小学生のための作文書き方ガイド【作文初心者向け】|例文付き!
公開日:2025年2月19日

このコラムでは、作文初心者の小学生向けに作文の書き方やコツを分かりやすくご紹介します。基本的な原稿用紙の使い方、作文を書き上げるまでの基本的な流れ、上手に作文を書くコツなども詳しく解説しています。作文を初めて書く小学生や保護者の方は必見の内容です!
作文の書き方6つの基本|原稿用紙の使い方
作文を書くときには、原稿用紙の使い方を正しく覚えることが大切です。原稿用紙はただ文字を書くための紙ではなく、書き方のルールを守ることで、読みやすい作文になります。
ここでは、原稿用紙を使うときに知っておきたい6つの基本をわかりやすく説明します!
1. 題名の書き方
題名は、原稿用紙の一行目に書きます。
上部に2〜3マスの空白をあけてから書き始めると、バランスが良くなります。
また、題名には句読点(、や。)を使わないのが一般的です。短くてわかりやすい題名を心がけましょう。

2. 名前の書き方
題名を書いたら、次に自分の名前を書きます。
名前は、題名の次の行に書きます。名前を書くときは、一番下の1マスの空白をあけて書きましょう。
また、姓と名の間には1マス空けるのが基本です。

3. 段落の使い方
段落を使うと、文章が整理されて読みやすくなります。
新しい話題や場面が変わるときは、段落を変えましょう。段落の最初の文字は、一マス空けて書き始めます。

4. 句読点の書き方
句読点(、。)は、文章の意味をわかりやすくするために使います。
句読点は一マスに一つ書き、位置はマス目の右上に書きます。行の始めに句読点が来る場合は、前の行の最後のマスに、文字と一緒に入れるようにしましょう。

5. 促音(小さな「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」)の書き方
小さな「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」は、ふつうの文字と同じように、一マスに一文字書きます。
位置は、マス目の右側です。

6. カギ括弧(「」)の書き方
会話や引用を表すカギ括弧(「」)は、一マスに一文字ずつ書きます。
会話文の終わりの句点(。)とかぎ括弧(」)は、1つのマス目に一緒に書きます。
会話文が2行以上になる場合は、2行目以降は上を1マスあけて書く方法と、あけずに書く方法があります。どちらかで統一しましょう。


作文を書き上げるまでの基本的な流れ
作文を書くときは、最初にテーマを決めるところから始まり、最後に清書を仕上げるまで、いくつかのステップを踏むことが重要です。
以下では、小学生でも取り組みやすい5つのステップをご紹介します。
STEP 1:作文のテーマを考える
まずは、作文のテーマを決めましょう。
テーマは、自分が興味を持っていることや、体験したことなど、書きやすいものを選ぶと良いです。「夏休みの思い出」「好きな食べ物」「将来の夢」など、自分が伝えたい内容に基づいてテーマを決めましょう。

STEP 2:全体の構成を考える
作文を書く前に、全体の構成をざっくり決めておきましょう。
原稿用紙の枚数や文字数に合わせて、以下の3つの部分を考えるとバランスが良くなります。箇条書きやメモを使って整理すると、あとで書きやすくなります。
導入部分
最初に、どんな話をするのかを簡単に説明します。読者の興味を引く内容にすると良いです。
本文
自分の体験や意見、考えを詳しく書きます。一つの話題について、できるだけ具体的に書くことがポイントです。
結論
最後に、自分の考えをまとめたり、感想を書いたりします。「これを書いた理由」や「学んだこと」で締めくくると、まとまりが出ます。

STEP 3:構成に沿って文章を書いてみる(下書き)
決めた構成をもとに、実際に文章を書き始めます。
最初は完璧でなくても大丈夫です。自由に思いついたことを書いてみましょう。句読点や細かい部分は、後で清書する際に直せば問題ありません。

STEP 4:下書きを元に、原稿用紙に清書する
下書きが完成したら、原稿用紙に清書します。
原稿用紙の使い方のルール(題名や名前、段落の作り方など)を守って書きましょう。また、誤字や脱字に注意しながら丁寧に書くことが大切です。

STEP 5:全体を見直す
最後に、清書した作文を見直します。
読み返して「意味が通じるか」「読みやすいか」「誤字脱字がないか」「字が綺麗か」を確認しましょう。また、先生や家族に読んでもらってアドバイスをもらうのも良い方法です。


上手な作文を書くための7つのコツ
作文を書くときには、読み手を引き込む工夫や伝えたいことを整理することが大切です。
以下では、上手に作文を書くための7つのコツをご紹介します。
1. つかみの一文を工夫する
作文を書くときには、読み手を引き込む工夫や伝えたいことを整理することが大切です。以下では、上手に作文を書くための7つのコツを紹介します。

2. 本文で伝えたいことを整理する
作文の本文では、何を伝えたいのかをはっきりと決め、それを一貫して書くことが大切です。
話題が複数ある場合は段落ごとに分けて整理し、分かりやすい流れを意識しましょう。
最初に何を書くか、次にどの話題を展開するかを考えながら書き進めると、読みやすい文章になります。
3. 自分の体験談や気持ちを盛り込む
作文に自分の体験談や気持ちを盛り込むと、文章がより生き生きとし、読み手の共感を得やすくなります。
自分だけのエピソードや、そのときの感情を詳しく表現することで、より深い印象を与えることができ、説得力が増します。

4. 一文を短くまとめ、読みやすくする
一文が長くなりすぎると、読み手が理解しづらくなります。一文を短く簡潔にまとめることで、読みやすい文章に仕上がります。また、句読点を適切に使うことで文章のリズムを整え、読み手に負担をかけない工夫をすると良いでしょう。

5. 「書き言葉」と「話し言葉」の違いをつける
作文では、「書き言葉」を意識して使うことが大切です。日常会話のような「話し言葉」をそのまま使うと、作文として整った印象を与えにくくなります。
ただし、会話文や自分の個性を表現する場面では、適度に「話し言葉」を使うことで親しみやすさを加えることもできます。

6. 文と文のつながりを考える
文と文のつながりを意識して書くことで、作文全体の流れがスムーズになります。
接続詞を活用したり、前後の文が自然に関連するように調整することで、読み手にとって分かりやすい文章になります。
特に、段落が切り替わる部分では、文のつながりを丁寧に考えることが大切です。

7. 文字数制限に注意する
作文を書くときは、与えられた文字数制限を守ることが必要です。また、指定された文字数の最低9割は書くことが基本です。
文字数制限を意識しながら、導入、本文、結論の文字数バランスをしっかり考えておきましょう。
書きすぎた場合は不要な部分を削り、文字数が足りない場合はエピソードや感想を追加することで、全体の内容を整えるようにしましょう。

まとめ
作文を書くときには、伝えたいことをしっかり整理し、読み手を意識して文章を考えることが大切です。このコラムで紹介したポイントを活用すれば、どんなテーマの作文でも、あなたらしさが光る素晴らしいものになるはずです。
作文は、練習を重ねることでどんどん上達していきます。今回のコツを参考に、自分らしい作文を書く楽しさを見つけてください!
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