不登校の高校生|その原因と正しい対応について

公開日:2024年3月18日

日本における不登校の生徒数というのは年々増加しています。
高校生で不登校になると、将来に向けた大学や専門学校への進学または就職など、社会に出る直前の時期でもあるため、親御さんやお子さんの不安や焦りが一層強くなります。
このコラムでは、「高校生が不登校になる原因」「対策・支援方法」「不登校の高校生の進路」などについて詳しく解説します。
不登校のお子さんに悩む親御さんはもちろん、お子さん自身もぜひ一読してください。

高校生の不登校:最新データ

不登校の定義

不登校といっても「何日以上休むと不登校に該当するのか?」といった認識が曖昧な方も多いと思います。文部科学省では「不登校」という言葉を以下のように定義しています。

『何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの』

要するに1年間で30日以上欠席すると「不登校」に分類されるということです。(病気や経済的理由は除く)

不登校の高校生の人数・割合

不登校の高校生の総数は、文部科学省による令和4年の調査によれば、60,575人であり(前年度は50,985人)前年度から約19%(9,590人)増加しました。
また、高校生の不登校の割合は2.0%(前年度は1.7%)となっており、現状では約50人に1人が不登校ということになります。
同じ文部科学省の調査によれば、不登校の中学生は193,936名であり、その割合は6.0%と高校生よりも3倍も高いです。

これらの数字だけを見ると、高校生の不登校が少ないように感じるかもしれませんが、実際にはそうではありません。
高校は義務教育ではないため、不登校になってから一定の期間後には、高校中退他校への編入などの措置が取られることがあります。そのため、実際には発表されている数字より、不登校で悩んでいる高校生の数は多いのではないか?と考えられます。

参照:文部科学省「令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」

不登校の高校生の進学・就職について

やや古いデータとなりますが、文部科学省が平成18年~23年の期間に、中学校や高校などで不登校を経験した生徒の追跡調査を行ったところ、就業のみ:34.5%、就学のみ:27.8%、就学・就業:19.6%、非就学・非就業:18.1%という結果になりました。この内、就学先の内訳については、大学・短大・高専:22.8%、高等学校 :9.0%、専門学校・各種学校等:14.9%となっています。
平成23年度の高校生全体の大学・短大の進学率は56.7%なので、不登校を経験した生徒の大学・短大の進学率は、平均の約40%程度であることがわかります。
また、就職も進学もしていないケースが18.1%(約5人に1人)と高い割合を示しています。
お子さんが不登校になり、将来の進路に不安を覚えている場合は、このデータを参考にしても良いでしょう。

参照:
文部科学省「不登校に関する実態調査」
文部科学省「平成23年度学校基本調査の速報について」

不登校の高校生の特徴

不登校になる原因・9つのタイプ解説

お子さんが不登校に至る理由は多岐にわたります。
特に高校生の場合、お子さんの活動範囲が広がるため、親御さんがお子さんの交友関係を完全に把握することが難しくなり、「どのような人間関係に悩んでいるのか把握できない」ということや、お子さんが本音で悩みを打ち明けてくれず「不登校の本当の原因が分からない」という悩みがあるかもしれません。

ただ、不登校の状態や特徴には共通点があり、一般的に9つのタイプに分類することができます。これによって、お子さんが不登校に至った大まかな原因を予測することは可能です。(※不登校の原因は生徒一人ひとりによって異なるため、あくまで「大まかな原因の予測」としてご一読下さい。)

1. 人間関係タイプ

いじめなどを含む様々な人間関係が原因で不登校になっているのが、「人間関係タイプ」です。
高校での生活では、クラス内や部活動での友人関係、担任の先生などとの関係など、多くの場面で様々な人と関わる機会があるため、人間関係での悩みは、不登校となる大きな要因の1つとなります。
クラス替えなど、学校側の配慮で解決することも多いので、担任の先生との連携や相談が効果的なこともあります。

2. 遊び・非行タイプ

いわゆる引きこもりではなく、学校には行かないものの、昼夜を問わず外に出て遊びや非行を繰り返すのが「遊び・非行タイプ」です。
このタイプのお子さんは、学校以外にも交友関係があり、学校よりも学校外の友人と一緒にいるときに自分の居場所を感じ、結果として不登校につながります。
夜間に遊び歩いたり、非行に走ることで犯罪に巻き込まれてしまうケースもあるので注意が必要です。

3. 無気力タイプ

あらゆることに無気力になってしまい、学校への登校も拒否してしまうのが「無気力タイプ」です。
このタイプのお子さんは、いじめなどの問題がないにもかかわらず、なんとなく学校を休んでしまうといった特徴があります。また、自己肯定感が低く「何をやってもうまくいかないんじゃないか」という先入観から「家を出ない」という選択をしてしまう傾向にあります。

4. 不安・情緒混乱タイプ

登校する気持ちはあっても、登校時間になると登校ができなくなってしまうのが「不安・情緒混乱タイプ」です。
このタイプのお子さんは、主に、登校時間になると頭痛・腹痛などの体の不調が起こります。ただ、午後からは回復し、元気になるので「サボってるだけじゃないか?」と疑われてしまうことも多いです。
真面目な優等生タイプのお子さんに多く見られ、周囲に気を遣ったり、先生や親からよく見られたいと頑張ってしまう反動で、こういった情緒の混乱を引き起こす傾向にあります。

5. 意図的な拒否タイプ

学校へ通うことに対して意義や必要性を見いだせないことで、意図的に不登校になるのが「意図的な拒否タイプ」です。
このタイプのお子さんは集団行動が苦手で、自分1人で勉強を進めた方が効率がよいと考える特徴があります。また何かしらの目的や目標があり、学校に行く時間が勿体ないと考えてるお子さんも多いです。
無理に学校へ通わせない方が良いケースもあるので、本人とよく相談することが大切です。

6. 学業不振タイプ

高校の授業についていけず、学業不振になってしまった結果、自信を失くしてしまい不登校になるのが「学業不振タイプ」です。
このタイプのお子さんは、中学までの成績が上位で、勉強に対するプライドが高い傾向にあります。高校のレベルに合わせた学習方法に切り替え、校内模試などで結果が出ることで自信が回復し、再登校のキッカケが生まれることも多いです。
ただし、不登校の期間で学習が滞り、勉強に対するブランクが発生してしまうと、逆に不登校が長引く可能性もあります。

7. 環境の変化タイプ

急な環境の変化についていけず不登校になってしまうのが「環境の変化タイプ」です。
例えば、「高校に進学してから仲の良い友人ができなかった」「両親の離婚や再婚で家庭環境が変わった」など、様々な環境の変化がメンタルに影響を与えることとなり、不登校に繋がってしまうことが多いです。
不登校の原因となっている環境を変えることができる場合は、思い切って環境を変えることも1つの解決策です。

複合タイプ

上記の1. 〜 7. までのタイプが2つ以上が複合しており、不登校になってしまうのが「複合タイプ」です。
複合しているタイプが多ければ多いほど、不登校を解決するためのアクションが多く、解決までの時間も長くかかります。不登校になる原因は複雑で、一つの要因にとどまらないことが多く、どのタイプが複合してるのかを正しく見極め、対応していくことが非常に大切です。

その他タイプ

上記の1. 〜 7. までのタイプのどれにも当てはまらない理由で不登校になってしまうのが「その他タイプ」です。
不登校になるお子さんの価値観や、通っている高校の環境も一人ひとり全く違うため、どのタイプに当てはまらず原因の予測が困難なこともよくあります。
お子さんの価値観や気持ちに共感し、お子さんからの信頼を得ることで解決策が見つかることもあります。

不登校になる原因ついてもっと知りたい方はこちら
「子どもが不登校になる原因と親の対応方法とは?」

不登校の対策ポイント|やってはいけない対応

無理に学校に行かせる・登校しないことを責める

「高校生なのに将来はどうするの!?」などと、高校生のお子さんに対し、強い口調で叱責し学校へ行かせようとすることは、逆効果になる可能性が非常に高いです。
高校生のお子さんは小学生や中学生と違い、独自の価値観や考え方が成長しており、強い口調で話すことによって、自分の価値観や考え方(人格)を否定されたととらえてしまいます。その結果、親子の関係性が悪化し、更に親御さんの言うことを聞かなくなるといった悪循環に陥ってしまいます。

お子さんの話す「学校に行きたくない理由」は、親御さんにとって理解に苦しむ内容であることも多いと思います。
「休みたいからサボってるだけじゃないか?」「そんなことくらいで休んでいたら就職できないぞ?」といった気持ちになることもあるでしょう。
ただ、「親御さんの育った時代や環境」と「お子さんの育った時代や環境」は全くと言っていいほど異なります。この世代間のギャップが価値観の違いを生み、衝突が起こってしまうのです。
無理にお子さんを学校に行かせてしまうことは、お子さんを更に追いつめることになりかねません。親御さんの「学校には行くべきだ」という価値観を押し付けることをやめ、お子さんの心の支えとなる、一番の理解者を目指すことが何より重要です。

今の学校にこだわらない|転校も選択肢の一つ

お子さんの不登校の原因が、「人間関係」「いじめ」「学業不振」などの場合は、他の高校への転校や編入を検討することも手段の一つです。
「せっかく受験をして入った高校だから卒業して欲しい」といった考えもあるかと思いますが、お子さんが不登校という「SOS」を出しているのであれば、今の学校にこだわる必要はありません。
仮に、学校側の介入により、不登校の原因であった人間関係などが解決したとしても、実は表面上しか解決しておらず遺恨が残ってしまうケースもあります。
人間関係に敏感なお子さんは、復学した後に気まずさを感じ、再度不登校になってしまうこともよくあります。
お子さんの中には、他校への転校や編入が決まるだけで、気持ちが前向きになり一気に解決に向かうこともあります。

不安をぶつけない・過干渉は避ける

お子さんが不登校になると家にいる時間が長くなり、自然と会話する機会が増えていきます。その会話の中で、高校生のお子さんに「いつになったら学校に行くの?」「これからどうするの?」などと、親御さん自身の不安をぶつけてしまうことは逆効果です。
お子さん自身も将来の見通しが立たない状態であるため、大抵の場合は反抗的な回答をしたり、無視されたりすることもあるでしょう。
高校生になると、親から過度に干渉されることを嫌う傾向になりますが、これはお子さんが自立する過程にあり、「小中学生のように子ども扱いされたくない」といった気持ちからきています。

親が、普段の会話の中で少しづつお子さんとの距離を縮め信頼関係を築き、お子さんの悩みや問題を打ち明けられる良き相談相手になることが理想ですが、困難な場合は、カウンセラーなどの専門家の力を借りることも手段の一つです。

不登校の高校生を支える6つの親の心構え

1. ゆっくり休ませる

不登校になったばかりのお子さんは、精神的に非常に弱っています。
それは、不登校になる直前まで「学校を休みたい」という気持ちと「学校に行かなければいけない」という気持ちの狭間で闘ってきたからです。
不登校のお子さんは、急に不登校になったわけではなく、「休みたくても休めない期間」を経て、不登校に至っているのです。
ですから、不登校になったばかりの時期は、限界まで弱った精神を休めるためにも、しっかりと休息を取ることが大切です。

「学校に行かなければいけない」といったプレッシャーから解き放たれることで、メンタルが改善し、考え方が前向きになることもあります。メンタルが前向きになれば今後のことを落ち着いて話し合う機会も生まれるでしょう。

2. 自分の好きなことをさせる

しっかりと休息をとり、メンタルが改善した後は、趣味や好きなことをしてみることもおすすめです。
「本当は今頃授業を受けてないといけないんだよな…」などと考えてしまうと、自己肯定感が下がってしまいます。余計なことを考えないようにするためにも、ゆっくりリラックスして気分転換をしてみましょう。ただし、寝食を忘れてゲームに没頭するといったような過度な行動は避けるべきです。昼夜逆転してしまい、より復学が困難になるので注意が必要です。
今までの趣味だけではなく、新しいことに挑戦してみるのもいいでしょう。
例えば、料理などは気分転換になるだけではなく、家族から「おいしい!」と褒めてもらえることで自己肯定感も上がります。

3. 生活リズムが崩れないようにする

不登校の状態が長くなってくると、生活のリズムが崩れがちになることがあります。
具体的には、起床時間が遅くなるといった傾向が多く見られます。このような状態が続いてしまうと、最終的には昼夜逆転してしまい、睡眠障害など体の不調が生じることもあります。
不登校の状態が長くなってきたときは、生活のリズムを崩さないように「起床時間・就寝時間を決めておく」など、家庭内で最低限のルールを定めておくことが効果的です。特に、起床時間を決め、通学時と同じ時間に起きる習慣を維持することができれば、ゆくゆく復学する際のハードルも下がりやすくなります。

4. プレッシャーを与えない

高校生のお子さんが不登校になると、「進路はどうなるのか…」「中退になったらどうしよう…」「ニートになってしまうかも…」などという様々な不安や焦りが湧いてくるかと思います。
こうした不安な気持ちが先走るあまり、親御さんは学校へ行くことへのプレッシャーをかけがちですが、それでは逆効果になってしまいます。

現在は、通信制高校やチャレンジスクールなど、高校卒業に向けた様々な選択肢があります。
また、以前は、子ども本人が主体的に知識を得ることが難しい環境でしたが、今のお子さん達は昔とは違い、SNSやYouTubeなどインターネットを通じて多くの知識や他人の体験談を知ることができます。
ですから、「高校中退=人生終わり」といった価値観を親が押し付けてしまうと、お子さんは「親は何もわかってない、頭が固い」と思われてしまうこともあるのです。
そういったことを踏まえた上で、親の価値観から一方的にプレッシャーをかけるのではなく、子どもの意思を尊重し支える姿勢を示すことが何よりも重要です。

不登校のお子さん向けの高校についてもっと知りたい方はこちら
「不登校からの高校受験|高校選びから内申書の対策までを徹底解説」

5. 長期的な目標も視野に入れる

不登校になると、「不登校を解決する」といった目の前の大きな課題だけに集中しがちになります。しかし、目の前の問題だけではなく、中期・長期的な課題にも目を向け、視野が狭くならないようにすることも大切です。
不登校を解決する場合は、「大学・専門学校への進学」「将来の就職」など、先々の目標を立て、そのための努力に切り替えていくことで、お子さんは将来に希望を抱くことができ、前向きになれることがあります。

6. 心の健康管理

不登校のお子さんは、自信を無くしてしまい、徐々に自己肯定感が低下しやすくなります。
自己肯定感が低下すると、「自分の人生には意味がない」「どうせ自分は何をやってもうまくいかない」といったネガティブな考えが頭を占めるようになり、自暴自棄になってしまうお子さんもいます。このような状態に陥らないよう、お子さんの心の健康状態を常に確認する必要があります。
具体的には、「ため息が多い」「ネガティブな発言が目立つ」「些細なことで怒りやすい」といった症状が頻繁に見られる場合は注意が必要です。そのような場合は、好きなことをしてリラックスするよう促したり、お子さんと一緒に外に出て散歩をするなど、家族が協力してリラックスさせるよう工夫することも必要です。

不登校の高校生への解決サポート

「今の学校に通い続けるか?」もしくは、「新しい学校へ転校して環境を変えるか?」によって、サポートの方法は異なります。
今の学校に復学するにせよ、転校するにせよ、お子さんにとっては勇気が必要です。家族で十分に対話し、本人の希望する方向へ導けるようなサポート方法を選択しましょう。

今の高校への復学を目指す場合

1. 学校との相談や連携

不登校になった理由が、人間関係や学業不振にある場合、学校との連携が欠かせません。
例えば、「関係が悪化した生徒との接触を避けるため、クラス替えを依頼する」「学業不振に対処するため、補習を受ける」など、学校側と相談し連携することで、何かしらの具体的な配慮をしてくれるはずです。
信頼できる担任の先生やスクールカウンセラー、部活の顧問などと積極的に相談すると良いでしょう。

2. 別室登校の検討

別室や保健室などへ登校し徐々に復学を目指すといった方法も、不登校を解決するステップとしてよくある手段です。
ただし、小中学校ではこれらの方法が出席扱いとなりますが、高校では別室登校では単位の取得ができないことも多いです。高校は義務教育ではないため、別室登校を続け結果的にクラスへ戻れなかった場合、留年の危険性があることを理解しておく必要があります。学校によってその判断は異なりますので、まずは通っている学校に確認してみましょう。

新しい学校へ転校・編入する場合

1. 転校・編入の検討

まず、高校における「転校(転入)」と「編入」の違いから説明します。

「転校」とは、今の学校から期間を空けずに新しい学校へ移ることを指します。
一方、「編入」とは、今の学校を辞めて新しい学校へ入り直すことを指します。
編入の場合は、中退した後、一定の期間が空いていても、以前通っていた学校の単位を引き継ぐことができるので、卒業までの期間を短縮することができます。

ただ、現実的には全日制の高校への転校は難しいと言われています。高校は義務教育ではないため、引っ越しなどの物理的な理由がない限り、転校はなかなか認められません。また、転校の際には転入試験があり、不登校で勉強にブランクがある場合は合格も困難でしょう。

不登校の高校生の転校先・編入先としておすすめなのは通信制高校です。
最近の通信制高校は進学に力を入れている学校も多く、通信制高校から大学に進学するお子さんも増えています。また、転入試験を設けていない高校が多く、その場合は面接や内申書の提出のみで合否が決まるので、不登校で学力にブランクがあっても心配ありません。

2. 高卒認定の取得

高校への編入が難しい場合や、学校に復学することが難しい場合は、高卒認定試験(旧名称:大検)を受験して、高校卒業資格を取得することも考えられます。
高卒認定は、必修科目6科目と選択科目2科目の計8科目の試験に合格することで高校卒業資格が得られる制度です。
高卒認定は、一度合格した科目は次回から受験が免除されるので、1回の試験で全て合格しなくても大丈夫です。16歳以上であれば誰でも受験できるので、18歳(高校卒業と同時期)までに高卒認定をとることも十分可能です。

高卒認定を取得することで、大学や専門学校などの「高校卒業資格がないと受験できない学校」を受験することができます。ただし、高卒認定自体はあくまで「資格」なので、高卒認定の取得のみだと最終学歴は「中卒」になってしまうので、注意が必要です。

不登校の高校生の進路について

大学や専門学校への進学

大学受験

不登校の期間があったとしても、大学進学を目指すことは可能です。また、復学ができなかった場合でも、通信制高校に転入して高校卒業資格を取得したり、高卒認定を取得することで、大学入学資格を得ることができます。
ただし、独学での大学合格は非常に難易度が高いため、第三者のサポートが不可欠です。大学受験は予備校で対策をすることが一般的ですが、自宅で学習することを希望する場合は、家庭教師がおすすめです。マンツーマンで効率よく指導してもらえるため、最短距離で大学合格を目指すことができます。

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【大学受験コース】について

専門学校

将来の夢や興味が明確であり、「専門的な資格や知識を身につけたい」と考える場合は、専門学校への進学が選択肢となります。
不登校の期間があったとしても、適切な準備を行えば専門学校の入学試験に挑むことができます。専門学校の入学試験は、難易度があまり高くないため、自宅学習でも合格することは可能です。ただし、学習に相当なブランクがあり、勉強の方法がわからないような場合には、家庭教師など第三者の学習サポートも検討しましょう。

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【不登校コース】について

就職への道筋

地域若者サポートステーション

地域若者サポートステーションとは、不登校やニートなどの若者が就労などの支援を受けることができる施設で、全国に177箇所設置されています。
地域若者サポートステーションでは、カウンセリングや職業訓練などのプログラムが提供され、若者が自立した生活を送るための支援が行われています。
不登校の期間中に就職について悩みがある場合、地域若者サポートステーションを利用することで、新たな道を見つける手助けになるでしょう。

参照: 厚生労働省「地域若者サポートステーション」

わかものハローワーク

わかものハローワークとは、若者向けの職業紹介や就職支援を行う施設で、全国に21箇所設置されています。
わかものハローワークでは、就労支援ナビゲーターが自分にあった職業や働き方について、マンツーマンでサポートしてくれます。
また、職業訓練就職準備支援などのプログラムも提供されており、不登校経験者が社会に出るための力を身につける手助けをしています。

まとめ

お子さんが高校進学後に不登校になると、将来の進路や勉強の遅れについて、お子さんも親御さんも非常に不安になると思います。
現在では、近年の不登校生徒の増加に合わせて、様々なサポート体制があり、不登校になったとしても将来の進路を諦める必要はありません。
このコラムを通じて不登校に悩む親御さんやお子さんのヒントになれば幸いです。
家庭教師のマスターでは、不登校になった高校生への学習フォローも行っています。ご相談だけでも構わないので、心配事がありましたら気軽にご連絡ください。

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