ヤスコのコラム:元五輪選手や宇宙ステーション開発者を教員採用! これからは授業がもっと楽しくなる

公開日:2024年7月30日

パリオリンピック、皆さんは見ていますか?
あの類まれなる身体能力や決して諦めないメンタリティって、本当にすごいですよね。

そんな人たちが、ウチの子の部活の顧問だったら――
学校の教師になってくれたら――

はい。その夢、叶います!
しかも小中高校、すべての年代で!!

今、専門性の高い人たちが、教員免許がなくても教師になれる「特別免許」という制度に注目が集まっています。

たとえば京都ではフェンシングの元オリンピック日本代表が、高校で保健体育を教えたり、フェンシング部の顧問を務めたりしています。部員たちはめきめきと強くなり、国体女子団体で優勝を果たしたそうです。学校関係者によると、「高い目標に挑戦したり、困難を乗り越えた“教師”が身近にいることで、自分もやればできる!とがんばれる生徒が増えた」とのことです。

また別の学校では、JAXA(宇宙航空研究開発機構)で日本初の有人宇宙施設「きぼう」の開発をしていた研究者が、数学の授業を行っています。
机上の空論ではなく、数学という学問がロケットを飛ばすことなどに役立つと知れば、学習のヤル気もおのずと変わりそうです。

ほかにも音楽隊の指揮者が音楽科、調理師が家庭科、SEが情報の授業を担当するなど、さまざまな広い世界に子どもたちが触れられるようになってきました。

この「特別免許」という制度、もともとは教師不足を解消するための苦肉の策としてスタートしたようですが、先ほど挙げたような効果が大きく期待が高まっています。

でも実は……これまでなかなか成り手がいなかったんですよね。
なぜかというと「通常の教員免許」と同様の知識が求められ、ハードルが高かったから。しかし文科省は、今年の5月から運用方針を改定。教科全体を網羅する知識がなくても、特別免許を交付できるようにしました。

足りない部分は、採用後の研修を充実させるなどして補うそうです。
確かに、今の教員とまったく同じ知識を持っている必要はないかもしれませんし、ITを使った授業と平行すれば、もっと簡単に知識がカバーできそうです。

あなたのお子さんの学校にスペシャリストが来る日も――、もうすぐかも!

この記事を企画・執筆・監修した人

ミセスヤスコ

わたしは「ヤスコ」。わかりやすい、親しみやすいの「ヤスコ」って覚えてくださいね。スーパーの特売はとりあえずチェックする派。
わたしにも、みなさんと同じく子どもがいます。長男はゲームが大好きな中学生、下には、オシャレに目覚めたばかりの小学生高学年の娘ちゃん。
もちろん勉強なんて二の次。ということは、そう! みなさんと同じ「子どもの勉強が心配」な親の一人なんです。

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