小学4年生って
どんなことを習うの？？

いよいよ小学4年生。小学校生活も半分終わり、この時期から中学受験を視野に入れて塾に行き始めるお子さんも増えてきます。
中学受験用の塾に通うお子さんは、先取りでどんどん先の内容をやっているので、学校についていけないお子さんとの学力格差はより一層大きいものになります。
これまでに勉強でつまずいていたお子さんが一発逆転を狙うにはそろそろタイムリミットです。

小学4年生の算数では、
小数 × 整数・少数 ÷ 整数
垂直・平行と四角形
直方体と立方体
など、小学4年生で学ぶ内容は、図形の基礎や身近ではない抽象的な数の概念が理解できない、と苦戦してしまう内容が多いです。
ここでつまずくと小学校高学年〜中学に入ってからはもっと理解できなくなってしまいます。

また、小学4年生の国語では、
慣用句
接続詞
などを習います。今後つまずくことが多くなる長文問題も増えるため、特に読解力が必要となります。

理科、社会では、
天気と気温
電池のはたらき
都道府県や国の名前
などなど・・・。
小学4年生の勉強では覚えることが難しくなり、量も増えてきます。

読解力が定着させられるかで今後が左右される

小学4年生になると、国語ではこれまでの学年よりも「長く難しい文章」を扱うようになります。作者や主人公の心情を問う問題なども出題され、読解力が要求されるようになります。また算数では文章問題の割合が増えてきます。

この時期くらいから「文章問題が苦手！！」というお子さんや、文章理解・読解力を求める問題に手こずるお子さんが増え、「文章問題や長文を読む」ということに対して、漠然と苦手意識をもってしまうお子さんが増えます。
逆に、この時期に読解力を定着させておけば、小学校5～6年生や中学生に上がった後も難解な問題に抵抗なく挑戦することができます。
時間はかかったとしても、ゆっくり丁寧にかみ砕いて教えていくことで、文章を読み解く力が養われます。

また、小学4年生の算数では「分数」や「小数」など抽象的な概念が出てきます。身近ではない概念を学習した時に、思考が追い付かずに「意味がわからない！」とつまずいてしまうお子さんもいます。

小学4年生の時期は、ある程度自分で物事を考え判断する力が備わってきます。
そんな時期に理解ができない内容にぶつかると、面倒に感じてしまい「勉強はやりたくない」「勉強が嫌い」となってしまうお子さんもチラホラ・・・。その結果、「ゲーム」や「Youtube」など遊びや自分の好きなことばかりになってしまい、余計に勉強をしなくなってしまうお子さんが多いようです。
小学校の折り返し地点である4年生は「勉強に対する意識の方向付け」の時期です。「勉強嫌い・苦手意識」が植え付けられてしまうと、これからの長い期間で尾を引いてしまうことになりますので注意が必要です。
「わからない」と言うお子さんの目線に立ち、本人が苦手意識を持たないよう、褒めながら勉強を教えていくことがとても大切です。