京都府
入試の仕組み 超・早わかり
推薦入試
1 推薦入試とは?
「調査書(内申書)」の評価が主で、そのほかに面接や小論文、推薦書などで合否が決まる試験のことです。一般的には、試験当日に教科の筆記試験がないことが多いです。推薦入試は、一般入試よりも早い時期に行われるので、推薦が不合格でも一般入試で再挑戦ができるというメリットもあります。
- ※ 京都府では、府立高校の推薦入試は行なっていません。
2 推薦入試の種類
合格したら必ずその高校に入らなければならない「単願」が基本ですが、第一志望(公立)が合格したときにはそちらに入れる「併願」が可能なところもあります。そのほか推薦入試の種類には、スポーツに秀でた生徒が対象の「スポーツ推薦」、ある分野で優秀な成績を収めた生徒が対象の「一芸推薦」などもあります。
3 推薦入試を受けるには?
自分の中学校の先生に「推薦入試を受けたい」と相談して、先生が了解すれば受けることができます。ただし高校ごとに、内申の数値や出欠席の状況などの「推薦の基準」が違いますので、まずは先生などに確認してみましょう。
一般入試
1 一般入試とは?
試験当日に行われる「学科試験」の結果を主に、合否が決まります。(内申書の評価も選定には加わります)。公立校は5教科以内(英語・数学・国語・社会・理科)で、私立は3教科(英語・数学・国語)にプラスして、面接が行われることが多いです。
2 公立 一般入試の種類
前期選抜(主に2月中旬)
学力検査、報告書(調査書)、面接や作文(小論文)、学校により実技検査などの結果で合否が決まります。学力検査の項目は、共通学力検査(国語・数学・英語)と、学校が独自につくる学力検査などから合計5教科以内で行われます。受験できるのは、1つの高校の1つの学科・系統のみです。
中期選抜(主に3月上旬)
5教科(国語、社会、数学、理科、英語)の学力検査と、報告書(調査書)などの結果で合否が決まります。第2志望の学校まで受検ができます。
後期選抜(主に3月下旬)
前期選抜、特別選抜、中期選抜が行われた後、定員に大きく達していない場合に実施されることがあります。報告書(調査書)と、学力検査(国語・数学・英語)、面接の結果を総合的に判断し、合格者が決まります。
3 一般入試の優遇制度
- ※ 高校によって、ある場合とない場合があるので確認しましょう。
専願優遇措置
「合格したら必ずその学校に入学する」と約束して願書を出すと、入試の得点に加点されるなどの優遇措置がとられます。
併願優遇措置
「公立高校の第一志望に合格できなかった場合には、必ず入学する」と約束した場合に、入試の得点に加点されるなどの融通措置がとられます。
京都府の入試についての
詳しい情報
参照:京都市教育委員会「令和7年度 京都市立高等学校第1学年生徒募集定員等、京都府公立高等学校入学者選抜要項」
令和7年度 京都府 公立高校入試日程
1 前期選抜
出願受付期間 |
令和7年2月3日
(地域ごとに設定する会場において一括受付)
令和7年2月4日、5日
(志望する高校にて受付) ※ 音楽科は1月22日、23日 |
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試験実施日 | 令和7年2月17日、18日 ※ 音楽科は2月1日、2日 |
合格発表日 | 令和7年2月25日 |
2 中期選抜
出願受付期間 | 令和7年3月3日 (地域ごとに設定する会場において一括受付) 令和7年2月27日、3月4日 (第1志望第1順位(定時制においては第1志望)とする高校にて受付) |
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試験実施日 | 令和7年3月7日 |
合格発表日 | 令和7年3月18日 |
3 後期選抜
出願受付期間 | 令和7年3月19日、21日 (志望する高校にて受付) |
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試験実施日(学力検査・面接) | 令和7年3月25日 |
合格発表日 | 令和7年3月27日 |
令和6年度 京都府 公立高校調査書(内申書)
中学1年 | 中学2年 | 中学3年 | 計算方法 | ||||
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中学1年 | 65点 | 中学2年 | 65点 | 中学3年 | 65点 | 計算方法 | [中1の5科目の評定合計+中1の4科目の評定合計×2]+[中2の5科目の評定合計+中2の4科目の評定合計×2]+[中3の5科目の評定合計+中3の4科目の評定合計×2]= {(5×5)+(4×5×2)}+{(5×5)+(4×5×2)}+{(5×5)+(4×5×2)} = 195点満点 |
京都府の内申点換算方法は、
・中学1〜3年生の成績すべてが対象となる
・各学年の技能4科目の成績を2倍で計算する
が特徴となります。