勉強のやる気を出す方法【中学生編】|具体的な対策法をご紹介
公開日:2024年7月22日
このコラムでは、中学生が勉強のやる気を出す方法をご紹介します。
また、勉強のやる気が出ない理由や、やる気を引き出す具体的な方法、親のできるサポートについても詳しく解説し、やる気をキープするためのポイントをまとめました。ぜひ参考にしてみてください!
勉強のやる気が出ない7つの理由【中学生編】
中学生のお子さんが勉強のやる気を失ってしまう理由には、多くの要因があります。
ここでは、具体的な例を交えながら、代表的な理由を詳しく見ていきましょう。
1. 勉強がわからない
勉強のやる気が出ない最も基本的な理由の一つは、勉強の内容が理解できないことです。
例えば、数学の授業で新しい分野が始まると、その説明や考え方が全く理解できず、突然授業についていくことが困難になることがあります。また、英語の授業で扱われる文法や単語・熟語の難易度が上がり、徐々に文章が分からなくなることもあります。
このような状況では、勉強そのものが苦痛になり、やる気が失われてしまいます。
2. 何からやれば良いのかわからない
勉強の始め方がわからないことも、やる気を削ぐ大きな要因となります。
例えば、定期テストが近づいているにもかかわらず、どの教科から手をつけるべきか、どの範囲を優先して復習すべきかがわからないと、焦りや不安が募ります。また、宿題が山積みになっているときに、どれから手をつけるべきか迷っているうちに時間が過ぎ、結局何も手をつけられないということもあります。
このような状況では、勉強に取りかかる前からうんざりしてしまうことで、やる気が失われてしまいます。
3. 勉強に集中する環境が整っていない
勉強に集中するためには、適切な学習環境が必要です。しかし、家の中が騒がしい場合や、勉強スペースが散らかっている場合、集中力を保つのは難しくなります。
例えば、兄弟姉妹がテレビを見ていたり、リビングで家族が会話していたりすると、注意がそちらに向いてしまいます。また、勉強机の上に漫画や雑誌が散乱していると、それだけで気が散り、勉強に集中できません。
4. 自信を無くしてしまっている
勉強の成果がなかなか現れないと、自信を失ってしまうことがあります。
例えば、テストで何度も低い点数を取ってしまうと、「自分は勉強ができない…」と思い込み、やる気がなくなります。
また、クラスメートがどんどん成績を上げていく中、自分だけが遅れていると感じると、ますます自信を失い、勉強への意欲が低下してしまいます。
5. スマホやゲームに夢中になっている
現代の中学生にとって、スマホやゲームは大きな誘惑となります。
例えば、SNSで友達とチャットをしたり、オンラインゲームで仲間と遊んだりすることは楽しいですが、それが過度になってしまうと勉強時間を奪ってしまいます。
例えば、スマホの通知が来ると、その度にスマホをチェックしてしまい、勉強に集中するのが難しくなります。また、ゲームの次のステージをクリアしたいという欲求が強く、つい勉強を後回しにしてしまうこともあります。
子どものゲーム・ネット依存についてもっと知りたい方はこちら
⇒ 「子どもがゲーム・ネット依存になってしまう要因と解決策とは?」
6. 反抗期・思春期の影響
中学生は思春期・反抗期に入り、感情の起伏が激しくなる時期でもあります。
この時期には、親や先生の言うことに強く反発したり、自分自身の感情に振り回されたりすることが多くなります。
例えば、親から「勉強しなさい!」と言われると反発心が生まれ、逆に勉強したくなくなることがあります。また、自分の気持ちがうまく整理できず、イライラや不安が募ると、勉強に集中できなくなります。
反抗期についてもっと知りたい方はこちら
⇒ 「反抗期はいつから始まり、いつ終わるの?|接し方や注意点を徹底解説」
7. 部活やクラブ活動で疲れてしまっている
部活動やクラブ活動は、学校生活の大切な一部ですが、体力や時間を大きく消耗します。
例えば、毎日放課後にハードな練習がある部活動をやっていると、帰宅が遅くなり、疲れて勉強に手が回らなくなることがあります。
また、試合や大会が近づくと練習が一層ハードになり、体力的にも精神的にも疲弊してしまいます。その結果、家に帰ってから勉強する気力が湧かないことが多いのです。
勉強のやる気を引き出す具体策5選
勉強のやる気を引き出すためには、いくつかの具体的な方法があります。
ここでは、効果的にやる気を引き出す対策を5つご紹介します。これらの具体策を実践することで、中学生のお子さんの勉強のやる気を引き出し、効果的に学習を進めることができるでしょう。
1. 短期目標と長期目標を設定する
勉強のやる気を引き出すためには、まず、目標設定が重要です。
短期目標と長期目標を明確にすることで、勉強へのモチベーションを維持しやすくなります。例えば、短期目標として「今週中に数学の復習を終える」や「次のテストで80点以上を取る」といった具体的な目標を設定します。これに対し、長期目標としては「高校受験で第一志望校に合格する」や「将来なりたい職業に就くために必要なスキルを身につける」といった大きな目標を掲げます。
短期目標を達成するたびに、自信がつき、長期目標に向かってのやる気が湧いてきます。
2.勉強に集中できる環境を整える
勉強のやる気を引き出すためには、勉強に集中できる環境を整えることが大切です。
勉強部屋を整頓し、必要なノートや問題集、筆記用具などをすぐに取り出せるように整理しましょう。また、騒音が聞こえないように静かな部屋を選び、できるだけスマホやテレビなどの誘惑を視界から排除しましょう。例えば、勉強する時間帯を決めて、その時間内はスマホを別の部屋に置いておくなどが有効です。
また、照明や椅子の高さなど、快適な勉強環境を作ることで、集中力が持続しやすくなります。
3. しっかり計画を立てて、メリハリをつけて勉強する
勉強のやる気を引き出すためには、持続可能な計画を立てて、効率よく勉強することも重要です。
1日の学習スケジュールを作成し、勉強時間と休憩時間をバランスよく組み入れましょう。例えば、50分勉強して10分休憩する方法(ポモドーロ・テクニック)を活用すると、集中力を維持しやすくなります。
また、週ごとや月ごとの中期的な学習計画を立て、進捗をチェックすることで、目標に向かって効率的に学習を進めることができます。計画通りに進むことで達成感が得られ、やる気が持続します。
4. 自分への嬉しいご褒美を考える
チベーションを保つためには、勉強の後に、嬉しい自分へのご褒美を設けることも効果的です。
例えば、勉強を1時間頑張った後に好きなスイーツを食べる、週末に目標を達成できたら映画を観る、欲しかった本を買うなど、自分への楽しみを用意します。このようにご褒美を設定することで、勉強へのモチベーションが高まり、やる気を持続させることができます。また、ご褒美は達成感を味わうための重要な要素でもあります。
モチベーション維持についてもっと知りたい方はこちら
⇒「勉強のモチベーションを上げる方法|テクニックを使ってやる気UP!」
5. 一緒に勉強する仲間を見つける
勉強のやる気を引き出すためには、一緒に勉強する仲間やライバルを見つけることも効果的です。
友達やクラスメートと一緒に勉強することで、お互いに刺激し合い、モチベーションを高めあえることができます。例えば、定期的な勉強会を開いて、進捗を共有したり、わからないところを教え合ったりすることで、学習の理解も深まります。また、目標を共有し、お互いに励まし合い、競い合うことで、勉強に対する意欲がさらに高まります。仲間と一緒に頑張ることで、孤独感を感じずに楽しく勉強を進めることもできます。
やる気を持続できる勉強法6選
やる気を持続させるためには、いくつかの工夫が必要です。
ここでは、効果的な勉強法を6つご紹介します。これらの方法を取り入れることで、やる気を持続させ、効果的に勉強を進めることができます。
1. スマホや漫画を封印する
勉強の大敵であるスマホや漫画を封印することは、勉強への集中力を保つためには非常に重要です。
例えば、勉強を始める前にスマホを別の部屋に置いたり、特定のアプリを一時的に使用禁止にすることで、誘惑を意図的に減らしましょう。漫画や他の娯楽(テレビや雑誌など)も同様に、手の届かない場所に置いておくと効果的です。これらにより、気が散ることなく、勉強に集中できる時間が確実に増えます。
2. とにかく机に向かってみる
勉強のやる気が出ない時でも、とにかく机に向かってみることが大切です。
例えば、最初は10分だけでもいいので、勉強を始めてみましょう。意外と一度始めると、そのまま続けられることが多いです。日常の習慣として毎日同じ時間に机に向かうようにすると、自然とやる気が出やすくなります。
3. 簡単な問題や得意科目から勉強を始める
勉強を始める時は、簡単な問題や得意科目から始めると、スムーズにスタートできます。
例えば、数学が得意な人は、まず簡単な計算問題を解くことから始めると良いでしょう。これにより、成功体験を積むことで自信や勢いがつき、次の課題に進む意欲が湧きます。
逆に、苦手な科目から始めると、最初からやる気がそがれてしまうことがあるため、勉強のやり始めは自分の得意分野に集中することがポイントです。
4. いつもと違う場所で勉強してみる
勉強する場所を変えることも、やる気を持続させるために有効です。
例えば、家の中であればリビングやベランダ、自宅外であれば図書館やカフェなど、いつもと違う場所で勉強してみると、新鮮な気分で取り組むことができます。
場所を変えることで気持ちがリフレッシュされ、集中力が高まります。また、外出先で勉強する際は、あらかじめ勉強する題材を2〜3冊に絞っておくと、より効率よく学習を進めることができます。
5. 勉強してきたことやテストの結果を可視化する
勉強の進捗やテストの結果を可視化することも、やる気を持続させるためには有効です。
例えば、勉強した内容や達成した目標をカレンダーやノートに記録し、目に見える形で管理することで、達成感が得られます。
また、テストの結果や学習時間をグラフにすることも、自分の成長を実感しやすくなります。努力の成果を視覚的に確認することで、次の目標に向かうモチベーションが高まります。
6. こまめな休憩をとる
長時間の勉強は集中力を低下させるため、こまめな休憩を取ることが重要です。
例えば、50分勉強して10分休憩するサイクルを繰り返し、これを3回繰り返したら長めの休憩(30分程度)を取る、などで、集中力を維持しやすくなります。
休憩中には、軽いストレッチなど体を動かすことを取り入れると良いでしょう。
勉強のやる気を引き出す親のサポート8選
中学生が勉強に対してやる気を持ち続けるためには、親のサポートが非常に重要です。
ここでは、親ができる具体的なサポート方法について8つご紹介します。
1. ポジティブな声かけをする
中学生のお子さんのやる気を引き出すためには、まず、ポジティブな声かけが大切です。
例えば、勉強を頑張っている子どもに「よく頑張っているね!」「その調子だよ!」といった励ましの言葉をかけることで、子どものやる気を引き出すことができます。親からのポジティブな声かけは、子どもの自信を育み、モチベーションを高める効果があります。
2. 結果よりもプロセスを褒める
勉強の結果だけでなく、努力や過程を褒めることも重要です。
例えば、テストの点数が良くなくても、「毎日コツコツと勉強している姿勢が素晴らしい」といった具合に、努力していること自体を評価しましょう。これにより、子どもは自分の努力が認められていると感じ、次のチャレンジに対する意欲が湧きます。
3. 兄弟姉妹や他人と比較しない
勉強の成績などで兄弟姉妹や他人と比較することは避けましょう。
例えば、「お兄ちゃんはもっと頑張っていたのに…」といった比較は、子どもの自尊心を傷つける可能性があり、勉強へのやる気を失う要因となります。
親は、それぞれの子どもが持つ個性やペースを尊重し、本人の成長や努力を見守る姿勢が大切です。
4. 子どもが勉強している時間は静かに過ごす
子どもが勉強している時間は、家庭内を静かに保つことが重要です。静かな環境は、勉強に集中できる時間を増やし、効率的な学習をサポートします。
例えば、テレビの音量を下げたり、家族がリビングでの会話を控えたり、声を小さくするよう注意することで、子どもが集中しやすい環境を整えられ、「親も協力してくれている」といった気持ちが、勉強へのやる気にもつながります。
5. 親も一緒に勉強する
親が一緒に勉強することで、子どもの勉強への意欲を高めることができます。
例えば、親が読書をしたり、資格試験の勉強をしたりする姿を見せることで、子どもにとって勉強が特別なことではなく、日常の一部であると感じさせることができます。
また、一緒に問題を解いたり、質問に答えたりすることで、子どもとのコミュニケーションも深まります。
6. 過干渉や強制を避け、適度な距離感で支援する
親が過干渉や強制を避け、適度な距離感で支援することも大切です。
例えば、子どもが自分で学習計画を立てることを尊重し、必要なときにだけサポートする姿勢を持ちましょう。
過度な干渉は子どもの自主性を損ない、逆に勉強に対する抵抗感を生むことがあります。適度な距離感を保ちつつ、サポートが必要なときに手を差し伸べることで、子どもの自立心を育むことができます。
親の過干渉についてもっと知りたい方はこちら
⇒ 「親の過干渉が子どもに与える影響とは?」
7. 健康的な生活習慣をサポートする
健康的な生活習慣をサポートすることは、勉強のやる気を持続させるために重要です。
例えば、バランスの取れた食事や十分な睡眠、適度な運動を促すことで、子どもの体調管理をサポートしましょう。
健康的な生活習慣は、集中力や学習効果を高めるだけでなく、精神的な安定ももたらします。
8. 塾や家庭教師を利用する
家族内だけでは上手くいかない時には、塾や家庭教師を利用するのも一つの方法です。
塾・家庭教師による専門的な指導を受けることで、勉強の進め方や効率的な学習方法を学ぶことができます。また、家庭学習でのサポートが難しい場合や、特定の教科で苦手意識が強い場合には、家庭教師による個別指導を取り入れることで、学習の質を向上させることができます。
まとめ
今回のコラムは、中学生のお子さんが勉強のやる気を出す方法についてご紹介しました。
学習内容が急激に難しくなり成績差が広がりやすい中学の時期は、一時のやる気の低下によって成績が急降下してしまうようなこともあります。
お子さん本人や家族が適切な方法をとり、順調に成績を伸ばしていることを願っています。
家庭教師のマスターでは、中学生の学習サポートを行っています。ご興味のある方は気軽にお問合せください。
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