小学5年生って
どんなことを習うの？？

いよいよ小学5年生。小学校生活も後半に差し掛かり、習う内容もより難しくなります。また、昔と比べて進度も早くなっているので、親御さんが中学の時に習っていた内容が、今では5年生で既に習っていたりします。
これまでは両親で勉強を見てきたのが、それも難しくなり、個別指導塾や家庭教師に任せるご家庭が増えてくる時期です。
小学5年生をどう過ごすかによって、中学校入学時に良いスタートが切れるかどうか？が決まるといっても過言ではありません！

小学5年生の算数では、
小数同士の掛け算・割り算
割合
円と多角形
など、煩雑な計算問題やイメージしにくい抽象的な問題など、複雑で難解な単元を習うので、一口に苦手といっても、「なぜ理解できないのか？」「何が原因で成績が良くないのか？」がわからなくなっているお子さんも多いです。

また、小学5年生の国語では、
敬語
古典（古文・漢文）
などを習います。今後つまずくことが多くなる長文問題も多く出るため、特に読解力が試されます。

また、小学5年生の国語では、
敬語
古典（古文・漢文）
などを習います。今後つまずくことが多くなる長文問題も増えるため、特に読解力が必要となります。

理科、社会では、
電磁石の性質
ふりこの動き
日本の国土の特色
などなど・・・

そして英語に関しては2020年度以降、小学5年生から必須科目になりました。

この改定により英語の授業時間が約3倍に増えました。小学5年生から本格的に始まる小学英語は、小学生の段階で約700単語を覚えることが求められます。
以前は中学3年間で覚えなければならない英単語が約1200語だったのに対し、現在は小学校の段階で既に700語を覚えなければいけないという厳しいカリキュラムとなっています。
つまり、以前の中学校で3年間かかっていた単語の半分以上を、今では小学生の間に覚えなければならないということです。

小学5年生の内容は直接中学に繋がるものが多い

小学5年生になると学習内容が極端に難しくなります。また、小学5年生からの内容は、中学校で習う学習内容に密接に繋がってきます。

小学5年生になると古典（古文・漢文）が初めて登場します。現代文とは全く異なる、独特で見慣れない文章に戸惑うお子さんが多いです。

算数に関しては中学の数学に繋がっていく内容が多いのも特徴です。小数・分数の計算や図形（円）、面積・体積などは、5年生以降も重要になる学習内容なので、今のうちからしっかり理解しておく必要があります。
その他、社会、理科、英語もより難しくなり、習う量が大幅に増えてきます。

新しい考え方が必要な学習内容を次々と習うので、「極端に苦手ではないけれど、ちょっと授業についていくのが大変になってきた」というお子さんが増え、苦手に感じる科目が1つ2つと出てきてしまいます。その「ちょっとした苦手」が積み重なり、今後「大きな苦手」へと膨れ上がってしまうので、この時期からは「勉強の習慣」をしっかり定着させていくことが大切です。
とは言え、親御さんが「勉強しなさい！」「宿題やったの？」と言うと、反抗期もあり反発されることも増えてきます。
その結果、「ゲーム」や「Youtube」など遊びや自分の好きなことばかりになってしまい、余計に勉強をしなくなってしまうお子さんが多いようです。

小学校の終盤である小学5年生は「勉強に対する意識付け」の期間です。この時期に「勉強嫌い・苦手意識」が定着してしまうと、これから先の長い期間で尾を引いてしまうことになります。
「わからない」と言うお子さんの目線に立ち、本人が苦手意識を持たないよう、褒めながら勉強を教えていくことがとても大切です。