【中1向け】初めての期末テスト対策|テスト勉強の進め方
公開日:2024年12月10日
このコラムでは、初めて期末テストを迎える中学1年生の生徒さんや親御さん向けに、期末テストの概要、テスト実施までの流れ、期末テストの勉強方法、テスト勉強でやってはいけないこと、などを詳しく解説します。正しい勉強方法を身につけて高得点を目指しましょう!
期末テストの概要
期末テストは、学期の総仕上げとして行われるテストです。
期末テストは、中間テストと比べて範囲が広くなり、全9科目のテストが実施されます。そのため、勉強の計画や時間の使い方が重要になります。
まずは期末テストの基本情報を把握しておきましょう。
1. 期末テストの時期
期末テストは、3学期制の場合は6月下旬〜7月初旬(1学期)、11月下旬から12月初旬(2学期)、2月下旬から3月初旬(3学期)に実施されることが一般的です。また、2学期制の場合は9月中旬(前期)、2月下旬(後期)に実施されることが一般的です。
学校生活にも慣れ、学ぶ内容が増えてくる時期に行われるため、勉強の負担が中間テストよりも大きく感じられるかもしれません。テストの時期に合わせて、早めに計画を立てて取り組むことが大切です。
2. 期末テストの日程
期末テストは、科目数が多いので3日間の日程で行われることが多いです。
主要5教科(国語・数学・英語・理科・社会)に加えて、技能4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)のペーパー試験も行われるため、1日3科目ずつ実施されることが一般的です。
中間テストよりも勉強量が増えるので、計画的な準備がより重要になります。学校から配布されるスケジュールを確認し、日程に応じた優先順位を考えましょう。
3. 期末テストの科目数
期末テストの特徴として、主要5教科に加えて技能4教科(副教科)の試験が含まれ、中間テストよりも試験科目が多くなります。
技能4教科は軽視しがちですが、高校受験の際の「内申点」には、これらの4教科の成績も評価に加わるため、決して油断できません。全科目でしっかり得点できるように、バランス良く対策を立てましょう。
4. 勉強時間の目安
期末テストは範囲が広く、科目数も多いため、勉強時間を十分に確保することが必要です。
テスト勉強は、遅くとも3週間前には始めるのが理想的です。毎日1〜3時間の勉強時間を確保し、主要5教科の復習に加えて、副教科の勉強にも時間を割くようにしましょう。
テスト2週間前までは範囲全体の理解を深め、1週間前からは演習や暗記を集中的に行うと効率的です。
テスト直前に詰め込みすぎないよう、余裕を持って計画を立てましょう。
効果的なテスト勉強の仕方についてもっと知りたい方はこちら
⇒ 「効果的なテスト勉強の仕方とは?|具体的なやり方を科目別に徹底解説」
期末テストまでの流れ
期末テストは、学期の締めくくりとなる重要なテストです。
試験範囲が発表されてから、テスト勉強、試験当日、さらには返却後の振り返りまで、一連の流れを理解しておくことで、より計画的に取り組むことができます。
ここでは、期末テストの基本的な流れについて解説します。
STEP1 試験範囲が発表される
期末テストの試験範囲は、テストの2週間前を目安に発表されます。
学校から配布される試験範囲プリントには、教科書のページやワークの該当部分、さらに授業で扱った重要な内容が記載されています。
期末テストは範囲が広いだけでなく、科目数も多いため、範囲表を確認してから勉強の優先順位を決めることが大切です。この段階で、教科ごとに「得意な部分」「苦手な部分」を把握し、効率的な学習計画を立てましょう。
STEP2 テスト勉強期間
試験範囲が発表されたら、いよいよ本格的なテスト勉強が始まります。
主要教科と副教科の両方をバランスよく進める必要があるため、計画的な時間配分が重要です。
この時期は、まず範囲全体の内容をざっと確認し、理解が不十分な箇所を洗い出します。その後、暗記や問題演習に集中し、繰り返し復習を重ねることで確実に定着させましょう。
副教科の勉強についても、なるべく早めに取りかかり、一夜漬けにならないよう注意しましょう。
STEP3 期末テスト実施
いよいよテスト本番です。
3日間にわたって行われる期末テストでは、1日に複数の科目を受けることになるため、試験と試験の間に休憩や水分補給をして集中力を維持することも意識しましょう。
特に最終日は疲労も溜まりやすく、集中力が途切れがちになります。試験期間中の睡眠不足には十分注意しましょう。
STEP4 各科目の解答用紙の返却&先生からの解説
テストが終わると、数日後に解答用紙が返却されます。この際、各科目の先生が解答やポイントを解説してくれることが多いので、しっかりノートに書き留めて復習に活用しましょう。
特に、間違えた問題については「なぜ間違えたのか」を考え、同じミスを繰り返さないための対策を立てることが重要です。返却された答案用紙は、次回のテスト勉強や復習における貴重な資料となります。
STEP5 平均点の発表
解答用紙の返却後には、クラスや学年全体の平均点が発表されることがあります。
これを参考に、自分の成績がどの程度だったのかを振り返り、次の目標を設定しましょう。
ただし、平均点と比較するだけではなく、自分が立てた目標に対してどれだけ達成できたかに焦点を当てることが大切です。技能教科も主要教科と同様に、反省点を次に活かす意識を持つと良いでしょう。
【中1向け】期末テストの勉強方法
期末テストは学期の集大成として範囲が広く、技能教科を含む多くの教科が対象となるため、計画的な準備が不可欠です。ただやみくもに勉強するだけではなく、効率的な進め方や苦手分野の克服に重点を置くことが結果につながります。
ここでは、期末テストに向けた効果的な勉強方法をご紹介します。
1. 学習計画を作る
期末テストの勉強を成功させる鍵は、早めに学習計画を作ることです。
遅くとも3週間前から始めることで、無理のないスケジュールで取り組むことができます。
計画を立てる際には、主要5教科と技能教科をバランスよく配置し、苦手科目に偏りが出ないように注意しましょう。一夜漬けや詰め込み勉強は避け、日ごとに進捗が確認できる小さな目標を設定すると、効率的に進めることができます。
効果的な勉強計画の立て方についてもっと知りたい方はこちら
⇒ 「効果的な勉強計画の立て方|計画倒れしないためのコツもご紹介!」
2. 授業ノートを見直す
授業ノートは、テスト勉強における大切な資料です。
先生が授業で強調した内容や、特に重要だと説明していた部分を中心に確認しましょう。
試験範囲が広い期末テストでは、ノートを通じてポイントを絞り込み、復習すべき内容を把握することが効率化につながります。
また、授業中に書き込んだ自分のメモや補足情報を見返すことで、テストで出題されやすい箇所を見つけることができます。
成績が上がるノートの取り方についてもっと知りたい方はこちら
⇒ 「成績が上がるノートの取り方|上手なノートづくりのポイントとは?」
3. 出題範囲の暗記・問題演習をこなす
期末テストでは、教科書やワーク・プリントを中心とした基本的な問題が多く出題されます。
まずは教科書の要点を押さえ、その後ワークを繰り返し解くことで知識を実践的に活用できるようにしましょう。特に、技能教科は暗記が中心となる場合が多いため、範囲内の用語や基本的な知識をしっかり頭に入れることが大切です。
また、間違えた問題はそのままにせず、何度も繰り返し解き直して理解を深めるようにしましょう。
効率的な暗記の方法についてもっと知りたい方はこちら
⇒ 「効率的な暗記の方法とは?|苦手な暗記を克服するオススメ8つの方法」
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⇒ 「暗記ノートの作り方|小中高生のための簡単作り方ガイド」
4. 苦手な分野や間違えた問題は繰り返し勉強する
自分の苦手な分野や間違えた問題を明確にし、それを克服することが高得点への近道です。
間違えた問題には、何度も取り組むことで自信をつけ、類似した問題にも対応できる力を身につけましょう。技能教科においても、曖昧な知識を放置せず、何度も復習することがポイントです。
苦手分野を克服するためには、早い段階でその部分に取り組み、集中して学習時間を確保することが効果的です。
5. 制限時間内に解くスピードを身につける
テスト本番では、時間内に解答を終えることが求められます。そのため、練習段階から時間を意識した問題演習を取り入れることが重要です。
特に、主要教科の問題を解く際には、制限時間を設定して取り組むことで、本番のペース配分が掴みやすくなります。焦りから起こるケアレスミスを防ぐためにも、時間内に正確に解く練習を繰り返し行い、得点力を向上させましょう。
ケアレスミスについてもっと知りたい方はこちら
⇒ 「ケアレスミスが多い小中高生|効果的な7つの対策法」
【中1向け】期末テスト勉強でやってはいけないこと
期末テストは学期の総まとめであり、範囲が広く科目数も多いため、効果的な勉強法が求められます。しかし、間違った方法で勉強を進めると、せっかくの努力が結果に結びつかないこともあります。
ここでは、期末テスト勉強で避けるべき行動を詳しく解説します。
1. 一夜漬け、夜更かし
テスト直前に一気に勉強する「一夜漬け」や、夜遅くまで起きて勉強する「夜更かし」は、一時的に知識を詰め込めるかもしれませんが、睡眠不足により集中力や記憶力が低下し、テスト当日に実力を発揮できない原因となります。
十分な睡眠は脳の働きを最適化し、学んだ内容をしっかり定着させるためにも不可欠です。
日頃から計画的に勉強を進め、テスト前日は早めに就寝するよう心がけましょう。
2. 得意な科目ばかりを勉強する
好きな科目や得意な分野の勉強に時間を多く割き、苦手な科目を後回しにしてしまうと、全体の成績に偏りが生じます。
期末テストでは主要教科だけでなく、副教科も含めてバランスよく点数を取ることが重要です。
苦手な科目ほど早めに取り組み、理解を深めることで全体の成績向上につなげましょう。
3. 新しい問題集を使う
テスト直前になって新しい問題集を使い始めると、慣れない問題形式や解説に時間を取られ、効率的な学習が妨げられます。
新しい教材に手を出すよりも、学校で配布されたプリント・ワークやこれまで使用してきたノート・教材を繰り返し復習し、理解を深めることが効果的です。既存のものを完璧に仕上げることを目指した方が得点アップへの近道になります。
4. 教科書・ノートを読むだけ
教科書やノートをただ読むだけでは、理解が浅く、知識が定着しにくいです。手を動かして実際に問題を解いたり、要点を自分の言葉で書き出したりすることで、記憶に残りやすくなります。
また、マーカーを引くだけの勉強法も効果が薄いため、積極的にアウトプットする学習を心がけましょう。
自分で問題を作ってみるなど、工夫して勉強すると理解が深まります。
5. 綺麗なノート作りにこだわる
ノートを清書したり、美しくまとめることに時間をかけすぎると、「勉強をやった気分」にはなりますが、実際の学習時間が減ってしまいます。
ノートはあくまで自分が理解するためのツールであり、完璧なノートを作ることが目的ではありません。見た目の良さよりも、内容の理解と問題演習に時間を割くことが大切です。
必要な部分だけを効率よくまとめ、理解を深めることに集中しましょう。
6. 副教科の勉強を疎かにする
副教科は主要教科に比べて軽視されがちですが、期末テストでは副教科の得点も成績に大きく影響します。さらに、副教科の成績は内申点にも大きく影響します。
副教科の試験範囲をしっかり確認し、暗記が必要な用語や基本的な知識を丁寧に勉強しましょう。
副教科で高得点を狙うことで、全体の成績を底上げすることができます。特に副教科は暗記中心の内容が多いため、コツコツと取り組むことで確実に得点につながります。
まとめ
期末テストは、中学生活における重要な節目であり、学期の学びを総合的に評価される機会です。期末テスト勉強で避けるべきポイントを押さえることで、限られた時間でも効率的に学習を進めることができます。
計画的に勉強を進め、苦手分野を克服し、自信を持ってテスト本番に臨みましょう。正しい方法で努力を重ねることで、必ず良い結果につながります。頑張ってください!
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