大学受験にかかる費用は!?|受験料やその他の費用まで徹底解説!
公開日:2024年12月5日
大学受験を考えているが、実際にどれくらいの費用がかかるのかをしっかりと把握しておきたい。そんな方に必見のコラムです。大学の受験料や、その他費用、入学時に必要な費用まで、徹底解説! 大学受験の費用を抑える方法もあわせて紹介します!
目次
大学受験にかかる費用
大学受験には多くの費用がかかりますが、計画的に準備することで負担を軽減できます。
費用を抑える工夫と、適切なサポートで受験生を支えていきましょう。
1. 受験料
共通テストの受験料
大学入学共通テストの受験料は以下の通りです。
2科目以下の場合:12,000円
3科目以上の場合:18,000円
※ 成績通知を希望する場合は、別途800円が必要です。
私立大学の受験料
私立大学の受験料は大学や学部によって異なりますが、一般的に1受験あたり約30,000円〜35,000円程度です。
医学部や薬学部など、専門性の高い学部はさらに高額になる場合がありますので、受験を検討されている学部の入試要項をしっかりと確認しましょう。
推薦入試の受験料
推薦入試の受験料も大学によって異なりますが、一般的に国公立大学で約17,000円、私立大学で約30,000円となります。
推薦入試は通常、一般入試よりも早い時期に行われるため、応募条件を満たしている場合は受験を検討するのもよいでしょう。
2. 願書代など入学手続きに必要な費用
大学受験の際には、願書提出や関連書類の準備に一定の費用が必要です。
具体的には、願書の購入費用、調査書発行費用、証明写真代、郵送費などが挙げられます。
これらの費用は大学ごとに異なりますが、総額で数千円〜1万円程度が一般的な範囲です。オンライン出願を利用することで郵送費を節約したり、手続きがスムーズになる場合もあります。
出願時の費用を抑えるためには、大学の要項を確認し、必要書類を早めに準備することが大切です。
3. 交通費・宿泊費
受験する大学が自宅から遠方にある場合、交通費や宿泊費が必要になります。
例えば、新幹線や飛行機を利用する場合は、片道だけでも数万円がかかることがあります。
宿泊費についても、ホテルやビジネスホテルを利用する場合、1泊あたり数千円〜1万円以上が一般的です。
複数日間の滞在が必要な場合は、合計で数万円以上の出費になることもあります。
これらの費用を抑えるためには、早めに宿泊施設を予約することや、試験会場の近くでコストパフォーマンスの良い施設を選ぶことが重要です。
4. 塾代・教材費
大学受験の準備にあたり、塾や予備校を利用する場合、その費用は家庭の大きな負担となります。
塾や予備校の年間授業料は、一般的に数十万円〜100万円以上かかる場合が多く、教材費も別途発生することがあります。
一方で、オンライン教材や自己学習ツール(添削教材や問題集・参考書など)を活用することで費用を抑える方法もあります。
家庭教師・塾の費用についてもっと知りたい方はこちら
⇒ 「家庭教師と塾、結局どっちが安い??|かかる料金を徹底比較!」
5. 併願校への入学金
第一志望校の合格発表前に、併願校への入学手続きを行う場合、入学金を支払う必要があります。
第一志望校の結果がわかるまで進学先を確保するための保険にはなりますが、結果として経済的な負担が発生します。
入学金の金額は大学や学部によって異なりますが、一般的には10万〜30万円程度が必要とされています。
一部の大学では、一定条件を満たすと入学金が返還される場合もあります。
大学受験合格後にかかる費用
大学受験後も様々な費用がかかるため、事前にしっかりと計画を立てることが重要です。
家族で話し合い、必要な準備を進めることでスムーズな入学を目指しましょう。
1. 入学金
大学に入学する際に必要となる入学金は、国公立大学で約30万円、私立大学では約20万〜30万円が一般的とされています。
原則入学手続き時に一括で支払う必要があり、これを怠ると入学資格を失うことがあります。
入学金は大学ごとに設定されており、学部や学科によって異なる場合もあるため、志望大学の募集要項をしっかりと確認することが大切です。
また、複数の大学に合格している場合は、どの大学の入学金を支払うべきかを慎重に検討する必要があります。
2. 授業料
大学の授業料は、大学の種類や学部によって大きく異なります。
国公立大学では年間約54万円、私立大学では文系で年間約80万円、理系で約110万円、医歯薬系では年間150万円以上が一般的です。
この費用は通常、年2回の分割払いが可能ですが、奨学金制度や学費減免制度を利用することで、経済的な負担を軽減できる可能性があります。
3. 引っ越し・家具購入の費用
遠方の大学に進学する場合、引っ越しや新生活のための準備に大きな費用がかかります。
引っ越し費用は、荷物の量や移動距離によって異なりますが、数万円〜数十万円が目安です。
また、新居で必要な家具や家電の購入費用は10万〜20万円程度となることが一般的です。
さらに、敷金・礼金などの初期費用が発生する場合も多く、これにより合計金額がさらに増加する可能性があります。
4. 交通費
大学への通学にかかる交通費も、家計において見逃せない費用の一つです。
自宅から通学する場合、定期券や公共交通機関の利用費用は月々数千円〜1万円程度が目安です。
遠方から通学する場合は、新幹線や高速バスなどの交通手段を利用するため、さらに高額な費用が必要となることがあります。
大学受験の費用を抑える5つの方法
大学受験にかかる費用を抑えるための方法を5つほどご紹介していきます。
無駄な出費を防ぐことで、経済的な負担を軽減することができます。計画的に準備を進め、大学受験を成功させましょう。
1. 受験する大学を絞る
受験する大学を絞ることで、受験料や交通費、宿泊費といった関連費用を大幅に抑えることができます。特に多くの大学を受験する場合、これらの費用が積み重なり大きな負担となるため、慎重な選択が重要です。
志望校を絞り込む際には、自分の学力や希望する学部、将来の目標を明確にし、それに合った大学を選びましょう。また、オープンキャンパスや大学案内・ホームページを活用し、キャンパスの雰囲気や学びたい環境が整っているか確認することも大切です。
家族や学校の先生と相談しながら、受験校を慎重に選ぶことで無駄な出費を防ぎましょう。
2. 共通テスト利用入試や学内併願割引を利用する
共通テスト利用入試は、一度の試験で複数の大学に出願できるため、個別で試験を受ける場合と比べ、時間と受験料を大幅に節約できます。また、多くの大学では、同一大学内で複数の学部や学科に出願する場合に、併願割引を提供しています。この割引により、2受験目以降の受験料が割安になるため、負担が軽減されます。
3. 効率的な併願の計画を立てる
効率的な併願計画を立てることで、受験にかかる費用を抑えられます。
例えば、同じ地域にある大学や試験日程が近い大学を選ぶことで、交通費や宿泊費を大幅に削減することが可能です。特に遠方受験ではこれらの出費が高額になるため、注意が必要です。
また、複数の大学を受験する場合には、試験日程が重ならないよう注意し、スケジュールをうまく組むことで、時間や体力の無駄を省くことができます。
4. インターネット出願を利用する
インターネット出願を活用すると、受験料が割引される大学が多くあります。
従来の紙の願書に比べ、インターネット出願は手続きが簡単で、郵送費も不要なため、費用と手間を削減できます。
また、インターネット出願では入力ミスや必要書類の不足をシステムが自動でチェックしてくれる場合もあり、不備を減らすことが可能です。
出願にあたっては早めに手続きを行い、締切ギリギリで慌てないようにすることが重要です。
一部の大学では、インターネット出願専用の割引が適用される場合もあります。
5. 奨学金等を利用する
経済的な負担を軽減するためには、奨学金の利用を積極的に検討しましょう。
多くの団体や大学が奨学金プログラムを提供しており、条件を満たせば返済不要の奨学金を受けられる場合もあります。また、教育ローンを活用することで、一時的な出費を抑えることも可能です。
奨学金や教育ローンの制度はそれぞれ条件や申請期間が異なるため、早めに情報を収集し、計画的に準備することが大切です。
まとめ
今回は「大学受験にかかる費用」をテーマにお話ししてきました。
受験料や交通費、塾代、さらには入学後に必要な費用など、いろいろとお金がかかることがわかったかと思います。
ただ、受験する大学を絞る、共通テスト利用入試を活用する、奨学金やインターネット出願を検討するなど、ちょっとした工夫で負担を軽くすることができます。
受験は大変な時期ですが、計画を立てて準備すればきっと乗り越えられます!
家族や友人と相談しながら、目標に向かって一歩ずつ進んでいきましょう。
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