマスターでは、受験生をサポートする指導を行っています。ご興味のある方は、気軽にお問合せください。
もっと知りたい方はこちら
⇒【高校受験コース】について
⇒【大学受験コース】について
⇒【中学受験コース】について
家庭教師のマスターについて
家庭教師のマスターの特徴
平成12年の創立から、家庭教師のマスターは累計2万人以上の子供たちを指導してきました。その経験と実績から、
- 勉強大嫌いな子
- テストで平均点が取れない子
- 特定の苦手科目がある子
- 自宅学習のやり方、習慣が身についていない子
への指導や自宅学習の習慣づけには、特に自信があります!
家計に優しい料金体系や受験対策(特に高校受験)にもご好評いただいており、不登校のお子さんや発達障害のお子さんへの指導も行っています。
指導料金について
指導料:1コマ(30分)
- 中学生:900円/1コマ
- 小学1年生~4年生:800円/1コマ
- 小学5年生~6年生:850円/1コマ
- 高校生:1000円/1コマ
家庭教師マスターではリーズナブルな価格で高品質の家庭教師をご紹介しています。
2人同時指導の割引き|ペアレッスン
兄妹やお友達などと2人一緒に指導を受けるスタイルの「ペアレッスン」なら、1人分の料金とほぼ変わらない料金でお得に家庭教師の指導が受けられます!
※1人あたりの指導料が1コマ900円 → 1コマ500円に割引きされます!
教え方について
マンツーマンで教える家庭教師の強みを活かし、お子さん一人ひとりにピッタリ合ったオーダーメイドの学習プランで教えています。
「学校の授業や教科書の補習」「中間・期末テスト対策」「受験対策」「苦手科目の克服」など様々なケースに柔軟な対応が可能です。
指導科目について
英語・数学・国語・理科(物理・生物・化学)・社会(地理・歴史・公民)の5科目に対応しています。定期テスト対策、内申点対策、入試対策・推薦入試対策(面接・作文・小論文)など、苦手科目を中心に指導します。
コースのご紹介
家庭教師のマスターでは、お子さんに合わせたコースプランをご用意しています。
ご興味のある方は、下記をクリックして詳細を確認してみてください!
無料体験レッスン
私たち家庭教師のマスターについて、もっと詳しく知って頂くために「無料の体験レッスン」をやっています。
体験レッスンでは、お子さんと保護者さまご一緒で参加して頂き、私たちの普段の教え方をご自宅で体験して頂きます。
また、お子さんの学習方法や課題点について無料のコンサルティングをさせて頂き、今後の学習プランに活かせるアドバイスを提供します。
他の家庭教師会社や今通われている塾との比較検討先の1つとして気軽にご利用ください!