不登校になっても勉強に追いつく方法|学校に行かなくても勉強はできる!

公開日:2025年3月17日

このコラムでは、不登校でも勉強に追いつける具体的な方法をご紹介します。また、不登校により勉強が遅れてしまう原因、親ができる不登校の子供への学習サポートについても詳しく解説します。不登校による学習の遅れが心配な方はご一読ください。

不登校により勉強が遅れてしまう5つの原因

不登校になると、学校での授業を受けられなくなるため、勉強の遅れが心配になることも多いでしょう。しかし、なぜ勉強が遅れてしまうのか、その原因を知ることが大切です。
ここでは、不登校による学習の遅れの主な5つの原因を詳しく解説します。

1. 授業に参加できないことによる知識不足

学校の授業は、学習の基本となる大切な時間です。毎日の授業で新しい単元を学び、それを積み重ねながら理解を深めていきます。しかし、不登校になるとその流れが断たれ、授業で学ぶべき知識が得られなくなってしまいます。
特に、数学や英語などの 「積み上げ型の教科」 は、一つの単元を理解していないと次の学習に進みにくくなります。例えば、分数の計算が分からなければ、割合の問題も解けません。また、英語の基礎文法を学んでいなければ、長文読解でつまずくことになります。
こうした「抜け」が増えると、 「何が分からないのか分からない」状態 になり、学習意欲が低下してしまうこともあります。

2. 学習習慣の崩れ

学校に通っていると、毎日決まった時間に授業があり、自然と学習のリズムが作られます。しかし、不登校になると 「何時から勉強するか」 を自分で決める必要があり、勉強の習慣が崩れやすくなります。
また、家にいると、スマホやゲーム、テレビなどの誘惑も多く、勉強の優先順位が下がってしまうこともあります。学校にいると授業中に強制的に勉強する時間がありますが、家ではそれがないため、 「今日はやらなくてもいいか」 という気持ちになりやすいのです。
勉強習慣がなくなると、いざ始めようと思っても 「どうやって勉強したらいいのか分からない」 という状態になり、さらに遅れが広がる悪循環に陥ります。

3. 学習意欲の低下

不登校の背景には、いじめ、学校でのストレス、体調不良などさまざまな理由があります。こうした心理的な問題を抱えていると、勉強に対する意欲も低下しやすくなります。

「学校に行けない自分はダメだ…」
「どうせ勉強しても追いつけない…」

こうした 自己否定の気持ち が強くなると、学習へのやる気が湧かなくなり、勉強に手をつけること自体が難しくなります。
また、 不安やストレスが大きいと、集中力が続かない ため、机に向かってもなかなか勉強が進まないこともあります。

4. 友達や周囲の影響を受けにくくなる

学校では、友達やクラスメートと一緒に学ぶことで、自然と学習のモチベーションが生まれます。友達と授業の話をしたり、一緒に勉強したりすることで、「みんなも頑張っているから、自分もやろう!」という気持ちになることも多いでしょう。
しかし、不登校になると、こうした「勉強する空気」から離れてしまいます。周囲の影響を受けにくくなることで、「誰も見ていないし、やらなくてもいいか…」という気持ちになりやすくなります。
また、友達と話す機会が減ることで、学校での出来事や授業の内容を知ることができず、さらに勉強への興味が薄れてしまうこともあります。

5. 学力差が広がることによる焦りと諦め

不登校中に勉強が遅れると、「もう追いつけないかもしれない…」という焦りが生まれます。
特に、久しぶりに勉強を再開したときに「全然分からない」と感じると、「もう無理だ」と諦めてしまうこともあります。
学校の授業はどんどん進んでいくため、「周りとの差がどんどん広がっている」という不安が大きくなり、やる気を失ってしまうのです。
しかし、実際には 少しずつ学習を進めれば、追いつくことは十分可能 です。大切なのは、焦らず自分のペースで勉強を進めることです。

不登校になっても勉強に追いつく方法6選

不登校になると、「勉強が遅れてしまうのでは?」と不安になることがあるかもしれません。しかし、学校に行かなくても勉強を続ける方法はたくさんあります。
大切なのは、無理をせず自分に合ったやり方で学習を進めることです。ここでは、不登校でも勉強に追いつくための6つの方法を紹介します。

1. 自分がどこまで理解できているかを確認する

勉強を再開する前に、どの部分から分からなくなったのかを把握することが大切です。
学校の授業は積み重ねの学習で成り立っているため、前の単元の理解が不十分だと、その先の内容が難しく感じてしまいます。
例えば、数学の方程式を理解していなければ、一次関数の問題に取り組むことは難しくなり、英語の基本的な文法が分からないと、長文読解でつまずくこともあります。

まずは、学校の教科書やノートを見直し、どこから分からなくなったのかを確認すると良いでしょう。また、簡単な問題を解いてみることで、得意な単元と苦手な単元を見極めることもできます。学年をさかのぼって学習し、基礎を固めることも一つの方法です。

2. 勉強のスケジュールを立てる

勉強の遅れを取り戻すためには、計画的に学習を進めることが重要です。
とはいえ、無理のあるスケジュールを立ててしまうと、途中で挫折してしまうこともあります。そのため、自分のペースに合わせた計画を立てることが大切です。

まず、勉強する時間を決めると、日々の生活の中に学習の習慣が生まれます。例えば、「午前中に1時間だけ」「夜の30分だけ」といったように、短い時間から始めると負担が少なくなります。
次に、具体的に取り組む課題を決めておくと、迷わず勉強に取りかかることができます。「今日は数学の分数計算を復習する」「漢字を10個覚える」といったように、明確な目標を設定すると、達成感も得られやすくなります。

効果的な勉強計画の立て方についてもっと知りたい方はこちら
「効果的な勉強計画の立て方|計画倒れしないためのコツもご紹介!」

3. 自分に合った学習方法を選ぶ

学校に行かなくても、学習を進める方法はさまざまです。自分に合ったスタイルを見つけることで、無理なく知識を身につけることができます。

オンライン学習(学習アプリ、YouTubeの教育系チャンネル、オンライン家庭教師)

オンライン学習は、自宅で手軽に取り組める方法の一つです。
YouTubeの教育系チャンネルでは、さまざまな教科の解説動画が無料で視聴でき、学習アプリを使えば、ゲーム感覚で楽しく勉強を続けることができます。
また、オンライン家庭教師を利用すると、マンツーマンで指導を受けられるため、分からない部分をしっかりと学ぶことができます。

家庭教師

家庭教師を活用すると、対面で丁寧に教えてもらうことができ、分からないところをその場で質問できます。また、他の生徒がいないため、学年に囚われずわからない所を遡って教えてもらえます。

通信教育(Z会・進研ゼミ)

通信教育は、自分のペースで学習を進めたい人に向いています。Z会や進研ゼミのような通信教育サービスを利用すると、教材が届くだけでなく、質問も受け付けてもらえるため、独学でも安心して学ぶことができます。

フリースクール、適応指導教室

フリースクールや適応指導教室などの学習支援機関を利用すると、学校以外の場所で学習を進めることができます。先生や仲間と一緒に学ぶことで、孤独を感じることなく勉強を続けられるのもメリットです。

4. 無理なく続けられる環境を作る

勉強を習慣化するためには、集中しやすい環境を整えることが重要です。
自宅で勉強する場合は、学習するスペースを決めておくと、気持ちの切り替えがしやすくなります。自分の部屋でなくても、リビングやカフェなど、集中できる場所を見つけるとよいでしょう。
また、長時間の勉強は集中力が続かないため、適度に休憩を挟むことも大切です。
30〜45分勉強したら5〜10分の休憩を取り、リフレッシュすると効率よく学習を進められます。

5. やる気を維持する工夫をする

勉強を継続するためには、モチベーションを保つことが大切です。
モチベーションを保つためには興味のあることから学ぶと、学習が楽しくなり、意欲的に取り組むことができます。
例えば、歴史に興味があるなら戦国武将に関する本を読んでみたり、英語が苦手なら好きな映画を英語字幕で観るといった工夫をすると、自然と学習に対する意欲が高まります。

また、小さな目標を設定し、達成することで自信をつけることも効果的です。
「今日は10分だけ」「このページを終わらせる」といったように、ハードルを低く設定すると、勉強に取り組みやすくなります。さらに、適度に運動や趣味の時間を取り入れることで、気分転換をしながら無理なく続けることができます。

モチベーション維持についてもっと知りたい方はこちら
「勉強のモチベーションを上げる方法|短期戦向き7選と長期戦向き6選」

6. 無理をせず、心のケアも大切にする

不登校になる理由は人それぞれ異なりますが、心の状態が安定しないまま無理に勉強をしようとすると、かえってストレスになってしまうこともあります。
まずは、「学校に行かなくても勉強はできる」ということを理解し、無理に登校を強要するのではなく、自分にできることから始めることが大切です。
また、一人で抱え込まずに、家族や信頼できる人に相談することで気持ちが軽くなることもあります。
勉強を再開することよりも、まずは心を整えることを優先し、無理のないペースで学習を進めることが大切です。

親ができる不登校の子供への6つの学習サポート

不登校の子供にとって、勉強の遅れは大きな不安の一つかもしれません。しかし、無理に学校と同じペースで学習を進めようとすると、かえってプレッシャーになり、勉強そのものが嫌になってしまうこともあります。
親ができるサポートのポイントは、「子供の気持ちに寄り添いながら、学ぶ環境を整え、無理なく続けられるようにすること」です。ここでは、不登校の子供が安心して勉強に取り組めるように、親ができる6つの学習サポートについて紹介します。

1. 静かで集中できる場所を確保する

子供が落ち着いて勉強に取り組めるように、集中しやすい環境を整えることが大切です。
勉強机がなくても、ダイニングテーブルやリビングの一角など、学習しやすいスペースを決めるだけでも効果があります。家の中で「ここは勉強する場所」と決めることで、気持ちの切り替えがしやすくなります。
また、部屋が散らかっていると、集中力が削がれやすくなるため、必要なものだけを整理しておくのもよいでしょう。教材やノートを手の届く範囲に置くことで、勉強を始めるハードルを下げることができます。

2. スマホやゲームなど気が散るものを減らす

勉強しようと思っても、スマホやゲーム、テレビなどの誘惑が多いと、どうしても気が散ってしまいます。
親としてできるサポートの一つは、子供が勉強に集中しやすい環境を作ることですが、無理にスマホやゲームを取り上げるのではなく、子供と話し合いながら「勉強する時間」と「遊ぶ時間」を区別するルールを決めるとよいでしょう。

例えば、「30分勉強したら10分休憩してスマホを使っていい」「夜9時以降はゲームをしない」など、本人が納得できるルールを一緒に決めると、スムーズに勉強に取り組みやすくなります。
強制的に制限するのではなく、「どうしたら集中できるか」を子供自身が考えられるようにサポートすることが重要です。

ゲーム・ネット依存の子どもへの対策についてもっと知りたい方はこちら
「ゲーム・ネット依存の子どもへの家族の接し方|セルフチェックリスト付き」

3. 「勉強しなさい」と言わない

親が「勉強しなさい」と言うことで、子供はかえって反発したり、プレッシャーを感じたりすることがあります。
不登校の子供は、学校に行けないことで自信を失っていることも多いため、勉強に対して否定的な気持ちを持っている場合もあります。そのような状況で「勉強しなさい」と繰り返してしまうと、勉強に対するハードルがさらに上がってしまう可能性があります。
勉強に対するプレッシャーを減らすためには、「一緒に勉強してみる?」「今日はどんなことをやってみる?」と、子供の意欲を引き出すような声かけをすることが効果的です。子供が自分で学習するタイミングを決められるように、そっとサポートする姿勢を持つことが大切です。

4. 一緒に学ぶ姿勢を見せる

子供が勉強に対して前向きな気持ちを持てるようにするためには、親自身が学ぶ姿勢を見せることも効果的です。
親が本を読んだり、新しいことを学んでいる姿を見せることで、「勉強は大人になっても必要なもの」「知識を増やすことは楽しいこと」という意識が自然と育ちます。
例えば、リビングで親が読書をしたり、一緒にクイズやパズルを解いたりすることで、「勉強=強制されるもの」ではなく、「学ぶことが面白い」と感じられるようになることもあります。
また、「お母さんもこの漢字知らなかった」「一緒に考えてみよう」と、子供と同じ目線で学ぶことを楽しむと、勉強に対するハードルが下がりやすくなります。

5. できたことをしっかり褒める

子供が勉強に取り組んだときには、その内容に関わらず努力したことをしっかりと褒めることが大切です。
「ここが間違っている」「もっとやらなきゃ駄目だよ」などと指摘するのではなく、「今日はノートを開けたね!」「この問題、前よりもできるようになったね!」と、小さな成功を積み重ねることが重要です。
また、結果ではなくプロセスを評価することも大切です。テストの点数が良くなくても、「最後まで解こうとしたことが偉いね」「少しずつ進んでいるね」と努力の過程を認めることで、子供が前向きに勉強に取り組めるようになります。
勉強に対してポジティブな気持ちを持てるように、親がサポートすることが重要です。

6. 無理に勉強ばかりさせない

不登校の子供にとって、学習の遅れは気になるかもしれませんが、最も大切なのは「心の回復」です。
焦って勉強ばかりを押しつけると、子供はさらにプレッシャーを感じてしまい、余計に学習意欲が低下してしまうこともあります。
まずは、子供のペースを尊重し、「今は休む時間も必要だよ」「勉強は少しずつやれば大丈夫」と安心させることが大切です。
勉強だけにこだわらず、好きなことをする時間を作ることも大切です。音楽を聴いたり、運動をしたり、趣味に没頭したりすることで、心が落ち着き、自然と勉強に取り組む意欲が生まれることもあります。
また、無理に学校のペースに合わせようとせず、通信教育やフリースクール、家庭教師など、子供が自分に合った学習スタイルを選べるようにサポートすることも重要です。

まとめ

不登校になると、勉強の遅れや学習の継続に不安を感じることもあるかもしれません。
しかし、大切なのは「学校に行かなくても学ぶ方法はたくさんある」ということを知り、自分に合ったやり方で少しずつ進めていくことです。
不登校だからといって、未来の可能性が閉ざされるわけではありません。大切なのは、焦らず、自分のペースで一歩ずつ前に進むことです。
学校に行く・行かないに関わらず、「学び続けること」はいつでもできるということを忘れず、自分に合った方法で少しずつ取り組んでいきましょう。

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