家庭教師の料金の仕組みや相場は?
公開日:2024年2月2日
「家庭教師に興味はあるけど、料金はいくらくらい?」「家庭教師は高いイメージもあるし。。」といった、これから家庭教師を検討している方のために、家庭教師の料金相場や料金の仕組み、学年ごとの料金の違いなどをわかりやすく徹底解説します!
家庭教師の料金システム
家庭教師の料金システムは、大きく分けて2パターンあります。
- 時間あたりの料金のみが決まっている場合。
- 固定費 + 時間あたりの料金が決まっている場合。
この2パターンです。
1. は比較的、時間あたりの単価が高いことが多く、
2. は固定費がある分、時間あたりの単価が安いことが多いことが一般的です。
どちらのパターンでも、お子さんの学力やご家庭の状況やによってメリット・デメリットがありますので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 時間あたりの料金のみが決まっている場合
これは単純に、30分いくら、という金額が決まっていて、
[月謝 = 時間あたりの料金×月の指導時間数]で毎月の料金が決まる形となります。
月謝としてかかるのが、時間あたりの料金のみのため、単価は高額になりやすいと言えます。
メリット |
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単純に月で指導を受けた回数や時間数を足し上げた金額が月の料金となるので、月謝の計算がしやすく、料金システムが分かりやすいです。 |
デメリット |
時間・回数を2倍3倍と増やすと、単純に月謝も2倍3倍になってしまいます。また、月謝の他に定期的にテキスト代や諸費用がかかることが多く、トータルの料金が高額になりやすいデメリットがあります。 |
2. 固定費+時間あたりの料金が決まっている場合
こちらは、月の指導回数・時間に関わらず一定の「固定費」が決まっていて、そこに時間あたりの料金がプラスされていく形です。
[月謝 = 固定費+(時間あたりの料金×月の指導時間数)]という計算になります。
固定費がある分、時間あたりの単価は低額な設定になっていることが多いです。
メリット |
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回数・時間を増やしても固定費は変わらないため、回数・時間数を増やすほど時間単価がドンドン安くなっていきます。また、「固定費」の中に諸費用が全て含まれている場合が多く、トータルの料金が低額になりやすいメリットがあります。 |
デメリット |
回数・時間をいくら減らしても固定費は一定なため、少ない時間数で指導を受けようとすると時間単価が高額になりやすいです。 |
家庭教師の料金相場を学年別に比較!
1. 【小学生】の料金相場
小学生向けの家庭教師の料金相場は、1ヶ月あたり1.5万〜2.5万円程度です。学年が高学年になるにつれて月謝も上がっていくのが一般的で、回数・時間に関しては、週1〜2、45分〜60分程度が一般的です。
ただし、中学受験用の家庭教師となると金額は大きく跳ね上がり、1ヶ月あたり3万〜5万円程度が相場となります。
2.【中学生】の料金相場
中学生向けの家庭教師の料金相場は、小学生よりもやや高めで、1ヶ月あたり2万〜4万円程度となります。回数・時間は、週1〜3、60分〜90分程度が多いでしょう。中学生は学習範囲が広がり、難易度も上がるため、指導内容や希望する科目によっては、別途それに見合った料金設定が行われることもあります。
3.【高校生】の料金相場
高校生向けの家庭教師の料金相場は、1ヶ月あたり2.5万〜5万円程度が一般的です。回数・時間は、週2〜3、90分〜120分程度が適切でしょう。高校生は進学や受験に向けての本格的な学習が求められるため専門的な指導が必要となり、それが料金にも反映されていると言えます。また、大学受験の志望校や学部(医学部志望など)によって料金が変動することもあります。
4.【未就学児】の料金相場
未就学児向けの家庭教師は、学習内容が基本的なものであることが多いため、1ヶ月あたり1万〜1.8万円程度が一般的です。ただし、保護者の希望によっては、語学(英会話など)や、高度な学習スキルの向上を目指した指導(小学校受験など)が行われ、それに伴って料金が変動することもあります。
家庭教師の料金を種類別に徹底比較!
〜個人契約から家庭教師センターまで〜
学年別の料金相場は上記の通りです。では次に、家庭教師の種類による料金の違いを見ていきましょう!
個人契約の料金相場・仕組み
個人契約の家庭教師の場合は、冒頭で記載した2パターンの料金形態のうち、「1.時間あたりの料金のみが決まっている場合」であることがほとんどです。
個人契約のため、基本的には家庭教師とご家庭側の直接交渉で単価が決定されます。その料金相場は学年にもよりますが、1時間あたり2000円〜5000円といったところが一般的です。
メリット |
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入会金が無いことが多いので、家庭教師センターに頼むよりも初期費用の金額が安く抑えられます。また、管理費なども無いので月の費用も安く抑えられることもあります。 |
デメリット |
「教師の交代が出来ない」「相性の当たり外れが激しい」など、料金以外での心配事が多いデメリットがあります。家庭教師との契約締結、指導開始後のやり取りやトラブル処理などは、全て自分でやらなければいけないので、家庭教師センターに頼む場合に比べ、何かと手間がかかりやすいというデメリットもあります。 |
家庭教師センターの料金相場・仕組み
プロ家庭教師の場合
プロ家庭教師での指導をメインとしている会社の場合は、冒頭で記載した2パターンの料金形態のうち、「1.時間あたりの料金のみが決まっている場合」であることが多いです。
料金相場は学年にもよりますが、1時間あたり4000円〜8000円程度が一般的です。プロ家庭教師の場合、中学受験や難関大学受験など、高度な学習内容を対象としていることが多いです。
メリット |
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比較的指導経験が豊富な家庭教師が多い。専門分野(特定の学校や学部)に特化している家庭教師が多い。 |
デメリット |
単価が高いため、回数・時間を増やしづらい。また、大学を卒業している社会人の教師を全て「プロ家庭教師」と呼称している会社もあるため、注意が必要です。 |
大学生の家庭教師の場合
大学生の家庭教師の指導をメインとしている会社の場合は、冒頭で記載した2パターンの料金形態のうち、「2.固定費+時間あたりの料金が決まっている場合」である会社が多いです。
固定費の相場は、月に8000円〜15000円程度、1時間あたりの料金は1500円〜2000円程度が一般的です。
平均点が取れない子や勉強が苦手な子を対象にしている家庭教師センターが多いです。
メリット |
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時間単価が安いため、回数・時間を増やしやすい。生徒との年齢が近いため、比較的相性が合いやすい。 |
デメリット |
大学生の為、指導経験が少ない家庭教師が多い。 |
オンライン家庭教師の場合
オンライン指導をメインとしている家庭教師センターの場合は、冒頭で記載した2パターンの料金形態のうち、「1.時間あたりの料金のみが決まっている場合」「2.固定費+時間あたりの料金が決まっている場合」が半々くらいです。
対面指導に比べると比較的低額な料金設定になっていることが多く、月に1.4万〜2万円程度が相場となります。
オンライン指導に抵抗がない中学3年生や高校生など、年齢が上のお子さんを対象にしている家庭教師センターが多いです。
メリット |
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全国から家庭教師を選べるため、家庭教師が少ない過疎地でも教師条件にこだわることが出来る。 |
デメリット |
インターネットの扱いやオンライン指導に慣れていないと、対面指導と比べ勉強効率が落ちやすい。 |
家庭教師の料金はどうやって決まるのか?
ここまでで「生徒の学年」「契約形態」「家庭教師の種類別」に料金相場を見ていきましたが、次は、それ以外の要素で月謝や金額がどのように変わっていくのかを見ていきましょう!
指導回数・時間
この点は全ての家庭教師センターに関して言えることですが、指導を受ける回数・時間によって月の金額は当然変わっていきます。
回数・時間を多く希望される方や、後々増やす可能性が高い方に関しては、冒頭に記載した料金形態のうち、「2.固定費+時間あたりの料金が決まっている場合」を採用している家庭教師センターを選ぶことをおすすめします!
学年が上がったり、テストや受験が近づくなど、後になればなるほど、指導回数・時間を増やす機会は増えていきます。そのため、料金を確認する際には、後々回数・時間を増やした場合の計算方法や金額も併せて確認しておく必要があるでしょう。
講師の質
これは家庭教師センターによりますが、講師の質によって金額が変動する場合もあります。質というのは単純に教師の学歴のこともあれば、会社独自の基準(選抜試験や面接など)を設けていて、それにしたがって家庭教師を独自の基準でランク付けしている場合もあります。
しかし、家庭教師自身の学歴や学力=指導力、とはならないケースも多々あるため、注意が必要です。
生徒さんにとっての良し悪しとは関係無く、値段だけが高くなってしまうことが無いよう、あくまでお子さんとの相性も加味した上で、決定することが大切です。
地域
家庭教師センターによりますが、お住まいの地域によって料金が変わる場合もあります。その場合は総じて都市部が高くなる傾向があります。
また、時間単価だけでなく、講師の交通費に関しても地域によって上下する場合があります。
医学部志望や中学受験などの場合は高くなる
指導の中身によって料金が変わるケースも多くあります。特に医学部受験や中学受験など、学校の授業で通常習う内容とは別の内容を指導をしていく必要がある場合は、料金が上がる可能性が高いです。
小学生は〇〇円。高校生は〇〇円。などと料金が明記されている場合でも、指導内容によって表記とは異なる金額設定がされていないか、確認が必要となります。
料金を確認する時の注意点|家庭教師に必要な費用の内訳は?
1. 指導料|指導時間に対して支払う指導料金
指導料とは、一般的に、30分や1時間あたりにかかる時間単価のことを指します。
指導料は、特に後々回数・時間を増やす際に重要な金額となってくるので、必ず確認が必要です。学年が上がると、指導料が大きく上がる会社も多いので、そのあたりもしっかりと確認が必要でしょう。
2. 入会金・保証金|入会時に支払う料金
家庭教師センターに頼む場合、一般的に入会金がかかります。入会金は2万円程度のところが多く、それとは別に「保証金」という預託金を1〜2万円ほど徴収する会社もあります。これらはより良い家庭教師を選抜してもらううえで必要な金額とはなりますが、タイミングによってはキャンペーン等をやっている会社もあるので、確認してみましょう!
3. 教師の交通費|通勤にかかる費用
家庭教師の場合、自宅に講師が派遣されてくるため、交通費は必ずかかる金額の1つとなります。しかし、交通費の扱いは家庭教師センターによって異なることが多いため、確認が必要です。まずは「上限が決まっているかどうか?」次に、「その上限がいくらなのか?」という点です。
交通費は指導の度にかかる費用なので、月で計算すると意外と高額になるケースもあります。上限が決まっていない会社の場合には注意が必要でしょう。また、交通費の上限の相場は、往復で800円〜1000円程度です。
「交通費の上限が低い=在籍している家庭教師の人数が多い」とも言えますので、「交通費の上限が決められていて、かつその上限がなるべく低い会社」を選ぶと良いでしょう。
4. テキスト代|指導に使うためのテキスト代
塾の場合は、専用のテキストを使用していくケースがほとんどですが、家庭教師の場合は会社ごとに異なります。
まず専用のテキストが無い場合は、当然テキスト代はかかりませんが、何かしらを家庭側で準備する必要があるため、その実費はかかることになります。また専用のテキストが無い会社は、家庭教師個人ごとに指導内容や方針が異なってしまうケースも多く注意が必要です。
また、専用のテキストがある会社の場合は、基本的にテキスト代がかかりますので、その金額は確認が必要となります。いわゆる「固定費」の中にテキスト代も含まれていて、専用のテキストはあるが、月謝以外に別途テキスト代はかからない。というケースもあるので、そのあたりも会社ごとに確認が必要です。
5. 管理費|本部管理のための費用
呼び方は会社ごとに様々ですが、いわゆる毎月の「固定費」となる部分です。固定費が定額で設定されている会社の場合、指導料(時間単価)が低額な場合が多く、後々指導時間や回数を増やす可能性があるご家庭にはおすすめです!
固定費の相場は学年にもよりますが、月で8000円〜15000円程度となります。
6. 教師交代費用・指導キャンセル代・解約金
これは会社ごとに条件が異なりますので、必ず確認が必要です。
家庭教師は基本的に1対1での指導となるため、集団での指導に比べ、より講師との相性が重要となります。そのため、講師の交代が必要になることも多く、交代の度に費用が発生する会社は避けた方が良さそうです。
また、指導キャンセル代・解約金に関しては、かかる会社とかからない会社にハッキリと分かれますので、要確認となります。かかる場合は、いつまでのキャンセルに対していくらかかるのか?も併せて確認しておきましょう。
まとめ
ここまで、様々な角度から「家庭教師の料金」に関してお伝えしてきました。指導を長期的に継続していくためにも、家庭教師選びの際に「料金」について詳しく知ることは重要な要素の1つとなります。そのため、各ご家庭の状況に合った料金形態の会社を見つけていきましょう。
今始めた場合の指導料や月謝だけではなく、交通費やテキスト代、時間数を増やした場合の料金、学年が上がった際の料金など、後々にかかってくる料金も含め、トータルでの金額を計算・確認しておくことが、重要です。ご家庭の要望や予算にピッタリと合った家庭教師が見つかることを願っています!
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- 小学1年生~4年生:800円/1コマ
- 小学5年生~6年生:850円/1コマ
- 高校生:1000円/1コマ
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